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弘前大学/2021年度

弘前大学 2021年 数学 第3問解答・解説

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1問題

弘前大学2021年度第3問

座標平面上の3点O(0,0),A(2,1), B0(3,4)B_{0}(3,4) を頂点とする三角形 OAB0OAB_{0} がある。辺 AB0AB_{0} を3:2に内分する点を C1C_{1} とし,点 C1C_{1} から辺 OB0OB_{0} に下ろした垂線と辺 OB0OB_{0} との交点を B1B_{1} とする。また,線分 AB1AB_{1} を3:2に内分する点を C2C_{2} とし,点 C2C_{2} から辺 OB0OB_{0} に下ろした垂線と辺 OB0OB_{0} との交点を B2B_{2} とする。以下同様に,自然数nに対し,線分 ABn−1AB_{n-1} を3:2に内分する点を CnC_{n} とし,点 CnC_{n} から辺 OB0OB_{0} に下ろした垂線と辺 OB0OB_{0} との交点を BnB_{n} とする。次の問いに答えよ。

(1) 三角形 OAB₁ の面積を求めよ。

(2) 自然数 n に対し, 三角形 OABn_{n} の面積を n を用いて表せ。

(3) 自然数 n に対し, 三角形 ABnCnAB_{n}C_{n} の面積を n を用いて表せ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

内分点と垂線の交点を座標で表し、B_nのOB0OB_0上の倍率について漸化式を作る。面積は底辺と高さを用いて求める。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) 1910,\displaystyle \space{}\frac{19}{10},\qquad (2) 1+3n+12⋅5n,\displaystyle \space{}1+\frac{3^{n+1}}{2\cdot 5^n},\qquad (3) (35)n+1.\displaystyle \space{}\left(\frac35\right)^{n+1}.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

Bn=tnB0=(3tn,4tn)(t0=1)B_n=t_nB_0=(3t_n,4t_n)\quad(t_0=1) とおく。線分 ABn−1AB_{n-1} を 3:23:2 に内分するので Cn=2A+3Bn−15=(4+9tn−15,2+12tn−15)=:(un,vn).\displaystyle C_n=\frac{2A+3B_{n-1}}5 =\left(\frac{4+9t_{n-1}}5,\frac{2+12t_{n-1}}5\right) =:(u_n,v_n). 直線 OB0OB_0 は y=43x\displaystyle y=\frac43x。CnC_n からこの直線に下ろした垂線の傾きは −34\displaystyle -\frac34 だから、Bn=(3tn,4tn)B_n=(3t_n,4t_n) として vn−4tn=−34(un−3tn)すなわち25tn=3un+4vn.\displaystyle v_n-4t_n=-\frac34(u_n-3t_n) \quad\text{すなわち}\quad 25t_n=3u_n+4v_n. これに un,vnu_n,v_n を代入すると tn=425+35tn−1,tn−25=35(tn−1−25).\displaystyle t_n=\frac4{25}+\frac35t_{n-1},\qquad t_n-\frac25=\frac35\left(t_{n-1}-\frac25\right). t0=1t_0=1 より tn=25+(35)n+1.\displaystyle t_n=\frac25+\left(\frac35\right)^{n+1}.

(1)t1=1925.\displaystyle \text{(1)}\quad t_1=\frac{19}{25}. OB0=5OB_0=5、また AA から直線 OB0OB_0 までの距離は ∣4⋅2−3⋅1∣42+(−3)2=1\displaystyle \frac{|4\cdot2-3\cdot1|}{\sqrt{4^2+(-3)^2}}=1 なので [OAB1]=12(5t1)⋅1=1910.\displaystyle [OAB_1]=\frac12(5t_1)\cdot1=\frac{19}{10}.

(2)[OABn]=12(5tn)⋅1=52(25+(35)n+1)=1+3n+12⋅5n.\displaystyle \text{(2)}\quad [OAB_n]=\frac12(5t_n)\cdot1 =\frac52\left(\frac25+\left(\frac35\right)^{n+1}\right) =1+\frac{3^{n+1}}{2\cdot5^n}.

(3)Cn−Bn=(825,−625),BnCn=82+6225=25.\displaystyle \text{(3)}\quad C_n-B_n=\left(\frac8{25},-\frac6{25}\right), \qquad B_nC_n=\frac{\sqrt{8^2+6^2}}{25}=\frac25. PP を AA から OB0OB_0 に下ろした垂線の足とすると、 OB0:y=43x,A を通り OB0 に垂直な直線:y−1=−34(x−2)\displaystyle OB_0:y=\frac43x,\qquad \text{\(A\) を通り \(OB_0\) に垂直な直線}: y-1=-\frac34(x-2) の交点は P=(6/5,8/5)=25B0\displaystyle P=(6/5,8/5)=\frac25B_0 である。APAP と BnCnB_nC_n はともに OB0OB_0 に垂直なので平行であり、AA から直線 BnCnB_nC_n までの距離は PP から同直線までの距離に等しい。OB0⊥BnCnOB_0\perp B_nC_n よりこの距離は PBn=5(tn−25)=5(35)n+1.\displaystyle PB_n=5\left(t_n-\frac25\right) =5\left(\frac35\right)^{n+1}. したがって [ABnCn]=12⋅BnCn⋅PBn=12⋅25⋅5(35)n+1=(35)n+1.\displaystyle [AB_nC_n] =\frac12\cdot B_nC_n\cdot PB_n =\frac12\cdot\frac25\cdot5\left(\frac35\right)^{n+1} =\left(\frac35\right)^{n+1}.

この問題で使う考え方

  • 内分・外分点
  • 座標による距離
  • 直線の方程式
  • 漸化式
  • 等比数列の一般項と和

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