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順天堂大学/2021年度/一般選抜A方式

順天堂大学 2021年 数学 第II問解答・解説

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1問題

順天堂大学2021年度第II問

空欄に適する解答をマークせよ。  (a) 1辺の長さが1の正五角形 ABCDEABCDE について考える(下図)。

円に内接する五角形ABCDEが描かれ、頂点は上から反時計回りにA、B、C、D、Eと並ぶ。中心の点にOの表示があり、五角形の辺と対角線AC、AD、BDが引かれている。

対角線 ACAC の長さは ア+イウ\displaystyle \frac{\boxed{\text{ア}}+\sqrt{\boxed{\text{イ}}}}{\boxed{\text{ウ}}} である。sin⁡2∠BAC=エ−オカ\displaystyle\sin^2\angle BAC=\frac{\boxed{\text{エ}}-\sqrt{\boxed{\text{オ}}}}{\boxed{\text{カ}}} なので、この正五角形の外接円の半径を rr とおくと、 r2=キ+クケコ\displaystyle r^2=\frac{\boxed{\text{キ}}+\sqrt{\boxed{\text{ク}}}}{\boxed{\text{ケコ}}} である。また、この正五角形の面積を SS とすると、 S2=サシ+スセソタチ\displaystyle S^2=\frac{\boxed{\text{サシ}}+\boxed{\text{スセ}}\sqrt{\boxed{\text{ソ}}}}{\boxed{\text{タチ}}} である。  (b) (a)の外接円の中心を OO とおく。(a)の正五角形を底面とし、すべての辺の長さが1である五角錐を考える。頂点を FF とおく。この底面に対する高さを hh とすると、 h2=ツ−テトナ\displaystyle h^2=\frac{\boxed{\text{ツ}}-\sqrt{\boxed{\text{テ}}}}{\boxed{\text{トナ}}} となる。∠AFO=θ\angle AFO=\theta とおくと、 sin⁡2θ=ニヌネ\displaystyle \sin 2\theta=\frac{\boxed{\text{ニ}}\sqrt{\boxed{\text{ヌ}}}}{\boxed{\text{ネ}}} である。  (c) (b)の FF を1辺の長さが1である正二十面体の頂点の一つとすると、点 A,B,C,D,EA,B,C,D,E は FF と辺でつながる正二十面体上の頂点と考えることができる。この二十面体の外接球の半径を RR とおくと、 R2=ノ+ハヒ\displaystyle R^2=\frac{\boxed{\text{ノ}}+\sqrt{\boxed{\text{ハ}}}}{\boxed{\text{ヒ}}} である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

正五角形の角と対角線交点から黄金比を導き、三角比で外接円半径・面積を求めた。続いて、五角錐の直角三角形と正二十面体の外接球中心の射影を使い、要求された平方量を計算した。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (a)AC=1+52,sin⁡2∠BAC=5−58,r2=5+510,S2=25+10516.\displaystyle (a)\quad AC=\frac{1+\sqrt5}{2},\quad \sin^2\angle BAC=\frac{5-\sqrt5}{8},\quad r^2=\frac{5+\sqrt5}{10},\quad S^2=\frac{25+10\sqrt5}{16}.
    (b)h2=5−510,sin⁡2θ=255.\displaystyle (b)\quad h^2=\frac{5-\sqrt5}{10},\quad \sin2\theta=\frac{2\sqrt5}{5}.
    (c)R2=5+58.\displaystyle (c)\quad R^2=\frac{5+\sqrt5}{8}.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(a) 正五角形の内角は 108∘108^\circ であるから、△ABC\triangle ABC は AB=BC=1AB=BC=1、∠ABC=108∘\angle ABC=108^\circ の二等辺三角形であり、∠BAC=∠BCA=36∘\angle BAC=\angle BCA=36^\circ である。対角線 ACAC の長さを dd とする。対角線 ACAC と BEBE の交点を XX とすると、円周角の定理から ∠CBE=72∘\angle CBE=72^\circ、また ∠BCX=36∘\angle BCX=36^\circ なので、△BCX\triangle BCX の角は 72∘,36∘,72∘72^\circ,36^\circ,72^\circ である。従って XC=BC=1XC=BC=1 である。また ∠BAX=∠ABX=36∘\angle BAX=\angle ABX=36^\circ なので AX=BXAX=BX である。

