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東京慈恵会医科大学/2014年度/前期

東京慈恵会医科大学 2014年 数学 第4問解答・解説

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1問題

東京慈恵会医科大学2014年度第4問

OO を原点とする xyzxyz 空間内の平面上に平行四辺形 ABCDABCD があり,3点 B,C,DB,C,D の座標は B(1,0,0), C(0,3,0), D(0,0,d) (d>0)B(1,0,0),\ C(0,\sqrt{3},0),\ D(0,0,d)\ (d>0) である。辺 BCBC の中点を MM,辺 CDCD を 5:15:1 に内分する点を NN,BNBN と DMDM の交点を GG とするとき,次の問いに答えよ。問い(1)では □\square にあてはまる適切な数値を解答欄に記入せよ。

(1) (i) AG→\overrightarrow{AG} を AB→,AD→\overrightarrow{AB},\overrightarrow{AD} を用いて表すと,AG→=(ク)AB→+(ケ)AD→\overrightarrow{AG}=\boxed{(\text{ク})}\overrightarrow{AB}+\boxed{(\text{ケ})}\overrightarrow{AD}である。  (ii) ∠DAG=π6\displaystyle \angle DAG=\frac{\pi}{6} とするとき,点 AA の座標は ((コ),(サ),(シ))(\boxed{(\text{コ})},\boxed{(\text{サ})},\boxed{(\text{シ})}),dd の値は (ス)\boxed{(\text{ス})} である。

(2) A,dA,d は(1)で求めた座標,値とする。平行四辺形 ABCDABCD を底面とする四角錐 O-ABCDO\text{-}ABCD を zz 軸の周りに1回転させてできる立体の体積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)(i)AG→=27AB→+67AD→.\displaystyle \quad \overrightarrow{AG}=\frac27\overrightarrow{AB}+\frac67\overrightarrow{AD}.
    (1)(ii)A=(1,−3,32),d=32.\quad A=(1,-\sqrt3,3\sqrt2),\quad d=3\sqrt2.
    (2)V=72 π.\quad V=7\sqrt2\,\pi.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

平行四辺形の対角線は互いに中点で交わるので A+C=B+DA+C=B+D、従って A=(1,−3,d)A=(1,-\sqrt3,d)。

(1)(i) u=AB→u=\overrightarrow{AB}、v=AD→v=\overrightarrow{AD} と置くと C=A+u+vC=A+u+v。MM は BCBC の中点なので M=A+u+v/2M=A+u+v/2。CN:ND=5:1CN:ND=5:1 より N=A+u/6+vN=A+u/6+v。直線 BNBN を A+u+t(−5u/6+v)A+u+t(-5u/6+v)、直線 DMDM を A+v+s(u−v/2)A+v+s(u-v/2) と表す。係数比較で 1−5t/6=s1-5t/6=s、t=1−s/2t=1-s/2、従って t=6/7,s=2/7t=6/7,s=2/7。交点 GG は AG→=27u+67v.\displaystyle \overrightarrow{AG}=\frac27u+\frac67v.

(ii) 座標から u=C−D=(0,3,−d)u=C-D=(0,\sqrt3,-d)、v=C−B=(−1,3,0)v=C-B=(-1,\sqrt3,0)。従って ∣v∣=2|v|=2、u⋅v=3u\cdot v=3、∣u∣2=3+d2|u|^2=3+d^2。AG→=(2u+6v)/7\overrightarrow{AG}=(2u+6v)/7 であり ∣AG∣2=4(57+d2)49,v⋅AG=307.\displaystyle |AG|^2=\frac{4(57+d^2)}{49},\qquad v\cdot AG=\frac{30}{7}. 条件 ∠DAG=π/6\angle DAG=\pi/6 より v⋅AG∣v∣∣AG∣=32したがって15257+d2=32,\displaystyle \frac{v\cdot AG}{|v||AG|}=\frac{\sqrt3}{2} \quad\text{したがって}\quad \frac{15}{2\sqrt{57+d^2}}=\frac{\sqrt3}{2}, 従って d2=18d^2=18、d>0d>0 から d=32d=3\sqrt2。ゆえに A=(1,−3,32)A=(1,-\sqrt3,3\sqrt2)。

(2) 高さを zz とする水平断面を考え、s=z/ds=z/d(0≦s≦10\le s\le1)とおく。断面四角形の頂点は、辺 OA,AB,CD,ODOA,AB,CD,OD 上の交点でそれぞれ (s,−3s),(1,−3s),(0,3(1−s)),(0,0)(s,-\sqrt3s),\quad(1,-\sqrt3s),\quad(0,\sqrt3(1-s)),\quad(0,0) となる。ODOD は回転軸上にあるため回転後の断面は半径最大値の円板である。各頂点の軸からの距離の最大値は R(s)=max⁡{2s,1+3s2,3(1−s)}={3(1−s),0≦s≦1/3,1+3s2,1/3≦s≦1,\displaystyle R(s)=\max\{2s,\sqrt{1+3s^2},\sqrt3(1-s)\} =\begin{cases}\sqrt3(1-s),&0\le s\le1/3,\\\sqrt{1+3s^2},&1/3\le s\le1,\end{cases} (1+3s2≧2s\sqrt{1+3s^2}\ge2s)。よって体積は V=πd(∫01/33(1−s)2ds+∫1/31(1+3s2)ds)=πd(1927+4427)=73πd=72π.\displaystyle V=\pi d\left(\int_0^{1/3}3(1-s)^2ds+\int_{1/3}^1(1+3s^2)ds\right) =\pi d\left(\frac{19}{27}+\frac{44}{27}\right) =\frac73\pi d=7\sqrt2\pi.

この問題で使う考え方

  • 空間座標と空間ベクトル
  • ベクトルの和・差・実数倍
  • 位置ベクトル
  • ベクトルの内積
  • ベクトルによる図形の考察
  • 空間図形の計量
  • 定積分による体積
  • 定積分

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