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大分大学/2024年度/前期

大分大学 2024年 数学 第3問解答・解説

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1問題

大分大学2024年度第3問

xyxy 平面の曲線 C:x=3cos⁡3θ,y=3sin⁡3θ(0<θ<π2)\displaystyle C:\quad x=3\cos^3\theta,\quad y=3\sin^3\theta\quad\left(0<\theta<\frac{\pi}{2}\right) 上の点 PP における接線と,xx 軸,yy 軸との交点をそれぞれ Q,RQ,R とする。

(1) 点 PP の座標を (3cos⁡3θ,3sin⁡3θ)(3\cos^3\theta,3\sin^3\theta) とするとき,2点 Q,RQ,R の座標を θ\theta を用いてそれぞれ表しなさい。

(2) 点 PP が CC 上を動くとき,線分 QRQR を 1:21:2 に内分する点 SS の軌跡を求め,図示しなさい。

(3) (2)で得られた軌跡と xx 軸,yy 軸で囲まれた図形を,yy 軸のまわりに1回転してできる回転体の体積を求めなさい。

(4) 曲線 CC の π6≦θ≦π4\displaystyle \frac{\pi}{6}\leq\theta\leq\frac{\pi}{4} に対応する部分の長さを求めなさい。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

曲線を媒介変数で微分して接線を求め、内分点の軌跡・回転体・曲線長をそれぞれ高校範囲の座標、積分で扱う。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)  Q=(3cos⁡θ,0),  R=(0,3sin⁡θ)/(1)\;Q=(3\cos\theta,0),\;R=(0,3\sin\theta)\quad /
    (2)  x24+y2=1  (x>0, y>0)/\displaystyle (2)\;\frac{x^2}{4}+y^2=1\;(x>0,\,y>0)\quad /
    (3)  8π3/\displaystyle (3)\;\frac{8\pi}{3}\quad /
    (4)  98\displaystyle (4)\;\frac{9}{8}

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 0<θ<π/20<\theta<\pi/2 なので sin⁡θ,cos⁡θ>0\sin\theta,\cos\theta>0 であり、媒介変数表示を微分すると dxdθ=−9cos⁡2θsin⁡θ,dydθ=9sin⁡2θcos⁡θ.\displaystyle \frac{dx}{d\theta}=-9\cos^2\theta\sin\theta,\qquad \frac{dy}{d\theta}=9\sin^2\theta\cos\theta. したがって点 P=(3cos⁡3θ,3sin⁡3θ)P=(3\cos^3\theta,3\sin^3\theta) における接線の傾きは dydx=dy/dθdx/dθ=−tan⁡θ\displaystyle \frac{dy}{dx}=\frac{dy/d\theta}{dx/d\theta}=-\tan\theta である。接線の式を整理すると y−3sin⁡3θ=−tan⁡θ(x−3cos⁡3θ)であるための必要十分条件はsin⁡θ x+cos⁡θ y=3sin⁡θcos⁡θ.y-3\sin^3\theta=-\tan\theta(x-3\cos^3\theta) \quad\text{であるための必要十分条件は}\quad \sin\theta\,x+\cos\theta\,y=3\sin\theta\cos\theta. よって、軸との交点は Q=(3cos⁡θ,0)Q=(3\cos\theta,0)、R=(0,3sin⁡θ)R=(0,3\sin\theta) である。

(2) QS:SR=1:2QS:SR=1:2 だから、内分点の公式より S=2Q+R3=(2cos⁡θ,sin⁡θ).\displaystyle S=\frac{2Q+R}{3}=(2\cos\theta,\sin\theta). ゆえに x=2cos⁡θ>0x=2\cos\theta>0、y=sin⁡θ>0y=\sin\theta>0 で、 x24+y2=cos⁡2θ+sin⁡2θ=1.\displaystyle \frac{x^2}{4}+y^2=\cos^2\theta+\sin^2\theta=1. 逆に x>0,y>0x>0,y>0 かつ x2/4+y2=1x^2/4+y^2=1 ならば x/2,yx/2,y はともに正で、(x/2)2+y2=1(x/2)^2+y^2=1 を満たすから、ある 0<θ<π/20<\theta<\pi/2 に対して x/2=cos⁡θ, y=sin⁡θx/2=\cos\theta,\ y=\sin\theta と表せる。したがって軌跡は楕円 x2/4+y2=1x^2/4+y^2=1 の第1象限の部分(端点 (2,0),(0,1)(2,0),(0,1) を除く)である。

(3) この弧と両座標軸で囲まれる図形を yy 軸のまわりに回転する。高さ yy における円板の半径は、0≦y≦10\le y\le1 で x=21−y2x=2\sqrt{1-y^2} である。よって体積は円板の体積の積分により V=π∫01(21−y2)2 dy=4π[y−y33]01=8π3.\displaystyle V=\pi\int_0^1\left(2\sqrt{1-y^2}\right)^2\,dy =4\pi\left[y-\frac{y^3}{3}\right]_0^1=\frac{8\pi}{3}.

(4) 曲線の速さは (dxdθ)2+(dydθ)2=9sin⁡θcos⁡θ\displaystyle \sqrt{\left(\frac{dx}{d\theta}\right)^2+\left(\frac{dy}{d\theta}\right)^2} =9\sin\theta\cos\theta である(区間内では両因子が正)。したがって求める長さは ∫π/6π/49sin⁡θcos⁡θ dθ=92[sin⁡2θ]π/6π/4=92(12−14)=98.\displaystyle \int_{\pi/6}^{\pi/4}9\sin\theta\cos\theta\,d\theta =\frac{9}{2}\left[\sin^2\theta\right]_{\pi/6}^{\pi/4} =\frac{9}{2}\left(\frac12-\frac14\right)=\frac98.

この問題で使う考え方

  • 内分・外分点
  • 曲線の長さ
  • 曲線の接線
  • 三角関数の微分
  • 定積分による体積
  • 曲線の媒介変数表示

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