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琉球大学/2008年度

琉球大学 2008年 数学 第2問解答・解説

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1問題

琉球大学2008年度第2問

x+y=1\sqrt{x}+\sqrt{y}=1 で表される曲線を CC とする。(50点)

問1 曲線 CC の凹凸を調べ,その概形を図示せよ。

問2 曲線 CC 上の点 P(a,b) (0<a<1)P(a,b)\ (0<a<1) における接線 ℓ\ell の xx 切片,yy 切片をそれぞれ aa を用いて表せ。

問3 問2において点 PP が曲線 CC 上を動くとき,PP における接線 ℓ\ell と xx 軸および yy 軸で囲まれた図形を xx 軸の周りに回転させてできる立体の体積の最大値を求めよ。  (解答は次のページの解答欄に記入すること)

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

曲線を関数表示して微分により概形を調べ、接線の切片を求める。切片を用いて回転体の体積を積分で表し、1変数関数の増減から最大値を決定する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) 0≦x≦1,y=(1−x)20\le x\le1,\quad y=(1-\sqrt{x})^2 は (0,1) から (1,0) へ単調減少し、下に凸。/\quad /\quad (2) x切片=a,y=\sqrt{a},\quad y切片=1−a./=1-\sqrt{a}.\quad /\quad (3) 4π81.\displaystyle \frac{4\pi}{81}.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

曲線上では平方根が非負であるから、y=1−x≧0\sqrt{y}=1-\sqrt{x}\ge0 となる。したがって 0≦x≦10\le x\le1 であり、y=(1−x)2=1−2x+xy=(1-\sqrt{x})^2=1-2\sqrt{x}+x と表せる。0<x<10<x<1 でy′=1−1x<0,y′′=12x3/2>0\displaystyle y'=1-\frac1{\sqrt{x}}<0,\qquad y''=\frac1{2x^{3/2}}>0 だから、曲線は単調減少し、全域で下に凸である。また、端点は (0,1),(1,0)(0,1),(1,0) で、x→0+x\to0+ では傾きが −∞-\infty に近づき、x=1x=1 では傾きが 00 となる。これらを満たす概形を次に示す。

原点Oと右向きのx軸・上向きのy軸をもつ座標平面に、曲線 √x+√y=1 すなわち y=(1−√x)²(0≦x≦1)を青で描いた図。曲線はy軸上の黒丸の点 (0, 1) からy軸に接するように真下へ出て、下に凸のまま単調に減少し、x軸上の黒丸の点 (1, 0) でx軸に接する。

問2では、b=(1−a)2b=(1-\sqrt{a})^2 である。0<a<10<a<1 における接線の傾きはy′(a)=1−1a=−1−aa\displaystyle y'(a)=1-\frac1{\sqrt{a}}=-\frac{1-\sqrt{a}}{\sqrt{a}} なので、接線 ℓ\ell はy−(1−a)2=−1−aa(x−a)\displaystyle y-(1-\sqrt{a})^2=-\frac{1-\sqrt{a}}{\sqrt{a}}(x-a) である。ここで 0<a<10<a<1 より 1−a>01-\sqrt{a}>0 である。y=0y=0 とするとx=a+a(1−a)21−a=a+a(1−a)=a,\displaystyle x=a+\frac{\sqrt{a}(1-\sqrt{a})^2}{1-\sqrt{a}}=a+\sqrt{a}(1-\sqrt{a})=\sqrt{a}, また x=0x=0 とするとy=(1−a)2+a(1−a)=1−a.y=(1-\sqrt{a})^2+\sqrt{a}(1-\sqrt{a})=1-\sqrt{a}. よって、xx 切片は a\sqrt{a}、yy 切片は 1−a1-\sqrt{a} である。  問3では t=at=\sqrt{a} とおくと 0<t<10<t<1 であり、接線の切片は t,1−tt,1-t となる。接線はy=(1−t)(1−xt)(0≦x≦t)\displaystyle y=(1-t)\left(1-\frac{x}{t}\right)\qquad(0\le x\le t) と表される。この直線と座標軸で囲まれる図形を xx 軸の周りに回転したとき、断面の半径はこの yy であるから、体積はV(t)=π∫0t{(1−t)(1−xt)}2 dx=π(1−t)2[x−x2t+x33t2]0t=π3t(1−t)2.\displaystyle \begin{aligned}V(t)&=\pi\int_0^t\left\{(1-t)\left(1-\frac{x}{t}\right)\right\}^2\,dx\\&=\pi(1-t)^2\left[x-\frac{x^2}{t}+\frac{x^3}{3t^2}\right]_0^t=\frac{\pi}{3}t(1-t)^2.\end{aligned} したがってV′(t)=π3(1−t)(1−3t).\displaystyle V'(t)=\frac{\pi}{3}(1-t)(1-3t). 0<t<13\displaystyle 0<t<\frac13 では V′(t)>0V'(t)>0、13<t<1\displaystyle \frac13<t<1 では V′(t)<0V'(t)<0 である。また、区間の両端に近づくと体積は 00 に近づく。よって最大となるのは t=13\displaystyle t=\frac13 のときであり、V(13)=π3⋅13(23)2=4π81.\displaystyle V\left(\frac13\right)=\frac{\pi}{3}\cdot\frac13\left(\frac23\right)^2=\boxed{\frac{4\pi}{81}}.

この問題で使う考え方

  • 多項式の導関数
  • 導関数と増減
  • 極大・極小
  • 無理関数の性質
  • 第二次導関数
  • 凹凸と変曲点
  • 曲線の接線
  • 不定積分・定積分の性質

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