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岩手医科大学/2024年度/一般

岩手医科大学 2024年 数学 第2問解答・解説

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1問題

岩手医科大学2024年度第2問

座標平面上において,点 AA を中心とする円 C:x2+y2−6x+2y+6=0C:x^2+y^2-6x+2y+6=0 と点 B(−1,2)B(-1,2) を中心とする円 DD が点 TT において外接している。このとき,TT における円 CC と円 DD の共通接線を ℓ\ell とし,ℓ\ell 以外の2本の共通接線のうち,傾きが大きい方を mm,他方を nn とする。また,m,nm,n の交点を PP とし,mm と円 C,DC,D の接点をそれぞれ Q,RQ,R とする。次の問い(問1~4)に答えよ。

問1 円 DD の半径は ア\boxed{\text{ア}} であり,円 CC と円 DD の接点 TT の座標は (イウ,エオ)\displaystyle \left(\dfrac{\boxed{\text{イ}}}{\boxed{\text{ウ}}},\dfrac{\boxed{\text{エ}}}{\boxed{\text{オ}}}\right) である。

問2 ℓ\ell の方程式は y=カキx+クケ\displaystyle y=\dfrac{\boxed{\text{カ}}}{\boxed{\text{キ}}}x+\dfrac{\boxed{\text{ク}}}{\boxed{\text{ケ}}} である。

問3 QR=コサQR=\boxed{\text{コ}}\sqrt{\boxed{\text{サ}}} であり,PP の座標は (シス,−セ)\left(\boxed{\text{シス}},-\boxed{\text{セ}}\right) である。

問4 直線 ABAB について,RR と対称な点を SS とする。直線 RSRS の方程式は y=ソタx+チツ\displaystyle y=\dfrac{\boxed{\text{ソ}}}{\boxed{\text{タ}}}x+\dfrac{\boxed{\text{チ}}}{\boxed{\text{ツ}}} である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

円の平方完成と中心間距離で位置関係を定める。接線の傾きは半径との垂直性から求め、外公切線の交点を半径比で定まる外相似の中心として扱う。接線長は三平方の定理、反射後の弦は中心線方向への射影と垂直性を使って決定する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 問1:ア=3, =3,\space{} イ=7, =7,\space{} ウ=5, =5,\space{} エ=1, =1,\space{} オ=5;=5;\quad 問2:カ=4, =4,\space{} キ=3, =3,\space{} ク=5, =5,\space{} ケ=3;=3;\quad 問3:コ=2, =2,\space{} サ=6, =6,\space{} シス=11, =11,\space{} セ=7;=7;\quad 問4:ソ=4, =4,\space{} タ=3, =3,\space{} チ=7, =7,\space{} ツ=3=3

4解答

解答を見る途中式つきの解答

問1  円Cの式を平方完成すると (x−3)2+(y+1)2=4(x-3)^2+(y+1)^2=4 となるので,中心は A(3,−1)A(3,-1),半径は2である。B(−1,2)B(-1,2) だから AB=(−1−3)2+(2+1)2=5.AB=\sqrt{(-1-3)^2+(2+1)^2}=5. 円Cと円Dは外接するので,円Dの半径は 5−2=35-2=3 である。また,接点Tは線分AB上にあり,AT:TB=2:3AT:TB=2:3 だから T=A+25(B−A)=(3,−1)+25(−4,3)=(75,15).\displaystyle T=A+\frac25(B-A)=(3,-1)+\frac25(-4,3)=\left(\frac75,\frac15\right).

問2  中心を結ぶ直線ABの傾きは −34\displaystyle -\frac34 である。接点Tにおける接線ℓ\ellは半径ATに垂直なので,その傾きは 43\displaystyle \frac43 となる。Tを通るから y−15=43(x−75),y=43x−53.\displaystyle y-\frac15=\frac43\left(x-\frac75\right),\qquad y=\frac43x-\frac53.

問3  ℓ\ell以外の2本の共通接線m,nは,両円の同じ側に接する外公切線である。その交点Pは,2直線m,nが作る同じ角の二等分線上に両中心A,Bが並ぶことから,A,Bと一直線上にある。また,中心からそれぞれの接線までの距離は半径に等しく,角の二等分線上ではその距離はPからの距離に比例するので PA:PB=2:3.PA:PB=2:3. Pは線分ABの外にあり,PB>PAであるから PB−PA=AB=5PB-PA=AB=5。よって PA=10, PB=15PA=10,\ PB=15 である。AからBへのベクトルは B−A=(−4,3)B-A=(-4,3) なので,PはAからBと反対向きに距離10だけ進んだ点であり P=A−2(B−A)=(3,−1)−2(−4,3)=(11,−7).P=A-2(B-A)=(3,-1)-2(-4,3)=(11,-7). 直角三角形PAQ,PBRより,m上の接点までの距離は PQ=PA2−AQ2=102−22=46,PR=PB2−BR2=152−32=66.PQ=\sqrt{PA^2-AQ^2}=\sqrt{10^2-2^2}=4\sqrt6, \qquad PR=\sqrt{PB^2-BR^2}=\sqrt{15^2-3^2}=6\sqrt6. 外公切線上でQ,RはPから同じ向きに並ぶので,QR=PR−PQ=26QR=PR-PQ=2\sqrt6 である。

問4  e=B−AAB=(−45,35)\displaystyle \mathbf e=\frac{B-A}{AB}=\left(-\frac45,\frac35\right) とする。PはAを越えてBと反対側にあり,BP→=−15e\overrightarrow{BP}=-15\mathbf e である。三角形PBRはRで直角だから,BR→\overrightarrow{BR} の BP→\overrightarrow{BP} 方向への射影の長さは BR2PB=915=35.\displaystyle \frac{BR^2}{PB}=\frac9{15}=\frac35. BP→\overrightarrow{BP} の向きは −e-\mathbf e なので,BR→\overrightarrow{BR} のAB方向の成分は −35e\displaystyle -\frac35\mathbf e である。SはRをABについて対称移動した点であるから,線分RSの中点MはAB上にあり,M=B−35e\displaystyle M=B-\frac35\mathbf e となる。よって M=(−1,2)−35(−45,35)=(−1325,4125).\displaystyle M=(-1,2)-\frac35\left(-\frac45,\frac35\right)=\left(-\frac{13}{25},\frac{41}{25}\right). RSはABに垂直である。ABの傾きは −34\displaystyle -\frac34 だから,RSの傾きは 43\displaystyle \frac43 であり,Mを通る直線の切片は 4125−43(−1325)=73.\displaystyle \frac{41}{25}-\frac43\left(-\frac{13}{25}\right)=\frac73. したがって,直線RSの方程式は y=43x+73\displaystyle y=\frac43x+\frac73 である。

検算  問1で AT=2AT=2,BT=3BT=3 となり,半径の和は中心間距離5に一致する。問3では PQ2+AQ2=96+4=100=PA2PQ^2+AQ^2=96+4=100=PA^2,PR2+BR2=216+9=225=PB2PR^2+BR^2=216+9=225=PB^2 である。また問4の直線の傾き 43\displaystyle \frac43 とABの傾き −34\displaystyle -\frac34 の積は −1-1 で,両直線は垂直である。

この問題で使う考え方

  • 円の方程式
  • 座標による距離
  • 直線の方程式
  • 内分・外分点

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