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富山大学/2010年度

富山大学 2010年 数学 第2問解答・解説

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1問題

富山大学2010年度第2問

xyz空間内の6つの平面 x=0, x=1, y=0, y=1, z=0, z=1 によって囲まれた立方体をPとおく。Pをx軸のまわりに1回転してできる立体をPxP_xとし、Pをy軸のまわりに1回転してできる立体をPyP_yとする。さらに、PxP_xとPyP_yの少なくとも一方に属する点全体でできる立体をQとする。このとき、次の問いに答えよ。

(1) Qと平面 z=t が交わっているとする。このとき、PxP_xを平面 z=tで切ったときの切り口をRxR_xとし、PyP_yを平面 z=tで切ったときの切り口をRyR_yとする。RxR_xの面積、RyR_yの面積、およびRxR_xとRyR_yの共通部分の面積を求めよ。

(2) Qと平面 z=tが交わっているとき、Qを平面 z=tで切ったときの切り口の面積S(t)を求めよ。

(3) Qの体積を求めよ。

(解答用紙は2を使用せよ。)

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)∣Rx∣=∣Ry∣=22−t2,∣Rx∩Ry∣={1(∣t∣≦1),2−t2(1≦∣t∣≦2);(2)S(t)={42−t2−1(∣t∣≦1),42−t2−(2−t2)(1≦∣t∣≦2);(3)Vol⁡(Q)=4π+4−823.\displaystyle \begin{aligned}(1)\quad &|R_x|=|R_y|=2\sqrt{2-t^2},\quad |R_x\cap R_y|=\begin{cases}1&(|t|\le 1),\\2-t^2&(1\le |t|\le\sqrt2);\end{cases}\\(2)\quad&S(t)=\begin{cases}4\sqrt{2-t^2}-1&(|t|\le1),\\4\sqrt{2-t^2}-(2-t^2)&(1\le|t|\le\sqrt2);\end{cases}\\(3)\quad&\operatorname{Vol}(Q)=4\pi+\frac{4-8\sqrt2}{3}.\end{aligned}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

0≦x≦10\le x\le1 を満たす各 xx において、yzyz 平面内の正方形 0≦y,z≦10\le y,z\le1 を xx 軸のまわりに回転すると、原点からの距離が 00 から 2\sqrt2 までのすべての値をとり、各距離について全方向を掃く。したがって Px={(x,y,z):0≦x≦1, y2+z2≦2},Py={(x,y,z):0≦y≦1, x2+z2≦2}.P_x=\{(x,y,z):0\le x\le1,\ y^2+z^2\le2\},\qquad P_y=\{(x,y,z):0\le y\le1,\ x^2+z^2\le2\}. 以下 a=2−t2a=\sqrt{2-t^2} とする。両方の立体の zz 座標の範囲は −2≦t≦2-\sqrt2\le t\le\sqrt2 である。このとき Rx={(x,y):0≦x≦1, −a≦y≦a},Ry={(x,y):−a≦x≦a, 0≦y≦1}.R_x=\{(x,y):0\le x\le1,\ -a\le y\le a\},\qquad R_y=\{(x,y):-a\le x\le a,\ 0\le y\le1\}. よって ∣Rx∣=∣Ry∣=2a|R_x|=|R_y|=2a。共通部分では 0≦x,y≦min⁡(1,a)\displaystyle 0\le x,y\le\min(1,a) なので、 ∣Rx∩Ry∣=min⁡(1,a)2={1(∣t∣≦1),2−t2(1≦∣t∣≦2).\displaystyle |R_x\cap R_y|=\min(1,a)^2=\begin{cases}1&( |t|\le1),\\2-t^2&(1\le|t|\le\sqrt2).\end{cases} 二つの断面の面積の和から共通部分の面積を引くと S(t)=∣Rx∣+∣Ry∣−∣Rx∩Ry∣S(t)=|R_x|+|R_y|-|R_x\cap R_y| である。従って S(t)={42−t2−1(∣t∣≦1),42−t2−(2−t2)(1≦∣t∣≦2).S(t)=\begin{cases} 4\sqrt{2-t^2}-1&( |t|\le1),\\ 4\sqrt{2-t^2}-(2-t^2)&(1\le|t|\le\sqrt2). \end{cases} この関数は偶関数であり、範囲外では断面がない。したがって、四分円の面積 ∫022−t2 dt=π/2\displaystyle \int_0^{\sqrt2}\sqrt{2-t^2}\,dt=\pi/2 を使うと Vol⁡(Q)=2[∫01(42−t2−1) dt+∫12(42−t2−(2−t2)) dt]=2[4⋅π2−1−{2t−t33}12]=2[2π−1−42−53]=4π+4−823.\displaystyle \begin{aligned} \operatorname{Vol}(Q) &=2\left[\int_0^1(4\sqrt{2-t^2}-1)\,dt+\int_1^{\sqrt2}(4\sqrt{2-t^2}-(2-t^2))\,dt\right]\\ &=2\left[4\cdot\frac{\pi}{2}-1-\left\{2t-\frac{t^3}{3}\right\}_1^{\sqrt2}\right]\\ &=2\left[2\pi-1-\frac{4\sqrt2-5}{3}\right] =4\pi+\frac{4-8\sqrt2}{3}. \end{aligned}

この問題で使う考え方

  • 円の方程式
  • 定積分
  • 定積分による体積

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