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慶應義塾大学/2003年度/医

慶應義塾大学 2003年 数学 第I問解答・解説

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1問題

慶應義塾大学2003年度第I問

以下の文章の空欄に適切な数または式を入れて文章を完成させなさい。

座標平面の第1象限内の点を P(u,v) (u>0, v>0)P(u,v)\ (u>0,\ v>0),方程式 x2a2+y2b2=1 (a>0, b>0)\displaystyle \dfrac{x^2}{a^2}+\dfrac{y^2}{b^2}=1\ (a>0,\ b>0) により表されるだ円を C1C_1,方程式 x2c2−y2d2=1 (c>0, d>0)\displaystyle \dfrac{x^2}{c^2}-\dfrac{y^2}{d^2}=1\ (c>0,\ d>0) により表される双曲線を C2C_2 とし,次の条件(i),(ii)を仮定する。

(i) C1,C2C_1,C_2 の焦点はともに (−1,0),(1,0)(-1,0),(1,0) である。

(ii) C1,C2C_1,C_2 はともに点 PP を通る。

(1) 以下の(あ)から(え)を b,db,d のみの関数で答えなさい。

双曲線 C2C_2 の焦点が (−1,0),(1,0)(-1,0),(1,0) であることより c=(あ)c=\boxed{\text{(あ)}} である。また,v=(い)v=\boxed{\text{(い)}} である。点 PP におけるだ円 C1C_1 の接線の傾きを k1k_1,点 PP における双曲線 C2C_2 の接線の傾きを k2k_2 とすると,k2=(う)k_2=\boxed{\text{(う)}} であり,k1k2=(え)k_1k_2=\boxed{\text{(え)}} である。

(2) r>1r>1 とし,点 P(u,v) (u>0, v>0)P(u,v)\ (u>0,\ v>0) が半径 rr の円周上を動くとする。

以下の(お),(か)を rr のみの関数で答えなさい。

点 PP の偏角を θ\theta(ラジアン)とし,だ円 C1C_1 の方程式中の bb を θ\theta のみの関数とみて b(θ)b(\theta) と表す。このとき,b(0)=lim⁡θ→+0b(θ)\displaystyle b(0)=\lim\limits _{\theta\to+0}b(\theta) とおくと b(0)=(お)b(0)=\boxed{\text{(お)}} であり,従って lim⁡θ→+0b(θ)2−b(0)2θ2=(か)\displaystyle \lim\limits _{\theta\to+0}\dfrac{b(\theta)^2-b(0)^2}{\theta^2}=\boxed{\text{(か)}} である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • あ
    1−d2\sqrt{1-d^{2}}
  • い
    bd
  • う
    ad/(bc)
  • え
    −1
  • お
    r2−1\sqrt{r^{2}-1}
  • か
    r²/(r²−1)

3解答

解答を見る途中式つきの解答

焦点が (−1,0),(1,0)(-1,0),(1,0) なので、楕円と双曲線の標準形から a2−b2=1,c2+d2=1.a^2-b^2=1,\qquad c^2+d^2=1. 従って a=1+b2a=\sqrt{1+b^2}、c=1−d2c=\sqrt{1-d^2}。

点 P(u,v)P(u,v) が両方の曲線上にあるため u2a2+v2b2=1,u2c2−v2d2=1.\displaystyle \frac{u^2}{a^2}+\frac{v^2}{b^2}=1,\qquad \frac{u^2}{c^2}-\frac{v^2}{d^2}=1. ここで U=u2,V=v2U=u^2,V=v^2 とおき、a2=1+b2, c2=1−d2a^2=1+b^2,\ c^2=1-d^2 を代入して連立すると U=(1+b2)(1−d2)=a2c2,V=b2d2.U=(1+b^2)(1-d^2)=a^2c^2,\qquad V=b^2d^2. u,v>0u,v>0 より u=ac, v=bdu=ac,\ v=bd。したがって あ=1−d2, い=bd\text{あ}=\sqrt{1-d^2},\ \text{い}=bd。

楕円を暗黙微分すると接線の傾きは k1=−b2u/(a2v)k_1=-b^2u/(a^2v)、双曲線では k2=d2u/(c2v)k_2=d^2u/(c^2v)。u=ac,v=bdu=ac,v=bd を代入すれば k2=adbc,k1=−bcad,k1k2=−1.\displaystyle k_2=\frac{ad}{bc},\qquad k_1=-\frac{bc}{ad},\qquad k_1k_2=-1. よって う=ad/(bc), え=−1\text{う}=ad/(bc),\ \text{え}=-1。

(2) では u=rcos⁡θ, v=rsin⁡θu=r\cos\theta,\ v=r\sin\theta とおく。B=b2B=b^2 とすると楕円の式は r2cos⁡2θB+1+r2sin⁡2θB=1.\displaystyle r^2\frac{\cos^2\theta}{B+1}+r^2\frac{\sin^2\theta}{B}=1. θ→+0\theta\to+0 で v→0, u→rv\to0,\ u\to r だから B(0)=r2−1B(0)=r^2-1、従って b(0)=r2−1b(0)=\sqrt{r^2-1}。

さらに s=sin⁡2θs=\sin^2\theta とおき F(B,s)=r2(1−sB+1+sB)−1=0\displaystyle F(B,s)=r^2\left(\frac{1-s}{B+1}+\frac{s}{B}\right)-1=0 を陰関数として微分する。(B,s)=(r2−1,0)(B,s)=(r^2-1,0) で Fs=1r2−1,FB=−1r2.\displaystyle F_s=\frac1{r^2-1},\qquad F_B=-\frac1{r^2}. よって dB/ds=−Fs/FB=r2/(r2−1)dB/ds=-F_s/F_B=r^2/(r^2-1)。また sin⁡2θ/θ2→1\sin^2\theta/\theta^2\to1 だから lim⁡θ→+0b(θ)2−b(0)2θ2=r2r2−1.\displaystyle \lim\limits _{\theta\to+0}\frac{b(\theta)^2-b(0)^2}{\theta^2} =\frac{r^2}{r^2-1}. ゆえに お=r2−1, か=r2/(r2−1)\text{お}=\sqrt{r^2-1},\ \text{か}=r^2/(r^2-1)。

焦点から楕円・双曲線の係数関係を出し、共通点Pの座標を連立方程式で求めます。接線の傾きは陰関数微分で計算します。最後はB=b²と置いた楕円方程式をsin²θの関数として陰関数微分し、θ²で割った極限を求めます。

この問題で使う考え方

  • 焦点と標準形
  • 連立方程式
  • 陰関数微分

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