正弦定理を △ABC\triangle ABC に用いると d=sin⁡108∘sin⁡36∘=sin⁡72∘sin⁡36∘=2cos⁡36∘.\displaystyle d=\frac{\sin108^\circ}{\sin36^\circ}=\frac{\sin72^\circ}{\sin36^\circ}=2\cos36^\circ. さらに △BCX\triangle BCX の正弦定理から BX=sin⁡36∘sin⁡72∘=1d.\displaystyle BX=\frac{\sin36^\circ}{\sin72^\circ}=\frac1d. 対角線上で d=AX+XC=BX+1d=AX+XC=BX+1 だから、d=1+1/dd=1+1/d、すなわち d2−d−1=0d^2-d-1=0 である。d>0d>0 より AC=d=1+52,cos⁡36∘=1+54.\displaystyle AC=d=\frac{1+\sqrt5}{2},\qquad \cos36^\circ=\frac{1+\sqrt5}{4}. 倍角の公式から cos⁡72∘=2cos⁡236∘−1=(5−1)/4\cos72^\circ=2\cos^2 36^\circ-1=(\sqrt5-1)/4 なので、半角の関係より sin⁡2∠BAC=sin⁡236∘=1−cos⁡72∘2=5−58.\displaystyle \sin^2\angle BAC=\sin^2 36^\circ=\frac{1-\cos72^\circ}{2}=\frac{5-\sqrt5}{8}. 辺 AB=1AB=1 は外接円上で中心角 72∘72^\circ に対する弦である。中心から弦に下ろした垂線で二等分した直角三角形より sin⁡36∘=1/(2r)\sin36^\circ=1/(2r) だから r2=14sin⁡236∘=5+510.\displaystyle r^2=\frac{1}{4\sin^2 36^\circ}=\frac{5+\sqrt5}{10}. 正五角形の面積 SS は中心のまわりの5つの合同な三角形の面積の和であり、 S=52r2sin⁡72∘=54cos⁡36∘sin⁡36∘.\displaystyle S=\frac52 r^2\sin72^\circ=\frac54\frac{\cos36^\circ}{\sin36^\circ}. ここで cos⁡236∘sin⁡236∘=3+55−5=1+255\displaystyle \frac{\cos^2 36^\circ}{\sin^2 36^\circ} =\frac{3+\sqrt5}{5-\sqrt5}=1+\frac{2\sqrt5}{5} より S2=2516(1+255)=25+10516.\displaystyle S^2=\frac{25}{16}\left(1+\frac{2\sqrt5}{5}\right)=\frac{25+10\sqrt5}{16}.

(b) 頂点 FF から底面への垂線の足を HH とする。各底面頂点 VV について FV2=FH2+HV2=1FV^2=FH^2+HV^2=1 だから、HVHV は全頂点で等しい。従って H=OH=O である。従って △FOA\triangle FOA は OO で直角、FA=1FA=1、OA=rOA=r、FO=hFO=h の直角三角形である。三平方の定理から h2=1−r2=1−5+510=5−510.\displaystyle h^2=1-r^2=1-\frac{5+\sqrt5}{10}=\frac{5-\sqrt5}{10}. 角 θ=∠AFO\theta=\angle AFO に対し、sin⁡θ=OA/FA=r\sin\theta=OA/FA=r、cos⁡θ=FO/FA=h\cos\theta=FO/FA=h である。いずれも正なので sin⁡2θ=2sin⁡θcos⁡θ=2rh,\sin2\theta=2\sin\theta\cos\theta=2rh, そして (rh)2=r2h2=(5+5)(5−5)100=15\displaystyle (rh)^2=r^2h^2=\frac{(5+\sqrt5)(5-\sqrt5)}{100}=\frac15 より rh=1/5rh=1/\sqrt5、従って sin⁡2θ=25/5\sin2\theta=2\sqrt5/5 である。

(c) 正二十面体の外接球の中心を GG とする。底面の正五角形の5頂点 A,B,C,D,EA,B,C,D,E は同一平面上にあり、OO を中心、rr を半径とする円上にある。外接球の中心 GG から底面への垂線の足を HH とする。5頂点A,B,C,D,EA,B,C,D,EのいずれをVVとしても GV2=GH2+HV2=R2GV^2=GH^2+HV^2=R^2 だから、HVHV は5頂点で等しい。従って H=OH=O である。したがって球の中心は直線 FOFO 上にある。OO を高さの原点、FF の高さを hh とし、球の中心の符号付き高さを tt とする。底面頂点までの距離と FF までの距離が等しいので r2+t2=(h−t)2,t=h2−r22h=−510h.\displaystyle r^2+t^2=(h-t)^2, \qquad t=\frac{h^2-r^2}{2h}=-\frac{\sqrt5}{10h}. 従って t2=120h2=12(5−5)=5+540.\displaystyle t^2=\frac{1}{20h^2}=\frac{1}{2(5-\sqrt5)}=\frac{5+\sqrt5}{40}. 外接球の半径を RR とすると、 R2=r2+t2=5+510+5+540=5+58.\displaystyle R^2=r^2+t^2=\frac{5+\sqrt5}{10}+\frac{5+\sqrt5}{40} =\frac{5+\sqrt5}{8}.

この問題で使う考え方

  • 正弦定理
  • 三角比と相互関係
  • 三角比による面積
  • 空間図形の計量
  • 円の性質
  • 空間図形の性質
  • 三角関数の相互関係
  • 二倍角の公式

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