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順天堂大学/2009年度

順天堂大学 2009年 数学 第II問解答・解説

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1問題

順天堂大学2009年度第II問

□\square に適する解答をマークせよ。y=xy=x と x=1x=1 および xx 軸に囲まれた部分の xx 軸の周りでの回転体を考える。この回転体は底面の半径 ア\boxed{\text{ア}}、高さ イ\boxed{\text{イ}} の円錐になる。ここで回転体の体積をあたえる積分の被積分関数は各 xx の値における xx 軸に垂直な面によるこの円錐の切り口の面積になっている。点 A(1,0)A(1,0) を通る直線 y=−x+1y=-x+1 は、点 B(ウエ,オカ)\displaystyle B\left(\frac{\boxed{\text{ウ}}}{\boxed{\text{エ}}},\frac{\boxed{\text{オ}}}{\boxed{\text{カ}}}\right) で y=xy=x と交わる。AB=キク\displaystyle AB=\frac{\sqrt{\boxed{\text{キ}}}}{\boxed{\text{ク}}} となり、a=ABa=AB とおく。ここで、線分 ABAB 上の点 CC に対して、t=ACt=AC とおく。CC を通り ABAB に垂直な直線の xx 軸との交点を DD、x=1x=1 との交点を EE とする。ここで、線分 DEDE と x=1x=1 および xx 軸に囲まれた部分 TT の xx 軸の周りでの回転体を考える。この回転体の側面積は tt の関数として ケコπt2\boxed{\text{ケ}}\sqrt{\boxed{\text{コ}}}\pi t^2 と表される。この関数を0から aa まで積分すると サシπ\displaystyle \frac{\boxed{\text{サ}}}{\boxed{\text{シ}}}\pi となる。次に、直線 y=xy=x および円 x2+y2=2x^2+y^2=2 と xx 軸によって囲まれた扇形の xx 軸の周りでの回転体 VV の体積は スセ+ソタチπ\displaystyle \frac{\boxed{\text{スセ}}+\boxed{\text{ソ}}\sqrt{\boxed{\text{タ}}}}{\boxed{\text{チ}}}\pi である。球の体積の公式を半径 rr の関数として微分すると表面積となる。このことに注意すると、この VV の表面積は (ツ−テ)π\left(\boxed{\text{ツ}}-\sqrt{\boxed{\text{テ}}}\right)\pi となる。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

座標で交点・距離・垂線の位置を確定し、円錐側面積と円板断面による定積分で値を求める。最後の表面積は円錐側面と球面帯に分け、球面帯を円台の側面積の極限から導く。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • ア=1, =1,\space{} イ=1;(=1;\quad (ウ,エ,オ,カ)=(1,2,1,2);()=(1,2,1,2);\quad (キ,ク)=(2,2);()=(2,2);\quad (ケ,コ)=(2,2);()=(2,2);\quad (サ,シ)=(1,3);()=(1,3);\quad (ス,セ,ソ,タ,チ)=(−,4,4,2,3);()=(-,4,4,2,3);\quad (ツ,テ)=(4,2).)=(4,2).

