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東邦大学/2008年度/科 A日程

東邦大学 2008年 数学 第2問解答・解説

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1問題

東邦大学2008年度第2問

以下の問題に対して、解答用紙の該当する欄に途中の経過と解を記入すること。たんに解のみが記入されていても採点の対象とならない。

曲線 y=f(x)=11+x2\displaystyle y=f(x)=\frac{1}{1+x^{2}} において、xx 座標が正である変曲点を AA とする。

(1) 変曲点 AA の座標を求めよ。

(2) 変曲点 AA における接線の方程式 y=g(x)y=g(x) を求めよ。

(3) 変曲点 AA の xx 座標を aa とするとき、y=g(x)y=g(x) と直線 x=ax=a および xx 軸、yy 軸とで囲まれた図形を、xx 軸のまわりに回転してできる立体の体積を求めよ。体積は、aa を含まず数値のみで解答せよ。

(4) y=f(x)y=f(x) と y=g(x)y=g(x) および yy 軸に囲まれた図形を、xx 軸のまわりに回転してできる立体の体積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)A=(13,34);(2)g(x)=−338x+98;(3)V=193π64;(4)V=113π64−π212.\displaystyle \begin{gathered} (1)\quad A=\left(\frac1{\sqrt3},\frac34\right);\\ (2)\quad g(x)=-\frac{3\sqrt3}{8}x+\frac98;\\ (3)\quad V=\frac{19\sqrt3\pi}{64};\\ (4)\quad V=\frac{11\sqrt3\pi}{64}-\frac{\pi^2}{12}. \end{gathered}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) f′(x)=−2x(1+x2)2,f′′(x)=2(3x2−1)(1+x2)3.\displaystyle f'(x)=-\frac{2x}{(1+x^2)^2},\qquad f''(x)=\frac{2(3x^2-1)}{(1+x^2)^3}. 分母は正であり、f′′(x)f''(x) は x=1/3x=1/\sqrt3 の前後で負から正へ変わる。従って正の変曲点は A=(13,11+1/3)=(13,34).\displaystyle A=\left(\frac1{\sqrt3},\frac{1}{1+1/3}\right)=\left(\frac1{\sqrt3},\frac34\right).

(2) a=1/3a=1/\sqrt3 とおく。接線の傾きは f′(a)=−2/3(4/3)2=−338.\displaystyle f'(a)=-\frac{2/\sqrt3}{(4/3)^2}=-\frac{3\sqrt3}{8}. よって点傾きの式から y−34=−338(x−13),g(x)=−338x+98.\displaystyle y-\frac34=-\frac{3\sqrt3}{8}\left(x-\frac1{\sqrt3}\right),\qquad g(x)=-\frac{3\sqrt3}{8}x+\frac98.

(3) 領域の各断面を xx 軸のまわりに回転すると半径 g(x)g(x) の円になるから、0≦x≦a0\le x\le a について V=π∫0ag(x)2 dx=π64∫01/3(9−33x)2 dx=π64[81x−273x2+9x3]01/3=193π64.\displaystyle \begin{aligned} V&=\pi\int_0^a g(x)^2\,dx=\frac{\pi}{64}\int_0^{1/\sqrt3}(9-3\sqrt3x)^2\,dx\\ &=\frac{\pi}{64}\left[81x-27\sqrt3x^2+9x^3\right]_0^{1/\sqrt3}=\frac{19\sqrt3\pi}{64}. \end{aligned}

(4) a=1/3a=1/\sqrt3 であり、整理すると g(x)−f(x)=(1−3x)38(1+x2)≧0(0≦x≦a).\displaystyle g(x)-f(x)=\frac{(1-\sqrt3x)^3}{8(1+x^2)}\ge0\qquad(0\le x\le a). 従ってこの区間では外半径が g(x)g(x)、内半径が f(x)f(x) である。まず ∫0ag(x)2 dx=19364.\displaystyle \int_0^a g(x)^2\,dx=\frac{19\sqrt3}{64}. また、x=tan⁡θx=\tan\theta とおくと、0≦θ≦π/60\le\theta\le\pi/6、dx=sec⁡2θ dθdx=\sec^2\theta\,d\theta、1+x2=sec⁡2θ1+x^2=\sec^2\theta であるから ∫0af(x)2 dx=∫01/3dx(1+x2)2=∫0π/6cos⁡2θ dθ=[θ2+sin⁡2θ4]0π/6=π12+38.\displaystyle \begin{aligned} \int_0^a f(x)^2\,dx &=\int_0^{1/\sqrt3}\frac{dx}{(1+x^2)^2}\\ &=\int_0^{\pi/6}\cos^2\theta\,d\theta\\ &=\left[\frac{\theta}{2}+\frac{\sin 2\theta}{4}\right]_0^{\pi/6} =\frac{\pi}{12}+\frac{\sqrt3}{8}. \end{aligned} 従って V=π∫0a(g(x)2−f(x)2) dx=π(11364−π12)=113π64−π212.\displaystyle V=\pi\int_0^a\bigl(g(x)^2-f(x)^2\bigr)\,dx =\pi\left(\frac{11\sqrt3}{64}-\frac{\pi}{12}\right) =\frac{11\sqrt3\pi}{64}-\frac{\pi^2}{12}.

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