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秋田大学/2023年度

秋田大学 2023年 数学 第5問解答・解説

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1問題

秋田大学2023年度第5問

座標平面上に媒介変数 θ\theta を用いて

x=2cos⁡θ,y=1+sin⁡θx = 2 \cos \theta , \quad y = 1 + \sin \theta

と表される曲線 C がある。次の問いに答えなさい。

(i) 媒介変数 θ\theta を消去して x と y の関係式を求めなさい。

(ii) θ=π6\displaystyle \theta = \frac{\pi}{6} に対応する点における C の接線 ℓ\ell の方程式を求めなさい。

(iii) 曲線 C と (ii) の接線 ℓ および x 軸で囲まれた図形の面積を求めなさい。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (i) x24+(y−1)2=1\displaystyle \frac{x^2}{4}+(y-1)^2=1。 (ii) ℓ:y=3−32x\displaystyle \ell: y=3-\frac{\sqrt3}{2}x。 (iii) 原点から接点への右側短弧の領域なら 23−2π3\displaystyle 2\sqrt3-\frac{2\pi}{3}。補の長い弧の領域なら 23+4π3\displaystyle 2\sqrt3+\frac{4\pi}{3}。原文が弧を特定していないため条件付き。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(i) x=2cos⁡θ, y=1+sin⁡θx=2\cos\theta,\ y=1+\sin\theta より、cos⁡θ=x2, sin⁡θ=y−1\displaystyle \cos\theta=\frac{x}{2},\ \sin\theta=y-1。したがって x24+(y−1)2=cos⁡2θ+sin⁡2θ=1.\displaystyle \frac{x^2}{4}+(y-1)^2=\cos^2\theta+\sin^2\theta=1.

(ii) θ=π6\displaystyle \theta=\frac\pi6 の点は (x,y)=(3,32)\displaystyle (x,y)=(\sqrt3,\frac32)。媒介変数表示の微分から dydx=dy/dθdx/dθ=cos⁡θ−2sin⁡θ,dydx∣θ=π/6=−32.\displaystyle \frac{dy}{dx}=\frac{dy/d\theta}{dx/d\theta}=\frac{\cos\theta}{-2\sin\theta},\qquad \left.\frac{dy}{dx}\right|_{\theta=\pi/6}=-\frac{\sqrt3}{2}. したがって接線は y−32=−32(x−3),ℓ: y=3−32x.\displaystyle y-\frac32=-\frac{\sqrt3}{2}(x-\sqrt3),\qquad \ell:\ y=3-\frac{\sqrt3}{2}x.

(iii) ℓ\ell と xx 軸の交点は (23,0)(2\sqrt3,0)。原点から接点へ曲線の右側を通る弧で囲まれる図形を考え、曲線を下側の枝と上側の枝に分けて面積を求める。楕円の式から右側の枝は y=1±1−x24\displaystyle y=1\pm\sqrt{1-\frac{x^2}{4}} である。面積は次の3部分の和となる。 A1=∫02(1−1−x24)dx=2−π2,A2=∫32{3−32x−(1+1−x24)}dx=4−23−π6,A3=∫223(3−32x)dx=43−6.\displaystyle \begin{aligned} A_1&=\int_0^2\left(1-\sqrt{1-\frac{x^2}{4}}\right)dx=2-\frac\pi2,\\ A_2&=\int_{\sqrt3}^2\left\{3-\frac{\sqrt3}{2}x-\left(1+\sqrt{1-\frac{x^2}{4}}\right)\right\}dx =4-2\sqrt3-\frac\pi6,\\ A_3&=\int_2^{2\sqrt3}\left(3-\frac{\sqrt3}{2}x\right)dx=4\sqrt3-6. \end{aligned} ここで根号を含む積分は x=2sin⁡ux=2\sin u と置換した。したがって A1+A2+A3=23−2π3.\displaystyle A_1+A_2+A_3=2\sqrt3-\frac{2\pi}{3}.

【(iii)の領域指定について】上の面積は、原点 OO から接点 T=(3,32)\displaystyle T=(\sqrt3,\frac32) へ至る右側の短い楕円弧で囲まれる領域を選んだ場合である。原文は楕円のどちらの弧を境界に使うかを明記していない。補の長い弧を使う別の有界領域もあり、その面積は楕円全体の面積 2π2\pi を加えた 23+4π3\displaystyle 2\sqrt3+\frac{4\pi}{3} となる。

この問題で使う考え方

  • 曲線の媒介変数表示
  • 楕円
  • 曲線の接線
  • 曲線で囲まれた面積
  • 置換積分法

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