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福井大学/2022年度

福井大学 2022年 数学 第1問解答・解説

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1問題

福井大学2022年度第1問

数列 {a_n} は、a_1=1、a_2=1、an+2=2an+1+ana_{n+2}=2a_{n+1}+a_n (n=1,2,3,...) を満たす。 複素数 z_n を z_n = cos(2πa_n/3) + i sin(2πa_n/3) (n=1,2,3,...) と定める。ただし、iは虚数単位である。このとき、以下の問いに答えよ。

(1) |z_3-z_2| の値を求めよ。

(2) z_n ≠ 1/2 + (√3/2)i (n=1,2,3,...) であることを示せ。

(3) z_1, z_2, ..., z_100 のうち、実数であるものの個数を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) 3\sqrt3. (2) 全てのnでz_n≠12+32i\displaystyle \frac12+\frac{\sqrt3}{2}i. (3) 2525個.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

rnr_n を ana_n の3を法とする剰余とする。a1=a2=1a_1=a_2=1、an+2=2an+1+ana_{n+2}=2a_{n+1}+a_n より (r1,…,r8)=(1,1,0,1,2,2,0,2),(r9,r10)=(1,1)=(r1,r2).(r_1,\ldots,r_8)=(1,1,0,1,2,2,0,2),\quad(r_9,r_{10})=(1,1)=(r_1,r_2). 同じ二項から以降が定まるため、この剰余列は周期8。

(1) r3=0r_3=0 より z3=1z_3=1、z2=−1/2+3i/2z_2=-1/2+\sqrt3 i/2。したがって ∣z3−z2∣=∣32−32i∣=3.\displaystyle |z_3-z_2|=\left|\frac32-\frac{\sqrt3}{2}i\right|=\sqrt3. (2) zn3=cos⁡(2πan)+isin⁡(2πan)=1z_n^3=\cos(2\pi a_n)+i\sin(2\pi a_n)=1。一方 (1/2+3i/2)3=−1(1/2+\sqrt3 i/2)^3=-1 だから、この値がどの znz_n とも等しくなることはない。

(3) znz_n が実数となるのは 3∣an3\mid a_n、つまり rn=0r_n=0 のとき。周期列では位置3,7 (mod 8) に現れる。1≦n≦1001\le n\le100 で n=3+8kn=3+8k は13個、n=7+8kn=7+8k は12個、計2525個。

漸化式の剰余列mod3は周期8で(1,1,0,1,2,2,0,2)。∣z3−z2∣=3|z_3-z_2|=\sqrt3、指定複素数はznz_nの値として現れず、n≦100n\le100で実数となるznz_nは25個。

この問題で使う考え方

  • 剰余類の漸化式
  • 周期性
  • 複素数の三乗
  • 周期回数の数え上げ

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