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愛媛大学/2026年度/前期

愛媛大学 2026年 数学 第4問解答・解説

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1問題

愛媛大学2026年度第4問

次の □\square に適する数を,解答用紙の指定のところに記入せよ。

(1) 曲線 x26+y23=1\displaystyle \dfrac{x^{2}}{6}+\dfrac{y^{2}}{3}=1 上の点 P(a,b)P(a,b) における接線の傾きが 2 のとき,a=(ア), b=(イ)a=\boxed{\text{(ア)}},\ b=\boxed{\text{(イ)}} である。ただし,a>0a>0 とする。

(2) 時刻 tt における座標が x=12+cos⁡t,y=sin⁡t2+cos⁡t\displaystyle x=\frac{1}{2+\cos t},\qquad y=\frac{\sin t}{2+\cos t} で与えられる点 P(x,y)P(x,y) の運動について,時刻 t=π2\displaystyle t=\dfrac{\pi}{2} における点 PP の速度を v⃗=(p,q)\vec{v}=(p,q) とすると,p=(ウ), q=(エ)p=\boxed{\text{(ウ)}},\ q=\boxed{\text{(エ)}} である。

(3) 原点 OO から出発して数直線上を動く点 PP がある。点 PP は,さいころをひとつ投げて,2 以下の目が出たら +1+1 だけ移動し,3 以上の目が出たら −1-1 だけ移動する。

(i) さいころを2回投げ終わったとき,点 PP が原点 OO にある確率は (オ)\boxed{\text{(オ)}} である。

(ii) さいころを4回投げ終わったとき,点 PP が原点 OO 以外の点にある確率は (カ)\boxed{\text{(カ)}} である。

(4) ∫01e2xe2x+1 dx=(キ)\displaystyle\int_{0}^{1}\frac{e^{2x}}{e^{2x}+1}\,dx=\boxed{\text{(キ)}} である。

(5) f(x)=19−x2\displaystyle f(x)=\dfrac{1}{\sqrt{9-x^{2}}} とするとき,f′(1)=(ク)f'(1)=\boxed{\text{(ク)}} である。また,f(x)f(x) は x=(ケ)x=\boxed{\text{(ケ)}} のとき最小値をとる。さらに,曲線 y=f(x)y=f(x) と直線 y=f(5)y=f(\sqrt{5}) で囲まれた図形を yy 軸のまわりに1回転してできる回転体の体積は (コ)\boxed{\text{(コ)}} である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) a=433, b=−33\displaystyle a=\frac{4\sqrt{3}}{3},\ b=-\frac{\sqrt{3}}{3}。(2) p=q=14\displaystyle p=q=\frac14。(3)(i)49\displaystyle \frac49, (ii)1927\displaystyle \frac{19}{27}。(4) 12ln⁡(e2+12)\displaystyle \frac12\ln\left(\frac{e^2+1}{2}\right)。(5) f′(1)=232\displaystyle f'(1)=\frac{\sqrt{2}}{32}、最小値13\displaystyle \frac13はx=0x=0、回転体体積π2\displaystyle \frac\pi2。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 楕円を陰関数微分すると x3+2y3y′=0,y′=−x2y.\displaystyle \frac{x}{3}+\frac{2y}{3}y'=0,\qquad y'=-\frac{x}{2y}. 傾きが2なのでa=−4ba=-4b。これを楕円の式に代入すると3b2=13b^2=1。a>0a>0よりb<0b<0を選び、 a=433,b=−33.\displaystyle a=\frac{4\sqrt3}{3},\qquad b=-\frac{\sqrt3}{3}. 代入すると楕円の左辺は8/9+1/9=18/9+1/9=1、接線傾きは22で条件を満たす。

(2) 座標を時刻で微分すると dxdt=sin⁡t(2+cos⁡t)2,dydt=cos⁡t(2+cos⁡t)+sin⁡2t(2+cos⁡t)2.\displaystyle \frac{dx}{dt}=\frac{\sin t}{(2+\cos t)^2},\qquad \frac{dy}{dt}=\frac{\cos t(2+\cos t)+\sin^2t}{(2+\cos t)^2}. t=π/2t=\pi/2では両方とも1/41/4だから(p,q)=(1/4,1/4)(p,q)=(1/4,1/4)。

(3) 1回ごとに+1+1となる確率は1/31/3、−1-1となる確率は2/32/3。独立な移動である。

(i) 2回後に原点にいるには各方向へ1回ずつ進む。従って確率は2(1/3)(2/3)=4/92(1/3)(2/3)=4/9。

(ii) 4回後に原点にいるには各方向へ2回ずつ進む。確率は(42)(1/3)2(2/3)2=8/27\displaystyle \binom42(1/3)^2(2/3)^2=8/27。従って原点以外にいる確率は1−8/27=19/271-8/27=19/27。

(4) ddxlog⁡(e2x+1)=2e2xe2x+1\displaystyle \frac{d}{dx}\log(e^{2x}+1)=\frac{2e^{2x}}{e^{2x}+1}より ∫01e2xe2x+1 dx=12[log⁡(e2x+1)]01=12log⁡e2+12.\displaystyle \int_0^1\frac{e^{2x}}{e^{2x}+1}\,dx=\frac12\left[\log(e^{2x}+1)\right]_0^1 =\frac12\log\frac{e^2+1}{2}.

(5) f(x)=(9−x2)−1/2f(x)=(9-x^2)^{-1/2}なので f′(x)=x(9−x2)3/2,f′(1)=183/2=232.\displaystyle f'(x)=\frac{x}{(9-x^2)^{3/2}},\qquad f'(1)=\frac{1}{8^{3/2}}=\frac{\sqrt2}{32}. 9−x29-x^2はx=0x=0で最大だからffはそこで最小値1/31/3をとる。

f(5)=1/2f(\sqrt5)=1/2。囲まれた部分では1/3≦y≦1/21/3\le y\le1/2であり、水平断面は y=19−x2よりx2=9−1y2.\displaystyle y=\frac1{\sqrt{9-x^2}}\quad\text{より}\quad x^2=9-\frac1{y^2}. この断面はx=0x=0を含むため、回転後の断面は半径9−1/y2\sqrt{9-1/y^2}の円板である。よって V=π∫1/31/2(9−1y2)dy=π[9y+1y]1/31/2=π2.\displaystyle V=\pi\int_{1/3}^{1/2}\left(9-\frac1{y^2}\right)dy =\pi\left[9y+\frac1y\right]_{1/3}^{1/2}=\frac\pi2.

この問題で使う考え方

  • 陰関数微分
  • 媒介変数の微分
  • 二項確率
  • 対数の積分
  • 断面積の積分

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