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東海大学/2021年度/1日目

東海大学 2021年 1日目 数学 第2問解答・解説

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1問題

東海大学2021年度第2問

本問において複素数を解答欄に書くときは、極形式を用いないで答えよ。等式z+1z=3\displaystyle z+\frac{1}{z}=\sqrt{3} を満たす複素数のうち、虚部が正であるものをα\alphaとするとき、α=ア\alpha=\boxed{\text{ア}}である。

(1) p,qp,qを実数とする。方程式∣p+αq∣=1|p+\alpha q|=1を満たすp,qp,qの組の中で、qqの値が最大となる組はp=イ,q=ウp=\boxed{\text{イ}},\quad q=\boxed{\text{ウ}}である。また、方程式∣p+αq∣=1|p+\alpha q|=1かつ∣p+iq∣=1|p+iq|=1を満たすp,qp,qの組の中で、qqの値が最大となる組はp=エ,q=オp=\boxed{\text{エ}},\quad q=\boxed{\text{オ}}である。

(2) 次の2つの条件を満たす複素数p,qp,qの組を考える。

(a) ∣q∣=1|q|=1かつαq\alpha qは実数である。

(b) ∣p+αq∣=1|p+\alpha q|=1かつ∣p∣=3|p|=\sqrt{3}。

このようなp,qp,qの組の中でppの実部が負、虚部が正であるものはp=カ,q=キp=\boxed{\text{カ}},\quad q=\boxed{\text{キ}}である。

(3) ppを複素数、qqを絶対値が1、偏角がπ3\displaystyle \frac{\pi}{3}の複素数とする。方程式∣p+αq∣=1|p+\alpha q|=1を満たす点ppは、点ク\boxed{\text{ク}}を中心とする半径ケ\boxed{\text{ケ}}の円を描く。また、方程式∣p+αq∣=1|p+\alpha q|=1かつ∣p+α‾q∣=1|p+\overline{\alpha}q|=1かつ∣p∣=3|p|=\sqrt{3}を満たす複素数ppはp=コp=\boxed{\text{コ}}である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 冒頭
    ア:α=3+i2\displaystyle \alpha=\frac{\sqrt3+i}{2}
  • (1)
    イ:p=−3p=-\sqrt3、ウ:q=2q=2;エ:p=0p=0、オ:q=1q=1
  • (2)
    カ:p=−32+32i\displaystyle p=-\frac32+\frac{\sqrt3}{2}i、キ:q=3−i2\displaystyle q=\frac{\sqrt3-i}{2}
  • (3)
    ク:中心−i-i、ケ:半径11、コ:p=−32−32i\displaystyle p=-\frac{\sqrt3}{2}-\frac32i

3解答

解答を見る途中式つきの解答

A_Q2 — MM-678c61db1bb2-Q2

複素数を解答欄に書くときは極形式を使わず、直交形式で表す。

まず z≠0z\ne0 に注意して z+1z=3すなわちz2−3z+1=0.\displaystyle z+\frac1z=\sqrt3 \quad\text{すなわち}\quad z^2-\sqrt3z+1=0. 解の公式より z=3±i2\displaystyle z=\frac{\sqrt3\pm i}{2}。虚部が正のものは α=3+i2,∣α∣=1,α‾=3−i2.\displaystyle \alpha=\frac{\sqrt3+i}{2},\qquad |\alpha|=1,\qquad \overline\alpha=\frac{\sqrt3-i}{2}.

(1)

p,qp,q は実数であり、 ∣p+αq∣2=(p+32q)2+q24=1.\displaystyle |p+\alpha q|^2 =\left(p+\frac{\sqrt3}{2}q\right)^2+\frac{q^2}{4}=1. したがって q2/4≦1q^2/4\le1、すなわち q≦2q\le2。q=2q=2 のとき等式を満たすには p+32q=0\displaystyle p+\frac{\sqrt3}{2}q=0 であればよく、p=−3p=-\sqrt3 となる。よって qq の最大値を与える組は (p,q)=(−3,2).(p,q)=(-\sqrt3,2).

さらに ∣p+iq∣=1|p+iq|=1 も満たす場合は p2+q2=1,p2+3pq+q2=1.p^2+q^2=1,\qquad p^2+\sqrt3pq+q^2=1. 二式の差から 3pq=0\sqrt3pq=0、したがって pq=0pq=0。候補は (p,q)=(0,1),(0,−1),(1,0),(−1,0)(p,q)=(0,1),(0,-1),(1,0),(-1,0) であり、最大の qq は 11 だから組は (p,q)=(0,1).(p,q)=(0,1).

(2)

(a), (b)

∣q∣=1|q|=1 かつ αq\alpha q が実数なので、∣αq∣=1|\alpha q|=1 より αq=1またはαq=−1.\alpha q=1\quad\text{または}\quad \alpha q=-1. したがって q=α‾q=\overline\alpha または q=−α‾q=-\overline\alpha。t=αq (t=1 または −1)t=\alpha q\ (t=1\text{ または }-1) とし、p=x+iyp=x+iy とおくと、条件 (b) は x2+y2=3,∣p+t∣2=4+2tx=1.x^2+y^2=3,\qquad |p+t|^2=4+2tx=1. よって x=−32t\displaystyle x=-\frac{3}{2t}。t=−1t=-1 なら x=32>0\displaystyle x=\frac32>0 となり条件に反する。したがって t=1, x=−32\displaystyle t=1,\ x=-\frac32。さらに y2=3−94=34\displaystyle y^2=3-\frac94=\frac34 で、虚部が正という条件から y=32\displaystyle y=\frac{\sqrt3}{2}。このとき q=α‾q=\overline\alpha だから p=−32+32i,q=3−i2.\displaystyle p=-\frac32+\frac{\sqrt3}{2}i,\qquad q=\frac{\sqrt3-i}{2}.

(3)

arg⁡q=π3\displaystyle \arg q=\frac{\pi}{3}, ∣q∣=1|q|=1 より q=12+32i.\displaystyle q=\frac12+\frac{\sqrt3}{2}i. 直接計算すると αq=i,α‾q=α.\alpha q=i,\qquad \overline\alpha q=\alpha. したがって ∣p+αq∣=1|p+\alpha q|=1 は ∣p+i∣=1|p+i|=1 であり、点 pp は中心 −i-i、半径 11 の円を描く。

最後の条件を満たす p=x+iyp=x+iy は x2+(y+1)2=1,(x+32)2+(y+12)2=1,x2+y2=3\displaystyle x^2+(y+1)^2=1,\qquad \left(x+\frac{\sqrt3}{2}\right)^2+ \left(y+\frac12\right)^2=1,\qquad x^2+y^2=3 を満たす。第1式と第3式の差から 2y+1=1−3=−22y+1=1-3=-2、よって y=−32\displaystyle y=-\frac32。第2式を展開すると x2+y2+3x+y=0.x^2+y^2+\sqrt3x+y=0. x2+y2=3, y=−32\displaystyle x^2+y^2=3,\ y=-\frac32 を代入して x=−32\displaystyle x=-\frac{\sqrt3}{2}。従って p=−32−32i.\displaystyle p=-\frac{\sqrt3}{2}-\frac32i.

使用解法

複素数の二次方程式、直交形式での絶対値計算、二次式の平方完成と最大値、実部・虚部を用いた円の交点計算を用いた。

この問題で使う考え方

  • 複素数の四則演算
  • 複素数平面
  • 二次関数の最大・最小
  • 円の方程式
  • 三角比と相互関係

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