本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

秋田大学/2024年度

秋田大学 2024年 数学 第6問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

秋田大学2024年度第6問

2個の文字a, bから重複を許してn個(n = 1, 2, 3, ……)選んで一列に並べたものを「長さnの文字列」と呼ぶ。各k = 0, 1, 2, ……に対して, 長さ 2k2^{k} の文字列 SkS_{k} を次のように定義する。

S0=a,Sk+1=Skf(Sk)S _ {0} = \mathrm{a}, \quad S _ {k + 1} = S _ {k} f (S _ {k})

ただし, f(Sk)f(S_k) は文字列 SkS_k 中に現れる a を b に, b を a にそれぞれ置き換えて得られる文字列である。たとえば, S1=S0f(S0)=af(a)=abS_1 = S_0 f(S_0) = a f(a) = ab であり,

S2=S1f(S1)=abf(ab)=abbaS_{2}=S_{1}f(S_{1})=\mathrm{ab}f(\mathrm{ab})=\mathrm{abba} である。次の問いに答えなさい。

(i) 文字列 S3S_{3} を求めなさい。

(ii) 各 k = 1, 2, 3, …… について, 文字列 SkS_{k} の最後の 2 文字は ab か ba になることを示しなさい。

(iii) 各 k = 2, 3, 4, …… について, 文字列 SkS_{k} 中に, a が 3 回連続して現れることも, b が 3 回連続して現れることもないことを示しなさい。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

文字ごとの補集合写像と連結の漸化式を用いる。末尾2文字の性質を帰納法で示し、三連続が新しく生じうる連結境界を調べて排除する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (i)S3=abbabaab.(i)\quad S_3=\mathrm{abbabaab}.
    (ii)(ii)\quad 末尾2文字は ab\mathrm{ab} または ba.\mathrm{ba}.
    (iii)aaa,bbb(iii)\quad \mathrm{aaa},\mathrm{bbb} は現れない.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(i) S0=a,S1=ab,S2=abbaS_0=\mathrm{a},\quad S_1=\mathrm{ab},\quad S_2=\mathrm{abba} であり、f(S2)=baabf(S_2)=\mathrm{baab} だから、 S3=S2f(S2)=abba baab=abbabaab.S_3=S_2f(S_2)=\mathrm{abba}\,\mathrm{baab}=\mathrm{abbabaab}.

(ii) k=1k=1 では S1S_1 の末尾2文字は ab\mathrm{ab}。Sk+1=Skf(Sk)S_{k+1}=S_kf(S_k) より、Sk+1S_{k+1} の末尾2文字は SkS_k の末尾2文字を文字ごとに交換したものになる。交換は ab を ba に、ba を ab に\mathrm{ab}\text{ を }\mathrm{ba}\text{ に、}\mathrm{ba}\text{ を }\mathrm{ab}\text{ に}移すので、帰納法によりすべての k≧1k\geq1 で末尾2文字は ab または ba\mathrm{ab}\text{ または }\mathrm{ba} である。

(iii) 基底 S2=abbaS_2=\mathrm{abba} には同じ文字3つの連続はない。SkS_k に aaa,bbb\mathrm{aaa},\mathrm{bbb} がないなら、その文字を交換した f(Sk)f(S_k) にもない。Sk+1=Skf(Sk)S_{k+1}=S_kf(S_k) の中で新たにできる可能性があるのは、2つの部分の境目をまたぐ長さ3の部分だけである。境目をまたぐ部分は、SkS_k の末尾2文字と f(Sk)f(S_k) の先頭1文字からなるもの、または SkS_k の末尾1文字と f(Sk)f(S_k) の先頭2文字からなるもののいずれかである。k≧1k\geq1 では SkS_k の先頭2文字は ab(S1=abS_1=\mathrm{ab} であり、各項は直前の項から始まる)なので、f(Sk)f(S_k) の先頭2文字は ba であり、後者は同一文字3つにならない。また (ii) より SkS_k の末尾2文字は ab または ba\mathrm{ab}\text{ または }\mathrm{ba} で、前者も同一文字3つにならない。したがって境目にも aaa,bbb\mathrm{aaa},\mathrm{bbb} は生じない。基底 S2からS_2\text{から}の帰納法により、すべての k≧2k\geq2 で両方とも現れない。

この問題で使う考え方

  • 数学的帰納法
  • 漸化式

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。