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秋田大学/2013年度

秋田大学 2013年 数学 第2問解答・解説

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1問題

秋田大学2013年度第2問

k を整数とし, 0≦x≦π0 \leq x \leq \pi において, f(x)=exsin⁡{(4k+1)x}f(x) = e^{x} \sin\{(4k + 1)x\} ,

g(x)=exsin⁡xg(x)=e^{x}\sin x とする。このとき,次の問いに答えよ。

(i) k = 2 のとき, 2 つの曲線 y=f(x)y = f(x) , y=g(x)y = g(x) の共有点の x 座標を求めよ。

(ii) k = -1 のとき, 2つの曲線 y=f(x)y = f(x) , y=g(x)y = g(x) で囲まれた図形の面積を求めよ。

(iii) 任意の整数 k に対して, 2つの曲線 y=f(x)y = f(x) , y=g(x)y = g(x) の共有点のうちに, その点におけるそれぞれの曲線の接線が一致するものがあることを示せ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (i) x=0,π/10,π/4,3π/10,π/2,7π/10,3π/4,9π/10,π\quad x=0,\pi/10,\pi/4,3\pi/10,\pi/2,7\pi/10,3\pi/4,9\pi/10,\pi\quad 。(ii) 面積は 4(eπ+1)/5\quad 4(e^\pi+1)/5\quad 。(iii) x=π/2\quad x=\pi/2\quad で共有点と共通接線が存在する。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

0≦x≦π0\le x\le\pi とする。

(i) k=2k=2 のとき f(x)=exsin⁡9xf(x)=e^x\sin9x である。ex>0e^x>0 より共有点の xx 座標は sin⁡9x=sin⁡xすなわち2cos⁡5xsin⁡4x=0\sin9x=\sin x \text{すなわち} 2\cos5x\sin4x=0 を満たす。sin⁡4x=0\sin4x=0 から x=0, π4, π2, 3π4, π,\displaystyle x=0,\ \frac\pi4,\ \frac\pi2,\ \frac{3\pi}4,\ \pi, cos⁡5x=0\cos5x=0 から x=π10, 3π10, π2, 7π10, 9π10\displaystyle x=\frac\pi{10},\ \frac{3\pi}{10},\ \frac\pi2,\ \frac{7\pi}{10},\ \frac{9\pi}{10} を得る。共通する π/2\pi/2 を重複なく並べると x=0, π10, π4, 3π10, π2, 7π10, 3π4, 9π10, π.\displaystyle \boxed{x=0,\ \frac\pi{10},\ \frac\pi4,\ \frac{3\pi}{10},\ \frac\pi2,\ \frac{7\pi}{10},\ \frac{3\pi}4,\ \frac{9\pi}{10},\ \pi.}

(ii) k=−1k=-1 では f(x)=−exsin⁡3xf(x)=-e^x\sin3x だから g(x)−f(x)=ex(sin⁡x+sin⁡3x)=2exsin⁡2xcos⁡x=4exsin⁡xcos⁡2x≧0(0≦x≦π).g(x)-f(x)=e^x(\sin x+\sin3x)=2e^x\sin2x\cos x=4e^x\sin x\cos^2x\ge0 \quad(0\le x\le\pi). 従って求める面積は ∫0π(g(x)−f(x)) dx=∫0πex(sin⁡x+sin⁡3x) dx=[ex(sin⁡x−cos⁡x2+sin⁡3x−3cos⁡3x10)]0π=45(eπ+1).\displaystyle \begin{aligned} \int_0^\pi(g(x)-f(x))\,dx &=\int_0^\pi e^x(\sin x+\sin3x)\,dx\\ &=\left[e^x\left(\frac{\sin x-\cos x}{2} +\frac{\sin3x-3\cos3x}{10}\right)\right]_0^\pi\\ &=\boxed{\frac45(e^\pi+1)}. \end{aligned}

(iii) 任意の整数 kk に対して、x=π/2x=\pi/2 とおくと (4k+1)x=2kπ+π2,\displaystyle (4k+1)x=2k\pi+\frac\pi2, よって f(x)=g(x)=eπ/2f(x)=g(x)=e^{\pi/2} である。また f′(x)=ex{sin⁡((4k+1)x)+(4k+1)cos⁡((4k+1)x)},g′(x)=ex(sin⁡x+cos⁡x)f'(x)=e^x\{\sin((4k+1)x)+(4k+1)\cos((4k+1)x)\}, \qquad g'(x)=e^x(\sin x+\cos x) なので f′(π2)=g′(π2)=eπ/2.\displaystyle f'\left(\frac\pi2\right)=g'\left(\frac\pi2\right)=e^{\pi/2}. 両曲線は共有点 (π2,eπ/2)\displaystyle \left(\frac\pi2,e^{\pi/2}\right) で同じ接線をもち、その方程式は y−eπ/2=eπ/2(x−π2).\displaystyle \boxed{y-e^{\pi/2}=e^{\pi/2}\left(x-\frac\pi2\right)}.

(i) は三角関数の和積公式で交点条件を因数分解する。(ii) は差の符号を区間全体で判定して定積分を計算する。(iii) は x=π/2 を選び、値と導関数が同じになることを示す。

この問題で使う考え方

  • 和積公式
  • 定積分による面積
  • 微分係数による接線の一致

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