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日本大学/2016年度/A

日本大学 2016年 数学 第5問解答・解説

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1問題

日本大学2016年度第5問

aa は正の定数とする。2つの曲線

{y=aex2⋯①y=2alog⁡ex⋯②\displaystyle \left\{\begin{array}{ll}y=\frac{a}{e}x^2&\cdots\text{①}\\y=2a\log_e x&\cdots\text{②}\end{array}\right.

を考える。ただし,ee は自然対数の底である。以下の問に答えなさい。

(1) 曲線①と曲線②はただ1つの点を共有し,かつその共通点において共通の接線 ll をもつことを示し,ll の方程式を求めなさい。

(2) (1) の ll,曲線①および yy 軸で囲まれた図形を yy 軸のまわりに1回転させてできる立体の体積を V1V_1,また,(1) の ll,曲線②および xx 軸で囲まれた図形を xx 軸のまわりに1回転させてできる立体の体積を V2V_2 とする。V1V_1 および V2V_2 を求めなさい。さらに V1=V2V_1=V_2 のときの aa の値を求めなさい。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) 共通点 (e,a),l: y=2aex−a;(2) V1=πea6,V2=πa2(8−29e6),V1=V2のとき a=e48−29e.\displaystyle \begin{aligned} &\text{(1) 共通点 }(\sqrt e,a),\quad l:\space{}y=\frac{2a}{\sqrt e}x-a;\\ &\text{(2) }V_1=\frac{\pi ea}{6},\quad V_2=\pi a^2\left(8-\frac{29\sqrt e}{6}\right),\\ &V_1=V_2\text{のとき }a=\frac{e}{48-29\sqrt e}. \end{aligned}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 交点のxx座標はaex2=2aln⁡x、すなわちF(x):=x2e−2ln⁡x=0(x>0).\displaystyle \frac{a}{e}x^2=2a\ln x\quad\text{、すなわち}\quad F(x):=\frac{x^2}{e}-2\ln x=0\qquad(x>0).a>0a>0なので割り算ができる。F′(x)=2(x2−e)ex\displaystyle F'(x)=\frac{2(x^2-e)}{ex}より、FFは0<x<e0<x<\sqrt eで減少し、x>ex>\sqrt eで増加する。またF(e)=1−1=0F(\sqrt e)=1-1=0。従ってF(x)≧0F(x)\ge0で等号はx=ex=\sqrt eのときだけであり、二曲線の共通点は(e,a)(\sqrt e,a)ただ一つである。二曲線の導関数は2ax/e2ax/e、2a/x2a/xで、x=ex=\sqrt eにおいてともに2a/e2a/\sqrt e。よって共通接線はl:y−a=2ae(x−e),y=2aex−a.\displaystyle l:\quad y-a=\frac{2a}{\sqrt e}(x-\sqrt e),\qquad y=\frac{2a}{\sqrt e}x-a.

(2) まずV1V_1を求める。yyで水平に切ると、−a≦y≦0-a\le y\le0では回転半径は00から直線ll上のx=e(y+a)2a\displaystyle x=\frac{\sqrt e(y+a)}{2a}までであり、0≦y≦a0\le y\le aでは内半径が曲線①上のx=eya\displaystyle x=\sqrt{\frac{ey}{a}}、外半径が直線上のx=e(y+a)2a\displaystyle x=\frac{\sqrt e(y+a)}{2a}である。内外の順序はe(y+a)24a2−eya=e(a−y)24a2≧0\displaystyle \frac{e(y+a)^2}{4a^2}-\frac{ey}{a}=\frac{e(a-y)^2}{4a^2}\ge0から分かる。従ってV1=π∫−a0e(y+a)24a2 dy+π∫0a{e(y+a)24a2−eya}dy=πea12+π(7ea12−ea2)=πea6.\displaystyle \begin{aligned}V_1&=\pi\int_{-a}^{0}\frac{e(y+a)^2}{4a^2}\,dy+\pi\int_0^a\left\{\frac{e(y+a)^2}{4a^2}-\frac{ey}{a}\right\}dy\\&=\frac{\pi ea}{12}+\pi\left(\frac{7ea}{12}-\frac{ea}{2}\right)=\frac{\pi ea}{6}.\end{aligned}

次にV2V_2を求める。直線llとxx軸の交点はx=e/2<1x=\sqrt e/2<1、曲線②とxx軸の交点はx=1x=1、二曲線の接点はx=ex=\sqrt eである。1≦x<e1\le x<\sqrt eではl−2aln⁡xl-2a\ln xの導関数が2a/e−2a/x<02a/\sqrt e-2a/x<0で、x=ex=\sqrt eで差が0だから直線は曲線②より上にある。よってV2=π∫e/21(2aex−a)2dx+π∫1e{(2aex−a)2−(2aln⁡x)2}dx.\displaystyle V_2=\pi\int_{\sqrt e/2}^{1}\left(\frac{2a}{\sqrt e}x-a\right)^2dx+\pi\int_1^{\sqrt e}\left\{\left(\frac{2a}{\sqrt e}x-a\right)^2-(2a\ln x)^2\right\}dx.u=x/eu=x/\sqrt eと置くと、直線はa(2u−1)a(2u-1)、曲線②はa(1+2ln⁡u)a(1+2\ln u)となる。従ってV2=πa2e{∫1/21(2u−1)2du−∫1/e1(1+2ln⁡u)2du}.\displaystyle V_2=\pi a^2\sqrt e\left\{\int_{1/2}^{1}(2u-1)^2du-\int_{1/\sqrt e}^{1}(1+2\ln u)^2du\right\}.第一の積分は1/61/6。第二の積分ではddu[u{5−4ln⁡u+4(ln⁡u)2}]=(1+2ln⁡u)2\displaystyle \frac{d}{du}\left[u\{5-4\ln u+4(\ln u)^2\}\right]=(1+2\ln u)^2を用いて5−8/e5-8/\sqrt eを得る。従ってV2=πa2e(16−5+8e)=πa2(8−29e6).\displaystyle V_2=\pi a^2\sqrt e\left(\frac16-5+\frac8{\sqrt e}\right)=\pi a^2\left(8-\frac{29\sqrt e}{6}\right).V1=V2V_1=V_2、a>0a>0よりe6=a(8−29e6),a=e48−29e.\displaystyle \frac{e}{6}=a\left(8-\frac{29\sqrt e}{6}\right),\qquad a=\frac{e}{48-29\sqrt e}.

この問題で使う考え方

  • 対数とその性質
  • 指数・対数関数の微分
  • 曲線の接線
  • 三角・指数・対数関数等の積分
  • 定積分による体積

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