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昭和大学/2018年度/Ⅰ期

昭和大学 2018年 数学 第4問解答・解説

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1問題

昭和大学2018年度第4問

次の各問いに答えよ。ただし、答えは結果のみを解答欄に記入せよ。

(1) lim⁡n→∞∑k=1n(nn+k)2\displaystyle \lim\limits _{n\to\infty}\sum\limits _{k=1}^{n}\left(\frac{\sqrt{n}}{n+k}\right)^{2} の値を求めよ。

(2) yy 軸上の点 P(0,t)P(0,t) から双曲線 x2−y2=1x^{2}-y^{2}=1 へ2本の接線を引き、接点を A,BA,B とする。△PAB\triangle PAB の面積を S(t)S(t) とするとき、S(t)S(t) の最小値を求めよ。ただし t≠0t\neq0 とする。

(3) 媒介変数 t(0≦t≦π3)\displaystyle t\left(0\leq t\leq\frac{\pi}{3}\right) によって、x=3cos⁡2tx=3\cos 2t、y=2sin⁡3ty=2\sin 3t と表される曲線と xx 軸で囲まれる図形の面積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

昭和大学 2018年度 医学部 I期 数学 問4 答え  (1) 12\displaystyle \frac12,   (2) 332\displaystyle \frac{3\sqrt3}{2},   (3) 1835\displaystyle \frac{18\sqrt3}{5}.

・ (nn+k)2=n(n+k)2=1n1(1+k/n)2.\displaystyle \left(\frac{\sqrt n}{n+k}\right)^2 =\frac{n}{(n+k)^2} =\frac1n\frac1{(1+k/n)^2}. f(x)=1/(1+x)2f(x)=1/(1+x)^2 は 0≦x≦10\le x\le1 の範囲で連続なので、与えられた和の極限は区分求積法で求められる。従って lim⁡n→∞∑k=1n1nf(k/n)=∫01dx(1+x)2=[−11+x]01=12.\displaystyle \lim\limits _{n\to\infty}\sum\limits _{k=1}^n\frac1n f(k/n) =\int_0^1\frac{dx}{(1+x)^2} =\left[-\frac1{1+x}\right]_0^1 =\frac12.

・ 双曲線上の接点を (a,b)(a,b) とする。条件は a2−b2=1a^2-b^2=1 であり、接線は ax−by=1ax-by=1 である。これが P=(0,t)P=(0,t) を通る条件は −bt=1-bt=1。t≠0t\ne0 より b=−1t,a=±1+1t2=±t2+1∣t∣.\displaystyle b=-\frac1t,\qquad a=\pm\sqrt{1+\frac1{t^2}} =\pm\frac{\sqrt{t^2+1}}{|t|}. 従って接点 A,BA,B の水平な距離は AB=2t2+1/∣t∣AB=2\sqrt{t^2+1}/|t|。 直線 ABAB は y=−1/ty=-1/t なので、PP から ABAB までの高さは ∣t+1t∣=t2+1∣t∣.\displaystyle \left|t+\frac1t\right|=\frac{t^2+1}{|t|}. よって S(t)=12⋅2t2+1∣t∣⋅t2+1∣t∣=(t2+1)3/2t2.\displaystyle S(t)=\frac12\cdot\frac{2\sqrt{t^2+1}}{|t|} \cdot\frac{t^2+1}{|t|} =\frac{(t^2+1)^{3/2}}{t^2}. u=t2>0u=t^2>0 とおくと S=(u+1)3/2/uS=(u+1)^{3/2}/u であり、 dSdu=u+1(u−2)2u2.\displaystyle \frac{dS}{du}=\frac{\sqrt{u+1}(u-2)}{2u^2}. 従って 0<u<20<u<2 で減少、u>2u>2 で増加する。また u→0+u\to0+ および u→∞u\to\infty で S→∞S\to\infty。ゆえに u=2u=2 が全体で最小値をとる点で、 Smin⁡=(2+1)3/22=332.\displaystyle S_{\min}=\frac{(2+1)^{3/2}}{2}=\frac{3\sqrt3}{2}.

・ 0≦t≦π/30\leq t\leq\pi/3 では sin⁡2t≧0\sin2t\geq0 だから x′(t)=−6sin⁡2t≦0x'(t)=-6\sin2t\leq0。また y=2sin⁡3t≧0y=2\sin3t\geq0 で、両端では y=0y=0。 従って xx は 33 から −3/2-3/2 まで単調に動き、囲まれた面積は ∫0π/3y(t)(−x′(t)) dt=12∫0π/3sin⁡3tsin⁡2t dt.\displaystyle \int_0^{\pi/3}y(t)(-x'(t))\,dt =12\int_0^{\pi/3}\sin3t\sin2t\,dt. 積和公式 sin⁡3tsin⁡2t=(cos⁡t−cos⁡5t)/2\sin3t\sin2t=(\cos t-\cos5t)/2 を使うと 6∫0π/3(cos⁡t−cos⁡5t) dt=6[sin⁡t−15sin⁡5t]0π/3=1835.\displaystyle 6\int_0^{\pi/3}(\cos t-\cos5t)\,dt =6\left[\sin t-\frac15\sin5t\right]_0^{\pi/3} =\frac{18\sqrt3}{5}.

検算  (2)は t=±2t=\pm\sqrt2 で面積 33/23\sqrt3/2。導関数の符号は u−2u-2 の符号と同じで、両端側 u→0+u\to0+ および u→∞u\to\infty では面積が発散するのでこの値が全体の最小値。 (3)の端点は (3,0),(−3/2,0)(3,0),(-3/2,0)、曲線は区間内で xx 軸の上側にあり、xx は単調減少するため積分した面積の符号・範囲は正しい。

この問題で使う考え方

  • 数列の極限
  • 不定積分・定積分の性質
  • 三角・指数・対数関数等の積分
  • 双曲線
  • 直線の方程式
  • 商の微分
  • 合成関数の微分
  • 関数の極限

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