順天堂大学/2019年度/前期A方式
順天堂大学 2019年 数学 第III問解答・解説
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1問題
(1) 1050と819の最大公約数をユークリッドの互除法を用いて求めよ。 (2) 2つの正の整数があり,をで割った余りをとする。のとき,の公約数はの約数であることを示せ。 (3) 2つの正の整数があり,それらの最大公約数をとする。このとき,ある整数を用いてと表されることを示せ。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2解答
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順天堂大学 2019 問III(独立A)
(1) 1050 と 819 の最大公約数
ユークリッドの互除法を行う。 最後の0でない余りは21なので、最大公約数は
(2) 公約数は余りを割り切る
を で割った商を整数 とすれば、割り算の定理により である。 が の公約数なら と書ける整数 が存在する。よって であり、 は整数だから 。したがって は の約数である。
(3) 最大公約数は の整数係数一次結合
とし、ユークリッドの互除法を続ける。各段階で と書ける。余りは正の整数の範囲で次第に小さくなるため、ある段階で余りが0となる。最後の0でない余りを とする。
各段階で、 がともに の整数係数一次結合なら、 も の整数係数一次結合である。最初の はその形なので、順にすべての余りがその形で表される。特に となる整数 がある。
最後の0でない余りは の最大公約数であることも確認する。割り算の式 から、 の公約数は の公約数と同じである。これを繰り返すと の公約数全体は最後の組 の公約数全体と一致し、その最大の正の公約数は 。ゆえに であり、 と表される。
最終解答
1) 。
2) と書けば、公約数 について も の倍数であり、。
3) ユークリッドの互除法で作る最後の0でない余り は、各余りが前の2つの整数係数一次結合として保たれるため、ある整数 によって と表される。
方法
ユークリッドの互除法、整数の割り算の定理、余りの漸化的な表示を用いた。
issues
なし。
この問題で使う考え方
- ユークリッドの互除法
- 約数・倍数
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