4解答

解答を見る途中式つきの解答

領域を x 軸のまわりに回すとき、各 x における断面は半径 y の円である。まず 0≦x≦1 では y=x なので、円錐の高さは 1、底面半径は 1 であり、ア=1, イ=1 である。直線 y=x と y=−x+1 の交点は x=−x+1 より B=(1/2,1/2)。したがって ウ=1, エ=2, オ=1, カ=2 である。AB→=(−1/2,1/2) だから AB=(−1/2)2+(1/2)2=2/2、よって キ=2, ク=2。線分 AB の単位方向ベクトルは (−1/2,1/2) であるから、C=(1−t/2,t/2)(0≦t≦a),a=2/2.AB に垂直な直線の傾きは 1 なので、D=(1−2t,0),E=(1,2t).回転してできる円錐の底面半径は 2t、母線の長さは DE=(2t)2+(2t)2=2t。よって側面積は π(2t)(2t)=22πt2 であり、ケ=2, コ=2。∫0a22πt2 dt=22π3(2/2)3=π3 より サ=1, シ=3。次の回転体 V は、0≦x≦1 では断面半径 x、1≦x≦2 では断面半径 2−x2 の円で切れる。したがってV=π∫01x2 dx+π∫12(2−x2) dx=(13+2(2−1)−22−13)π=−4+423π.各マーク欄は符号または数字一字なので、ス=−, セ=4, ソ=4, タ=2, チ=3。表面は、円錐の側面と半径 R=2 の球面の 1≦x≦R の部分からなる。円錐の母線は 2 なので、その側面積は 2π。球面部分について y=R2−x2 とおくと、dydx=−xy であり、母線の微小長さ ds はds=1+(dy/dx)2 dx=Ry dx.この弧の細片を回してできる細い円台の側面積は極限で dS=2πy ds=2πR dx となる(円台の側面積 π(r1+r2)ℓ を用いる)。よって球面部分の面積は∫1R2πR dx=2πR(R−1)=(4−22)π.なお球の体積 43πr3 を r で微分すると球面積 4πr2 となり、上の帯の式を x=−R から R まで積分した値 4πR2 と一致する。したがって全表面積は2π+(4−22)π=(4−2)π であり、ツ=4, テ=2。\displaystyle \text{領域を }x\text{ 軸のまわりに回すとき、各 }x\text{ における断面は半径 }y\text{ の円である。まず }0\le x\le1\text{ では }y=x\text{ なので、円錐の高さは }1\text{、底面半径は }1\text{ であり、}\text{ア}=1,\ \text{イ}=1\text{ である。} \text{直線 }y=x\text{ と }y=-x+1\text{ の交点は }x=-x+1\text{ より }B=(1/2,1/2)\text{。したがって }\text{ウ}=1,\ \text{エ}=2,\ \text{オ}=1,\ \text{カ}=2\text{ である。} \overrightarrow{AB}=(-1/2,1/2)\text{ だから }AB=\sqrt{(-1/2)^2+(1/2)^2}=\sqrt{2}/2\text{、よって }\text{キ}=2,\ \text{ク}=2\text{。} \text{線分 }AB\text{ の単位方向ベクトルは }(-1/\sqrt2,1/\sqrt2)\text{ であるから、} C=(1-t/\sqrt2,t/\sqrt2)\quad(0\le t\le a),\qquad a=\sqrt2/2. AB\text{ に垂直な直線の傾きは }1\text{ なので、} D=(1-\sqrt2t,0),\qquad E=(1,\sqrt2t). \text{回転してできる円錐の底面半径は }\sqrt2t\text{、母線の長さは }DE=\sqrt{(\sqrt2t)^2+(\sqrt2t)^2}=2t\text{。よって側面積は }\pi(\sqrt2t)(2t)=2\sqrt2\pi t^2\text{ であり、}\text{ケ}=2,\ \text{コ}=2\text{。} \int_0^a2\sqrt2\pi t^2\,dt=\frac{2\sqrt2\pi}{3}(\sqrt2/2)^3=\frac{\pi}{3}\text{ より }\text{サ}=1,\ \text{シ}=3\text{。} \text{次の回転体 }V\text{ は、}0\le x\le1\text{ では断面半径 }x\text{、}1\le x\le\sqrt2\text{ では断面半径 }\sqrt{2-x^2}\text{ の円で切れる。したがって} V=\pi\int_0^1x^2\,dx+\pi\int_1^{\sqrt2}(2-x^2)\,dx =\left(\frac13+2(\sqrt2-1)-\frac{2\sqrt2-1}{3}\right)\pi =\frac{-4+4\sqrt2}{3}\pi. \text{各マーク欄は符号または数字一字なので、}\text{ス}=-,\ \text{セ}=4,\ \text{ソ}=4,\ \text{タ}=2,\ \text{チ}=3\text{。} \text{表面は、円錐の側面と半径 }R=\sqrt2\text{ の球面の }1\le x\le R\text{ の部分からなる。円錐の母線は }\sqrt2\text{ なので、その側面積は }\sqrt2\pi\text{。球面部分について }y=\sqrt{R^2-x^2}\text{ とおくと、}\frac{dy}{dx}=-\frac{x}{y}\text{ であり、母線の微小長さ }ds\text{ は} ds=\sqrt{1+(dy/dx)^2}\,dx=\frac{R}{y}\,dx. \text{この弧の細片を回してできる細い円台の側面積は極限で }dS=2\pi y\,ds=2\pi R\,dx\text{ となる(円台の側面積 }\pi(r_1+r_2)\ell\text{ を用いる)。よって球面部分の面積は} \int_1^R2\pi R\,dx=2\pi R(R-1)=(4-2\sqrt2)\pi. \text{なお球の体積 }\frac43\pi r^3\text{ を }r\text{ で微分すると球面積 }4\pi r^2\text{ となり、上の帯の式を }x=-R\text{ から }R\text{ まで積分した値 }4\pi R^2\text{ と一致する。したがって全表面積は} \sqrt2\pi+(4-2\sqrt2)\pi=(4-\sqrt2)\pi\text{ であり、}\text{ツ}=4,\ \text{テ}=2\text{。}

この問題で使う考え方

  • 空間図形の計量
  • 直線の方程式
  • 座標による距離
  • 定積分
  • 合成関数の微分
  • 定積分による体積
  • 曲線の長さ

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