杏林大学/2024年度/一般選抜
杏林大学 2024年 数学 第III問解答・解説
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1問題
との解答は該当する解答群の中から最も適当なものをそれぞれ一つずつ選べ。原点をとする複素数平面上に2点がある。ただし、を虚数単位としてであり、はに共役な複素数を表し、複素数の偏角の範囲はとする。
(a) の実部を、虚部をとすると、が成り立つ。また、2点を通る直線に関して点と対称な点についてが成り立ち、を満たす。
(b) 自然数に対してが純虚数となる最小のはである。また、を満たす最小のはである。
(c) 2点を通る直線に関して点と対称な点を表す複素数をと表記する。自然数について、次の式で表される複素数平面上の点列を考える。点列は複素数平面内で実軸との角度で交わる直線上に存在する。また、であり、の極形式を考えると任意の自然数に対してと表せるので、点列は次式を満たす。自然数に対し、は、公比の等比数列(ただしはの実部)をなし、となる。以上から、とわかる。
チの解答群
① ② ③ ④ ⑤
⑥ ⑦ ⑧ ⑨ ⓪ 。
ツの解答群
① ② ③ ④
⑤ ⑥ ⑦ ⑧ 。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
公比
空欄:ア=6,イ=2,ウ=8,エ=1,オ=2,カキ=12,ク=1,ケ=2,コ=3,サ=2,シ=6,スセ=11,ソ=6,タ=2,チ=⑥,ツ=⑤,テト=−2,ナ=1,ニ=0,又=4,ネ=1,ノ=2。数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
3解答
解答を見る途中式つきの解答
(a) 極形式で表すと よって の実部と虚部は また , である。
直線 の方向角は だから、その直線に関する対称移動は複素数 を に移す。したがって さらに ゆえに
(b) であるから、 が純虚数となる条件は (整数 )である。最小の自然数は 。また で、 より条件を満たす最小の は である。
(c) 直線 の方向角は なので、これに関する対称点は である。 とおくと、対称点に対応する回転後の複素数は であり、漸化式は となる。 および を用いて実部・虚部を比較すると 初項は だから また は と の間にあるので、全ての で である。各増分は 従って全ての は方向角 の同じ直線上にあり、その直線と実軸との角は である。さらに , だから、 である。したがって , すなわち である。よって反射点の偏角は となり、
反射の式を漸化式に代入すると ここで を用いた。また なので、 は公比 の等比数列であり、その極限は である。
より 。一方、 は増加し、 従って は正の実数 に収束し、
この問題で使う考え方
- 複素数の四則演算
- 複素数平面
- 複素数の極形式
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