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名古屋市立大学/2026年度/前期

名古屋市立大学 2026年 数学 第1問解答・解説

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1問題

名古屋市立大学2026年度第1問

4点 O(0,0,0),A(2,1,4),B(3,0,1),C(1,2,1)O(0,0,0),A(2,1,4),B(3,0,1),C(1,2,1) を頂点とする四面体 OABCOABC を考える。以下の問いに答えよ。

(1) 3点 O,B,CO,B,C が定める平面に、点 AA から垂線 AHAH をおろす。点 HH の座標を求めよ。

(2) 三角形 OBCOBC の面積と四面体 OABCOABC の体積を求めよ。

(3) 4点 O,A,B,CO,A,B,C を通る球面の方程式を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

空間ベクトルの成分と内積で平面の法線、垂線の足、底面の高さを求める。底面積と高さから四面体の体積を計算する。空間座標の距離式から球面の式を導き、4頂点の座標を代入して係数を決定する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) H(3111,2011,1711)\displaystyle (1)\space{}H\left(\frac{31}{11},\frac{20}{11},\frac{17}{11}\right)
    (2) 11, 3(2)\space{}\sqrt{11},\space{}3
    (3) x2+y2+z2−179x+19y−133z=0\displaystyle (3)\space{}x^2+y^2+z^2-\frac{17}{9}x+\frac{1}{9}y-\frac{13}{3}z=0

4解答

解答を見る途中式つきの解答

4点の位置ベクトルを用いて順に求める。

(1) 平面OBCの法線ベクトルをn=(p,q,r)\boldsymbol{n}=(p,q,r)とする。n⋅OB→=0\boldsymbol{n}\cdot\overrightarrow{OB}=0、n⋅OC→=0\boldsymbol{n}\cdot\overrightarrow{OC}=0より3p+r=03p+r=0、p+2q+r=0p+2q+r=0である。p=1p=1とおけばq=1,r=−3q=1, r=-3となるから、法線ベクトルとしてn=(1,1,−3)\boldsymbol{n}=(1,1,-3)をとれる。平面OBCは原点を通るので、その方程式はx+y−3z=0x+y-3z=0である。垂線AHはこの法線方向に平行であるから、H=A+tn=(2+t,1+t,4−3t)H=A+t\boldsymbol{n}=(2+t,1+t,4-3t)とおける。Hが平面上にある条件を用いると(2+t)+(1+t)−3(4−3t)=0(2+t)+(1+t)-3(4-3t)=0、すなわち11t−9=011t-9=0よりt=911\displaystyle t=\frac{9}{11}である。したがってH=(3111,2011,1711)\displaystyle H=\left(\frac{31}{11},\frac{20}{11},\frac{17}{11}\right)となる。実際、HHはx+y−3z=0x+y-3z=0を満たし、AH→=911(1,1,−3)\displaystyle \overrightarrow{AH}=\frac{9}{11}(1,1,-3)は平面OBCの法線方向なので、求める垂線の足である。

(2) OB→=(3,0,1)\overrightarrow{OB}=(3,0,1)、OC→=(1,2,1)\overrightarrow{OC}=(1,2,1)より∣OB∣=10|OB|=\sqrt{10}、∣OC∣=6|OC|=\sqrt{6}、OB→⋅OC→=4\overrightarrow{OB}\cdot\overrightarrow{OC}=4である。OCOCのOBOB方向への正射影の長さは410\displaystyle \frac{4}{\sqrt{10}}である。よって、Cから直線OBまでの距離の二乗は6−(410)2=225\displaystyle 6-\left(\frac{4}{\sqrt{10}}\right)^2=\frac{22}{5}であり、この距離は225\displaystyle \sqrt{\frac{22}{5}}である。したがって△OBC\triangle OBCの面積は1210225=11\displaystyle \frac12\sqrt{10}\sqrt{\frac{22}{5}}=\sqrt{11}である。

AHの長さは∣911(1,1,−3)∣=91111=911\displaystyle \left|\frac{9}{11}(1,1,-3)\right|=\frac{9}{11}\sqrt{11}=\frac{9}{\sqrt{11}}である。これを底面OBCに対する高さとすると、四面体の体積は13⋅11⋅911=3\displaystyle \frac13\cdot\sqrt{11}\cdot\frac{9}{\sqrt{11}}=3となる。

(3) 球の中心をS(a,b,c)S(a,b,c)、半径をR>0R>0とする。空間座標の距離式より、球面上の点P(x,y,z)P(x,y,z)は(x−a)2+(y−b)2+(z−c)2=R2(x-a)^2+(y-b)^2+(z-c)^2=R^2を満たす。O(0,0,0)O(0,0,0)も球面上にあるのでR2=a2+b2+c2R^2=a^2+b^2+c^2である。左辺を展開し、u=−2a, v=−2b, w=−2cu=-2a,\ v=-2b,\ w=-2cとおくと、球面の式はx2+y2+z2+ux+vy+wz=0x^2+y^2+z^2+ux+vy+wz=0となる。B、C、Aを代入して、10+3u+w=0,6+u+2v+w=0,21+2u+v+4w=010+3u+w=0,\qquad 6+u+2v+w=0,\qquad 21+2u+v+4w=0を得る。第1式からw=−10−3uw=-10-3u、第2式からv=u+2v=u+2であり、これらを第3式に代入すると−9u−17=0-9u-17=0となる。よってu=−179,v=19,w=−133\displaystyle u=-\frac{17}{9}, v=\frac{1}{9}, w=-\frac{13}{3}である。求める方程式はx2+y2+z2−179x+19y−133z=0\displaystyle x^2+y^2+z^2-\frac{17}{9}x+\frac{1}{9}y-\frac{13}{3}z=0である。

代入して確かめると、Bでは10−173−133=0\displaystyle 10-\frac{17}{3}-\frac{13}{3}=0、Cでは6−179+29−133=0\displaystyle 6-\frac{17}{9}+\frac{2}{9}-\frac{13}{3}=0、Aでは21−349+19−523=0\displaystyle 21-\frac{34}{9}+\frac{1}{9}-\frac{52}{3}=0となり、Oでは定数項が0なので、4点すべてを通る。また、中心はS(1718,−118,136)\displaystyle S\left(\frac{17}{18},-\frac{1}{18},\frac{13}{6}\right)であり、R2=1811324>0\displaystyle R^2=\frac{1811}{324}>0なので、得られた式は実際に球面を表す。係数を決める連立方程式の解が一意であるため、この球面は一意である。

この問題で使う考え方

  • 空間図形の計量
  • 空間図形の性質
  • ベクトルの成分表示
  • ベクトルの内積
  • 位置ベクトル
  • 空間座標と空間ベクトル
  • ベクトルによる図形の考察

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