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琉球大学/2008年度

琉球大学 2008年 数学 第3問解答・解説

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1問題

琉球大学2008年度第3問

OO を原点とする空間内に nn 個の点 Pk(kn,2−kn,0) (k=1,2,…,n)\displaystyle P_{k}\left(\frac{k}{n},2-\frac{k}{n},0\right)\ (k=1,2,\dots,n) をとる。また,zz 軸上に点 QkQ_{k} を,線分 PkQkP_{k}Q_{k} の長さが2になるようにとる。ただし,QkQ_{k} の zz 座標は正とする。(50点)

問1 三角形 OPkPk+1OP_{k}P_{k+1} の面積を求めよ。ただし,1≦k≦n−11\le k\le n-1 とする。

問2 三角錐 OPkPk+1QkOP_{k}P_{k+1}Q_{k} の体積 VkV_{k} を求めよ。ただし,1≦k≦n−11\le k\le n-1 とする。

問3 I=lim⁡n→∞∑k=0n−1Vk\displaystyle I=\displaystyle\lim\limits _{n\to\infty}\sum\limits _{k=0}^{n-1}V_{k} とおくとき,II を定積分を用いて表せ。ただし,V0=0V_{0}=0 とする。

問4 II の値を求めよ。  (解答は次のページの解答欄に記入すること)

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

h=1/nh=1/n、xk=k/nx_k=k/n とおく。Pk=(xk,2−xk,0)P_k=(x_k,2-x_k,0)。

問1 PkP_kとPk+1P_{k+1}は直線x+y=2x+y=2上にあり、∣PkPk+1∣=h2+h2=2h|P_kP_{k+1}|=\sqrt{h^2+h^2}=\sqrt2h。原点から直線x+y=2x+y=2までの距離は2\sqrt2(垂線の足は(1,1)(1,1))である。よって [OPkPk+1]=12(2h)(2)=1n.\displaystyle [OP_kP_{k+1}]=\frac12(\sqrt2h)(\sqrt2)=\boxed{\frac1n}.

問2 Qk=(0,0,zk)Q_k=(0,0,z_k)、zk>0z_k>0とする。∣PkQk∣=2|P_kQ_k|=2より zk2=4−xk2−(2−xk)2=2xk(2−xk),zk=2xk(2−xk).z_k^2=4-x_k^2-(2-x_k)^2=2x_k(2-x_k),\qquad z_k=\sqrt{2x_k(2-x_k)}. 底面をOPkPk+1OP_kP_{k+1}とすると高さはzkz_kだから Vk=13n2kn(2−kn)(1≦k≦n−1).\displaystyle \boxed{V_k=\frac1{3n}\sqrt{2\frac{k}{n}\left(2-\frac{k}{n}\right)}}\quad(1\le k\le n-1). x0=0x_0=0を代入した式も0となり、規定のV0=0V_0=0と整合する。

問3 y=2x(2−x)y=\sqrt{2x(2-x)}は0≦x≦10\le x\le1の範囲で連続である。区分求積法で各小区間の左端の値を用いると I=lim⁡n→∞13∑k=0n−11n2kn(2−kn)=13∫012x(2−x) dx.\displaystyle I=\lim\limits _{n\to\infty}\frac13\sum\limits _{k=0}^{n-1}\frac1n\sqrt{2\frac{k}{n}\left(2-\frac{k}{n}\right)} =\boxed{\frac13\int_0^1\sqrt{2x(2-x)}\,dx}.

問4 u=x−1u=x-1とすると ∫012x(2−x) dx=2∫−101−u2 du=π24,\displaystyle \int_0^1\sqrt{2x(2-x)}\,dx =\sqrt2\int_{-1}^0\sqrt{1-u^2}\,du =\frac{\pi\sqrt2}{4}, ここでは半径1の円の四分の一の面積を用いた。したがって I=π212.\displaystyle \boxed{I=\frac{\pi\sqrt2}{12}}.

高校範囲・論証: 座標上の線分長と点から直線への高さ、三角錐の体積、区分求積法、単位円の四分の一の面積を使用。単元: 数学II「図形と方程式・定積分」、数学III「積分法と区分求積法」。方法: 頂点の座標から底面積・高さを計算し、連続関数のリーマン和を積分に移す。公式・定理: 三角形の面積、三角錐の体積、リーマン和の極限、四分の一円の面積。テーマ: 空間内の錐体体積和の積分極限。

この問題で使う考え方

  • coordinate distances
  • pyramid volume
  • left Riemann sum
  • unit-circle area

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