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秋田大学/2023年度

秋田大学 2023年 数学 第7問解答・解説

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1問題

秋田大学2023年度第7問

a は実数とする。座標平面上において,点 (a,0)(a,0) を中心とする半径1の円をCとする。次の問いに答えなさい。

(i) a=0a = 0 とし, θ\theta は 0≦θ≦π2\displaystyle 0 \leq \theta \leq \frac{\pi}{2} を満たすとする。円 CC と 22 直線 x=cos⁡θx = \cos \theta, x=−sin⁡θx = -\sin \theta で囲まれた部分の面積の最大値と, そのときの θ\theta の値を求めなさい。

(ii) aa は 0≦a≦10 \leq a \leq 1 を満たすとする。円 CC と 2 直線 x=0,x=1x = 0, x = 1 で囲まれた部分の面積の最大値と,そのときの aa の値を求めなさい。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

円の扇形と二等辺三角形から円弓部分の面積を求める。後半は各水平断面で帯内に入る幅を比較して最大位置を決める。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (i) 最大面積 π2+1 (θ=π4);\displaystyle \frac\pi2+1\space{}(\theta=\frac\pi4);\qquad (ii) 最大面積 π3+32 (a=12).\displaystyle \frac\pi3+\frac{\sqrt3}{2}\space{}(a=\frac12).

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(i) 単位円の中心は原点である。直線 x=cos⁡θx=\cos\theta の右側の円弓部分は、中心角 2θ2\theta の扇形から二等辺三角形を除いた部分なので、その面積は θ−12sin⁡2θ=θ−sin⁡θcos⁡θ.\displaystyle \theta-\frac12\sin2\theta=\theta-\sin\theta\cos\theta. 同様に、直線 x=−sin⁡θx=-\sin\theta の左側の円弓部分の中心角は π−2θ\pi-2\theta で、その面積は π2−θ−12sin⁡2θ=π2−θ−sin⁡θcos⁡θ.\displaystyle \frac\pi2-\theta-\frac12\sin2\theta=\frac\pi2-\theta-\sin\theta\cos\theta. 求める部分は円からこの2つの円弓部分を除いたものだから、面積 SS は S=π−(θ−sin⁡θcos⁡θ+π2−θ−sin⁡θcos⁡θ)=π2+sin⁡2θ.\displaystyle S=\pi-\left(\theta-\sin\theta\cos\theta+\frac\pi2-\theta-\sin\theta\cos\theta\right) =\frac\pi2+\sin2\theta. 0≦2θ≦π0\leq2\theta\leq\pi で sin⁡2θ≦1\sin2\theta\leq1 となり、等号は 2θ=π2\displaystyle 2\theta=\frac\pi2、すなわち θ=π4\displaystyle \theta=\frac\pi4 のときである。最大面積は π2+1\displaystyle \frac\pi2+1。

(ii) 水平線 y=y0y=y_0 における円の断面は、r=1−y02r=\sqrt{1-y_0^2} とおくとa−r≦x≦a+ra-r\le x\le a+r で表される線分である。これと帯 0≦x≦10\leq x\leq1 の共通部分の長さは min⁡(2r,1)\displaystyle \min(2r,1) 以下である。a=12\displaystyle a=\frac12 のときは断面区間が帯の中心に置かれるため、各 y0y_0 でこの上限を達成する。a≠12\displaystyle a\ne\frac12 なら、例えば a<12\displaystyle a<\frac12 のとき a<r<12\displaystyle a<r<\frac12 と選ぶと、長さ 2r<12r<1 の断面区間が左境界を越え、共通部分の長さは 2r2r より小さい(a>12\displaystyle a>\frac12 の場合は 1−a<r<12\displaystyle 1-a<r<\frac12 として右境界を越える)。よって面積は a=12\displaystyle a=\frac12 のとき最大となる。

このとき円の中心は (12,0)\displaystyle (\frac12,0) であり、2つの直線までの距離はともに 12\displaystyle \frac12。各外側の円弓部分は中心角 2arccos⁡(12)=2π3\displaystyle 2\arccos(\frac12)=\frac{2\pi}{3} の扇形から面積 12sin⁡2π3=34\displaystyle \frac12\sin\frac{2\pi}{3}=\frac{\sqrt3}{4} の三角形を除いたものなので、面積は π3−34\displaystyle \frac\pi3-\frac{\sqrt3}{4}。従って帯内の最大面積は π−2(π3−34)=π3+32.\displaystyle \pi-2\left(\frac\pi3-\frac{\sqrt3}{4}\right)=\frac\pi3+\frac{\sqrt3}{2}.

この問題で使う考え方

  • 三角比による面積
  • 一般角と弧度法
  • 三角関数の相互関係
  • 二倍角の公式
  • 定積分による面積
  • 不定積分・定積分の性質
  • 曲線で囲まれた面積
  • 円の性質

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