東京医科歯科大学/2016年度
東京医科歯科大学 2016年 数学 第2問解答・解説
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1問題
xyz空間において連立不等式 の表す領域を とし、正の実数 に対して の表す領域を とする。また、 と のいずれか一方のみに含まれる点全体がなす領域を とし、 の体積を とする。さらに、 の表す領域と の共通部分を 、 の表す領域と の共通部分を 、 の表す領域と の共通部分を とする。 を満たす の最小値を 、 を満たす の最小値を 、 を満たす の最小値を とする。ただし、 は空集合を表す。このとき以下の各問いに答えよ。
(1) のとき、 のxy平面による断面を図示せよ。
(2) および を求めよ。
(3) のとき、 の体積を を用いて表せ。
(4) において、 が最小となる の値を求めよ。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2解答
解答を見る答えはこの解答の中にあります
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\usepackage{svg}
; compile with diagram.svg beside this file. (1) における の断面は、 で表される正方形 、 の断面は で表される円盤 である。 なので、円は正方形の各辺と交わり、例えば 上では 、 上では で交わる。したがって断面は のどちらか一方だけに含まれる部分である。正方形の4隅にある のうち に含まれない部分と、各辺の中央から外へ出る のうち に含まれない4つの円弧部分を描く。8つの交点は両方の断面に含まれるため には含まれない。
![表題「z=0断面:[−1,1]²と半径√10/3の円盤の対称差」の図で、x軸・y軸(原点O)に正方形[−1,1]²(黒線)と円x²+y²=10/9(濃青線)を描く。正方形内・円盤外の4隅を橙、円盤内・正方形外の4つの弓形を水色で塗る。8交点(−1/3, 1)、(1/3, 1)、(1, 1/3)、(1, −1/3)、(1/3, −1)、(−1/3, −1)、(−1, −1/3)、(−1, 1/3)を赤枠の白丸で示し、Rから除外する。目盛り1、−1は正方形の内側に辺から離して置き、下に凡例を並べる。](/math/assets/04820ad553f4b8d4e8f4327659304fe73ac1badfcb967bc915535b44520d1487.png)
(2) が空でない最小半径は、原点から平面 までの距離なので 。同様に の最小距離は 、 の最小距離は であるから 半径1の球は立方体 に含まれるので 半径 の球は を含むので
(3) のとき、 を固定した の断面は半径 の円盤であり、。よって
(4) では 球 は立方体 に含まれるので これは とともに減少する。 では、球のうち立方体の外側にある部分は6つの面 を越える球冠であり、これらの内部は互いに重ならない( では接するだけである)。各球冠の体積を (3) の とすると、球と立方体の対称差の体積は したがって で だから、 は まで減少し、その後増加する。 でも減少していたので、求める最小値を与える半径は このとき 。
この問題で使う考え方
- 空間図形の計量
- 円の方程式
- 定積分
- 定積分による体積
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