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杏林大学/2024年度/一般選抜

杏林大学 2024年 数学 第II問解答・解説

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1問題

杏林大学2024年度第II問

セ\boxed{\text{セ}}の解答は該当する解答群の中から最も適当なものを一つ選べ。実数xxの関数f(x)=12ex+12e−x−1\displaystyle f(x)=\frac{1}{2}e^x+\frac{1}{2}e^{-x}-1に対し、座標平面上のy=f(x)y=f(x)のグラフをCCとする。また、実数の媒介変数ssを用いて次式で表される座標平面上の曲線をΓ\Gammaとする。x=s−1+2e2s+1,y=2ese2s+1−1.\displaystyle x=s-1+\frac{2}{e^{2s}+1},\qquad y=\frac{2e^s}{e^{2s}+1}-1.ただし、eeは自然対数の底である。

(a)  s=log⁡e3s=\log_e 3としたときの曲線Γ\Gamma上の点をPPとする。点PPの座標は(アイウ+log⁡e3,−エオ)\displaystyle \left(\frac{\boxed{\text{アイ}}}{\boxed{\text{ウ}}}+\log_e 3,-\frac{\boxed{\text{エ}}}{\boxed{\text{オ}}}\right)であり、この点における曲線Γ\Gammaの法線ℓ\ellの方程式はy=カキ(x−log⁡e3)+クケ\displaystyle y=\frac{\boxed{\text{カ}}}{\boxed{\text{キ}}}(x-\log_e 3)+\frac{\boxed{\text{ク}}}{\boxed{\text{ケ}}}とかける。

(b)  xx座標がlog⁡e3\log_e 3であるCC上の点をQQとする。点QQのyy座標はコサ\displaystyle \frac{\boxed{\text{コ}}}{\boxed{\text{サ}}}であり、f′(log⁡e3)=シス\displaystyle f'(\log_e 3)=\frac{\boxed{\text{シ}}}{\boxed{\text{ス}}}が成り立つ。直線ℓ\ellは、点QQにおける曲線CCのセ\boxed{\text{セ}}である。

セの解答群

① 法線  ② 接線  ③ 接線とπ6\displaystyle \frac{\pi}{6}の角度で交わる直線

④ 接線とπ4\displaystyle \frac{\pi}{4}の角度で交わる直線  ⑤ 接線とπ3\displaystyle \frac{\pi}{3}の角度で交わる直線。

(c)  原点OOと点QQを結ぶ曲線CCの長さをddとすると、d=ソタ\displaystyle d=\frac{\boxed{\text{ソ}}}{\boxed{\text{タ}}}であり、dPQ=チ\displaystyle \frac{d}{\mathrm{PQ}}=\boxed{\text{チ}}が成り立つ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (a)P=(log⁡e3−45,−25),ℓ: y=43(x−log⁡e3)+23;(b)Q=(log⁡e3,23),f′(log⁡e3)=43,ℓ\displaystyle (a)\quad P=\left(\log_e3-\frac45,-\frac25\right),\quad \ell:\space{}y=\frac43(x-\log_e3)+\frac23;\qquad (b)\quad Q=\left(\log_e3,\frac23\right),\quad f\prime(\log_e3)=\frac43,\quad \ell は接線;(c)d=43,dPQ=1.\displaystyle ;\qquad (c)\quad d=\frac43,\quad \frac{d}{PQ}=1.
    空欄:ア=負号,イ=4,ウ=5,エ=2,オ=5,カ=4,キ=3,ク=2,ケ=3,コ=2,サ=3,シ=4,ス=3,セ=②,ソ=4,タ=3,チ=1。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(a) 曲線 Γ\Gamma の媒介変数表示を微分すると dxds=1−4e2s(e2s+1)2,dyds=2es(1−e2s)(e2s+1)2\displaystyle \frac{dx}{ds}=1-\frac{4e^{2s}}{(e^{2s}+1)^2},\qquad \frac{dy}{ds}=\frac{2e^s(1-e^{2s})}{(e^{2s}+1)^2} を得る。s=log⁡e3s=\log_e3 では es=3e^s=3 だから P=(log⁡e3−1+210,610−1)=(log⁡e3−45,−25),\displaystyle P=\left(\log_e3-1+\frac{2}{10},\frac{6}{10}-1\right) =\left(\log_e3-\frac45,-\frac25\right), また dxds∣s=log⁡e3=1625,dyds∣s=log⁡e3=−1225.\displaystyle \left.\frac{dx}{ds}\right|_{s=\log_e3}=\frac{16}{25},\qquad \left.\frac{dy}{ds}\right|_{s=\log_e3}=-\frac{12}{25}. したがって Γ\Gamma の接線の傾きは −3/4-3/4 であり、法線の傾きは 4/34/3 である。点 PP を通る法線は y+25=43(x−log⁡e3+45),∴y=43(x−log⁡e3)+23.\displaystyle y+\frac25=\frac43\left(x-\log_e3+\frac45\right),\qquad \therefore\quad y=\frac43(x-\log_e3)+\frac23.

(b) x=log⁡e3x=\log_e3 において f(log⁡e3)=32+16−1=23,f′(x)=12(ex−e−x),f′(log⁡e3)=12(3−13)=43.\displaystyle f(\log_e3)=\frac32+\frac16-1=\frac23,\qquad f'(x)=\frac12(e^x-e^{-x}),\qquad f'(\log_e3)=\frac12\left(3-\frac13\right)=\frac43. よって Q=(log⁡e3,2/3)Q=(\log_e3,2/3) であり、点 QQ における CC の接線の傾きは 4/34/3 である。(a) の法線 ℓ\ell も傾き 4/34/3 で点 QQ を通るから、ℓ\ell はこの接線である。

(c) f(0)=0f(0)=0 なので、弧 OQOQ の長さは d=∫0log⁡e31+{f′(x)}2 dx=∫0log⁡e31+sinh⁡2x dx=∫0log⁡e3cosh⁡x dx=sinh⁡(log⁡e3)=43.\displaystyle d=\int_0^{\log_e3}\sqrt{1+\{f'(x)\}^2}\,dx =\int_0^{\log_e3}\sqrt{1+\sinh^2x}\,dx =\int_0^{\log_e3}\cosh x\,dx =\sinh(\log_e3)=\frac43. ここで cosh⁡x>0\cosh x>0 を用いた。一方、 PQ→=(45,23+25)=(45,1615)\displaystyle \overrightarrow{PQ}=\left(\frac45,\frac23+\frac25\right) =\left(\frac45,\frac{16}{15}\right) より PQ=(45)2+(1615)2=400225=43.\displaystyle PQ=\sqrt{\left(\frac45\right)^2+\left(\frac{16}{15}\right)^2} =\sqrt{\frac{400}{225}}=\frac43. したがって d/PQ=1d/PQ=1 である。

この問題で使う考え方

  • 指数・対数関数の微分
  • 曲線の長さ
  • 三角・指数・対数関数等の積分

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