本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

山口大学/2009年度/前期

山口大学 2009年 数学 第4問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

山口大学2009年度第4問

点 OO を中心とする半径1の円に内接する正七角形の各頂点 P1,P2,…,P7P_1,P_2,\ldots,P_7 から長さが最大となる対角線を2本ずつ引き,それらの交点のうち Q1,Q2,…,Q7Q_1,Q_2,\ldots,Q_7 を図のように定める。また,α=sin⁡2π7, β=tan⁡π14\displaystyle \alpha=\sin\frac{2\pi}{7},\ \beta=\tan\frac{\pi}{14} とする。このとき,次の問いに答えなさい。

円上の正七角形の頂点は上のP₁から反時計回りにP₂,P₃,P₄,P₅,P₆,P₇と並び、中心Oは黒点で示されている。各頂点から3つ先と4つ先の頂点を結ぶ対角線が描かれ、その交点のうち、P₁とP₂の間にQ₁、以後反時計回りにQ₂,Q₃,Q₄,Q₅,Q₆,Q₇が示されている。P₁,Q₁,P₂,Q₂,P₃,Q₃,P₄,Q₄,P₅,Q₅,P₆,Q₆,P₇,Q₇を順に結ぶ星形の内側が灰色で塗られている。

(配点50点)   (1) 正七角形 P1P2⋯P7P_1P_2\cdots P_7 の面積を α\alpha を用いて表しなさい。   (2) 点 Q1Q_1 から線分 P1OP_1O へ垂線を下し,その交点を HH とする。線分 Q1HQ_1H の長さを β\beta を用いて表しなさい。   (3) 点 P1,Q1,P2,Q2,…,P7,Q7,P1P_1,Q_1,P_2,Q_2,\ldots,P_7,Q_7,P_1 を順番に線分で結ぶことによって囲まれた図形(図の灰色の部分)の面積を β\beta を用いて表しなさい。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) 7α2,\displaystyle \frac{7\alpha}{2},\qquad (2) 2β3−β2,\displaystyle \frac{2\beta}{3-\beta^2},\qquad (3) 14β3−β2\displaystyle \frac{14\beta}{3-\beta^2}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 正七角形を中心 OO から各頂点へ結ぶと、面積の等しい三角形7個に分かれる。各三角形の二辺は1、はさむ角は 2π/72\pi/7 だから、面積は 7⋅12sin⁡2π7=7α2.\displaystyle 7\cdot\frac12\sin\frac{2\pi}{7}=\boxed{\frac{7\alpha}{2}}.

(2) 図より、 Q1 は線分 P1P4 と線分 P2P6 の交点Q_1\text{ は線分 }P_1P_4\text{ と線分 }P_2P_6\text{ の交点} である。円周角の定理から三角形 P1P2Q1P_1P_2Q_1 の P1,P2P_1,P_2 の角はそれぞれ 2π/72\pi/7、したがって ∠P1Q1P2=3π/7\angle P_1Q_1P_2=3\pi/7。また P1P2=2sin⁡(π/7)P_1P_2=2\sin(\pi/7) なので、正弦定理により P1Q1=2sin⁡π7sin⁡(2π/7)sin⁡(3π/7).\displaystyle P_1Q_1=2\sin\frac{\pi}{7}\frac{\sin(2\pi/7)}{\sin(3\pi/7)}. 三角形 OP1P4OP_1P_4 の頂角は 6π/76\pi/7 であるから、∠Q1P1H=π/14\angle Q_1P_1H=\pi/14。x=π/14x=\pi/14 とおくと Q1H=P1Q1sin⁡x=2sin⁡2xsin⁡4xsin⁡xsin⁡6x.\displaystyle Q_1H=P_1Q_1\sin x=\frac{2\sin2x\sin4x\sin x}{\sin6x}. 7x=π/27x=\pi/2 より sin⁡6x=cos⁡x\sin6x=\cos x、また積和公式から 2sin⁡4xsin⁡3x=cos⁡x−cos⁡7x=cos⁡x=sin⁡6x.2\sin4x\sin3x=\cos x-\cos7x=\cos x=\sin6x. したがって Q1H=sin⁡xsin⁡2xsin⁡3x=2sin⁡xcos⁡x3−4sin⁡2x=2β3−β2.\displaystyle Q_1H=\frac{\sin x\sin2x}{\sin3x} =\frac{2\sin x\cos x}{3-4\sin^2x} =\frac{2\beta}{3-\beta^2}.

(3) 三角形 P1P2Q1P_1P_2Q_1 は二等辺であり、OP1=OP2=1OP_1=OP_2=1 でもあるため、三角形 OP1Q1OP_1Q_1 と OP2Q1OP_2Q_1 は合同である。よって OQ1OQ_1 は ∠P1OP2\angle P_1OP_2 の二等分線であり、Q1Q_1 から半直線 OP1,OP2OP_1,OP_2 までの距離はともに Q1HQ_1H。四角形 OP1Q1P2OP_1Q_1P_2 の面積は二つの三角形の和だから Q1HQ_1H である。図形全体はこの領域を7回回転したものなので、求める面積は 7Q1H=14β3−β2.\displaystyle 7Q_1H=\boxed{\frac{14\beta}{3-\beta^2}}.

この問題で使う考え方

  • 三角比と相互関係
  • 正弦定理
  • 三角比による面積
  • 円の性質
  • 三角関数の相互関係
  • 三角関数の加法定理

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。