本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

聖マリアンナ医科大学/2020年度/一般

聖マリアンナ医科大学 2020年 数学 第4問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

聖マリアンナ医科大学2020年度第4問

pp は素数とし、整数 aa を pp で割った余りを a‾\overline{a} で表す。   以下の設問 (1) の テ,ト\text{テ},\text{ト} にあてはまる適切な数と、設問 (2)〜(5) に対する解答を解答用紙の所定の欄に答えよ。   (1) p=7p=7 とする。このとき 2020‾=テ,−100‾=ト\overline{2020}=\boxed{\text{テ}},\qquad \overline{-100}=\boxed{\text{ト}} である。   (2) p=7p=7 とする。a,ba,b はそれぞれ 1≦a≦6, 1≦b≦61\leq a\leq6,\ 1\leq b\leq6 を満たす整数とする。下の表で、aa 行 bb 列の欄に ab‾\overline{ab} を記入することによってすべての空欄を埋めるとき、(a),(b),(c)に入る数の組み合わせを下の①〜⑧から選び、その番号を答えよ。 a\b123456112322415336254(a)6531(b)(c)6431\begin{array}{c|cccccc} a\backslash b&1&2&3&4&5&6\\\hline 1&1&2&3&&&\\ 2&2&4&&1&&5\\ 3&3&6&2&5&&\\ 4&&&&(a)&6&\\ 5&&3&1&&(b)&(c)\\ 6&&&4&3&&1 \end{array} ① (a)=1, (b)=2, (c)=2,② (a)=1, (b)=2, (c)=4,③ (a)=1, (b)=4, (c)=2,④ (a)=1, (b)=4, (c)=4,⑤ (a)=2, (b)=2, (c)=2,⑥ (a)=2, (b)=2, (c)=4,⑦ (a)=2, (b)=4, (c)=2,⑧ (a)=2, (b)=4, (c)=4.\begin{array}{ll} \text{① }(a)=1,\ (b)=2,\ (c)=2,&\text{② }(a)=1,\ (b)=2,\ (c)=4,\\ \text{③ }(a)=1,\ (b)=4,\ (c)=2,&\text{④ }(a)=1,\ (b)=4,\ (c)=4,\\ \text{⑤ }(a)=2,\ (b)=2,\ (c)=2,&\text{⑥ }(a)=2,\ (b)=2,\ (c)=4,\\ \text{⑦ }(a)=2,\ (b)=4,\ (c)=2,&\text{⑧ }(a)=2,\ (b)=4,\ (c)=4. \end{array}   (3) pp は素数とする。どんな整数 a,ba,b についても ab‾=ab‾‾\overline{ab}=\overline{a\overline{b}} であることを示せ。   (4) pp は素数とする。a‾≠0\overline{a}\neq0 ならば、ある整数 bb を選んで ab‾=1\overline{ab}=1 とできることを示せ。   (5) aa は整数で7の倍数ではないとする。このとき a6−1a^6-1 は7の倍数であることを示せ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

余りの定義を商と剰余で扱い、素数による互除法で非零余りの逆数を示した。最後はa倍による非零剰余の並べ替えと積を用いて7による割り切れを導いた。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) 2020‾=4, −100‾=5\overline{2020}=4,\space{}\overline{-100}=5\quad(2) ((a),(b),(c))=(2,4,2), ⑦((a),(b),(c))=(2,4,2),\space{}⑦\quad(3) ab‾=ab‾‾\overline{ab}=\overline{a\overline b}\quad(4) ∃b∈Z:ab‾=1\exists b\in\mathbb Z:\overline{ab}=1\quad(5) 7∣(a6−1)7\mid(a^6-1)

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1)  2020=7⋅288+42020=7\cdot288+4、−100=7⋅(−15)+5-100=7\cdot(-15)+5 より、2020‾=4, −100‾=5\overline{2020}=4,\ \overline{-100}=5。

(2)  各欄は積を7で割った余りである。空欄を含む表は a\b123456112345622461353362514441526355316426654321\begin{array}{c|rrrrrr} a\backslash b&1&2&3&4&5&6\\\hline 1&1&2&3&4&5&6\\ 2&2&4&6&1&3&5\\ 3&3&6&2&5&1&4\\ 4&4&1&5&2&6&3\\ 5&5&3&1&6&4&2\\ 6&6&5&4&3&2&1 \end{array} である。特に (a)=4⋅4‾=2(a)=\overline{4\cdot4}=2、(b)=5⋅5‾=4(b)=\overline{5\cdot5}=4、(c)=5⋅6‾=2(c)=\overline{5\cdot6}=2 だから、組は (2,4,2)(2,4,2)、選択肢⑦。

(3)  整数 bb を pp で割った商を qq、余りを r=b‾r=\overline b とすると、b=qp+rb=qp+r。よって ab=aqp+ar.ab=aqp+ar. abab と ar=ab‾ar=a\overline b の差は aqpaqp であり、pp の倍数である。したがって両者を pp で割った余りは同じで、ab‾=ab‾‾\overline{ab}=\overline{a\overline b}。

(4)  a‾≠0\overline a\ne0 だから pp は aa を割らず、pp は素数なので gcd⁡(a,p)=1\gcd(a,p)=1。ユークリッドの互除法により、ある整数 b,cb,c が存在して ab+pc=1ab+pc=1 と書ける。従って ab−1=−pcab-1=-pc は pp の倍数であり、ab‾=1\overline{ab}=1。

(5)  7∤a7\nmid a とする。a‾,2a‾,…,6a‾\overline a,\overline{2a},\ldots,\overline{6a} はいずれも0でない。もし 1≦i<j≦61\le i<j\le6 で ia‾=ja‾\overline{ia}=\overline{ja} なら、7∣a(i−j)7\mid a(i-j) となる。7は素数で7は aa を割らないから 7∣(i−j)7\mid(i-j) となるが、1≦j−i≦51\le j-i\le5 に反する。従ってこれら6個の余りは互いに異なり、1,2,3,4,5,61,2,3,4,5,6 を並べ替えたものに一致する。積を取ると a6⋅6!‾=6!‾.\overline{a^6\cdot6!}=\overline{6!}. ここで 6!‾=720‾=6≠0\overline{6!}=\overline{720}=6\ne0 であり、(4)よりこの余りは逆数をもつ。両辺を 6!‾\overline{6!} で割れるので a6‾=1\overline{a^6}=1、すなわち a6−1a^6-1 は7の倍数である。

検算として、6!‾=6\overline{6!}=6 であり 6⋅6=36≡1(mod7)6\cdot6=36\equiv1\pmod7 だから、最後の約分は具体的にも正当である。

この問題で使う考え方

  • 約数・倍数
  • ユークリッドの互除法

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。