以下 a=α/2 と略記する。
問1
定義を代入し、加法定理を用いると f(t)sina+g(t)cosa=2costsina+cos2tsina+2sintcosa−sin2tcosa=2sin(t+a)+sin(a−2t)=2sin(t+2α)−sin(2t−2α). よって示された。
問2
問1の右辺を F(t)=2sin(t+2α)−sin(2t−2α) とおくと、F(α)=sin(3α/2) である。また和積の公式から sin(2t−2α)+sin23α=2sin(t+2α)cos(t−α). したがって F(t)−F(α)=2sin(t+2α){1−cos(t−α)}=4(sin2t−α)2sin(t+2α). 問1を t=α に適用すると F(α)=f(α)sin(α/2)+g(α)cos(α/2) なので、左辺 F(t)−F(α) は問2の左辺そのものである。よって求める等式が成り立つ。
問3
媒介変数表示を微分すると f′(t)g′(t)=−2sint−2sin2t=−4sin23tcos2t,=2cost−2cos2t=4sin23tsin2t. 0<α<2π/3 より sin(3α/2)>0、cos(α/2)>0 であるから f′(α)=0。したがって接線の傾きは f′(α)g′(α)=−tan2α. −π/3<−α/2<0 なので −α/2 は指定された θ の範囲内にある。ゆえに θ=−2α.
問4
接線の方向ベクトルは (f′(α),g′(α))=4sin23α(−cos2α, sin2α) である。よってこの接線の方程式は (x−f(α))sin2α+(y−g(α))cos2α=0. 問2より、この直線上にある曲線上の点 (f(t),g(t)) は 4(sin2t−α)2sin(t+2α)=0 を満たす。点 (f(t),g(t)) が C1 または C2 上にある場合は 0<t−α<2π であり、t−α は 2π の倍数ではない。したがって sin(t+2α)=0.
2π/3<t<4π/3 なら 2π/3<t+α/2<5π/3 であり、正弦が0となるのは t+α/2=π のときだけである。よって t1=π−2α が P1 の媒介変数である。同様に 4π/3<t<2π なら 4π/3<t+α/2<7π/3 であり、正弦が0となるのは t+α/2=2π のときだけなので、 t2=2π−2α=t1+π が P2 の媒介変数である。ここで t1,t2 は、それぞれ定められた C1,C2 の区間内にある。
任意の t について f(t+π)−f(t)=−4cost,g(t+π)−g(t)=−4sint. ゆえに P1P2=(f(t1+π)−f(t1))2+(g(t1+π)−g(t1))2=4cos2t1+sin2t1=4. したがって線分 P1P2 の長さは α によらず、常に 4 である。
最終答案
問3 θ=−2α,問4 P1P2=4. 問1、問2の恒等式はそれぞれ上記の加法定理および和積の公式で得られる。
使用した解法
三角関数の加法定理・和積の公式、媒介変数表示の微分、接線の方向ベクトルと直線方程式、各パラメータ区間での正弦の零点判定を用いた。