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琉球大学/2021年度/前期

琉球大学 2021年 数学 第3問解答・解説

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1問題

琉球大学2021年度第3問

xyxy 平面上で、極方程式 r=11+cos⁡θ\displaystyle r=\frac{1}{1+\cos\theta} により与えられる曲線 CC を考える。次の問いに答えよ。(50点)

問1 曲線 CC の概形を図示せよ。

問2 0<θ<π2\displaystyle 0<\theta<\frac{\pi}{2} とし、曲線 CC 上の、極座標が (r,θ)(r,\theta) である点 PP を考える。点 PP における曲線 CC の接線の傾きは −1+cos⁡θsin⁡θ\displaystyle -\frac{1+\cos\theta}{\sin\theta} であることを示せ。

問3 問2の点 PP から yy 軸におろした垂線と yy 軸との交点を HH、原点を OO とする。∠OPH\angle OPH の二等分線と、点 PP における曲線 CC の接線は直交することを示せ。

(解答は次のページの解答欄に記入すること)

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

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  • (1) C: x=1−y22 \displaystyle \space{}C:\space{}x=\frac{1-y^2}{2}\space{} (頂点 (12,0)\displaystyle (\frac12,0)、焦点 O、準線 x=1x=1 の左向きの放物線)。\quad (2) −1+cos⁡θsin⁡θ\displaystyle \space{}-\frac{1+\cos\theta}{\sin\theta}。\quad (3) 二等分線の傾きは sin⁡θ1+cos⁡θ\displaystyle \frac{\sin\theta}{1+\cos\theta} であり、接線と直交する。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

極座標の点を直交座標で (x,y)(x,y) とすると、r=x2+y2r=\sqrt{x^2+y^2} および x=rcos⁡θx=r\cos\theta である。したがって r=11+cos⁡θすなわちr+x=1すなわちr=1−x.\displaystyle r=\frac{1}{1+\cos\theta}\quad\text{すなわち}\quad r+x=1\quad\text{すなわち}\quad r=1-x. 両辺を平方すると x2+y2=(1−x)2,∴y2=1−2x,x=1−y22.\displaystyle x^2+y^2=(1-x)^2,\qquad\therefore\quad y^2=1-2x,\quad x=\frac{1-y^2}{2}. 逆に、この式を満たす点では x≦12\displaystyle x\leq \frac12 であり、 r=(1−y22)2+y2=1+y22=1−x\displaystyle r=\sqrt{\left(\frac{1-y^2}{2}\right)^2+y^2}=\frac{1+y^2}{2}=1-x となるので、もとの極方程式も満たす。よって曲線はこの放物線全体である。頂点は (12,0)\displaystyle (\frac12,0)、軸は xx 軸、開く向きは左であり、yy 軸との交点は (0,1),(0,−1)(0,1),(0,-1) である。また r=1−xr=1-x は焦点が OO、準線が x=1x=1 であることを表す。

表題C: x=(1−y²)/2の座標図で、青い放物線C: y²=1−2xが左に開いている。原点に黒い×印で焦点Oを示し、x=1に灰色の縦破線で準線を引いて「準線x=1」と記している。頂点の赤い点に引出線を付けて「頂点V(1/2, 0)」と表示し、y軸との交点の緑の点を(0,1)、(0,−1)と記している。軸はx、yで、横軸の目盛は−5から2まで、縦軸は−3から3まで1刻み、下の凡例はC: y²=1−2x、準線x=1、焦点Oである。

問2では x=rcos⁡θ=cos⁡θ1+cos⁡θ,y=rsin⁡θ=sin⁡θ1+cos⁡θ.\displaystyle x=r\cos\theta=\frac{\cos\theta}{1+\cos\theta},\qquad y=r\sin\theta=\frac{\sin\theta}{1+\cos\theta}. これらを θ\theta で微分すると dxdθ=−sin⁡θ(1+cos⁡θ)2,dydθ=11+cos⁡θ.\displaystyle \frac{dx}{d\theta}=-\frac{\sin\theta}{(1+\cos\theta)^2},\qquad \frac{dy}{d\theta}=\frac{1}{1+\cos\theta}. 0<θ<π2\displaystyle 0<\theta<\frac{\pi}{2} なので dxdθ≠0\displaystyle \frac{dx}{d\theta}\ne0 であり、接線の傾きは dydx=dy/dθdx/dθ=−1+cos⁡θsin⁡θ.\displaystyle \frac{dy}{dx}=\frac{dy/d\theta}{dx/d\theta} =-\frac{1+\cos\theta}{\sin\theta}.

問3で P=(x,y)P=(x,y) とおけば x>0, y>0x>0,\ y>0 で、H=(0,y)H=(0,y) である。半直線 PHPH の方向角は π\pi、半直線 POPO の方向角は π+θ\pi+\theta だから、∠OPH=θ\angle OPH=\theta である。したがって内部角二等分線の方向角は π+θ2\displaystyle \pi+\frac{\theta}{2} で、その傾きは tan⁡(π+θ2)=tan⁡θ2=sin⁡θ1+cos⁡θ.\displaystyle \tan\left(\pi+\frac{\theta}{2}\right) =\tan\frac{\theta}{2} =\frac{\sin\theta}{1+\cos\theta}. 問2の接線の傾きとの積は sin⁡θ1+cos⁡θ(−1+cos⁡θsin⁡θ)=−1.\displaystyle \frac{\sin\theta}{1+\cos\theta}\left(-\frac{1+\cos\theta}{\sin\theta}\right)=-1. よって、内部角二等分線と接線は直交する。

この問題で使う考え方

  • 極座標と極方程式
  • 放物線
  • 曲線の媒介変数表示
  • 商の微分
  • 三角関数の微分
  • 曲線の接線
  • 半角の公式
  • 直線の方程式

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