金沢医科大学 2023年度 数学 Q4
点 P の座標
楕円を陰関数微分すると 32x+92ydxdy=0,dxdy=−y3x. 接線の傾きが −1 だから −3x/y=−1、すなわち y=3x。これを楕円の式に代入すると 3x2+9(3x)2=34x2=1. 条件 x≧0 により x=23、従って y=233。よって P(23,233).
放物線の係数
放物線②を x=−ay2−b とみて x で微分すると 1+2aydxdy=0,dxdy=−2ay1. 点 P での傾きも −1 なので −2a(33/2)1=−1,a=331=93. また②は P を通るから b=−xP−ayP2=−23−93⋅427=−453. 従って a=93,b=−453.
囲まれた部分の面積
楕円のうち x≧0 の部分は xE=31−9y2(−3≦y≦3) と表され、放物線は xP=453−93y2. 交点では xE=xP。t=y/3 とおけば ∣t∣≦1 で 1−t2=45−t2. 右辺は ∣t∣≦1 で正なので両辺を平方してよい。u=t2 とすると (1−u)−(45−u)2=−(u−43)2=0. よって t2=43、交点の y 座標は y=±233 である。交点間では 45−u と 1−u はともに正であり、その平方の差は (u−43)2≧0 だから、放物線は楕円の右側にある。従って囲まれた部分の面積は S=2∫033/2(xP−xE)dy=63∫03/2(45−t2−1−t2)dt. ここで ∫03/2(45−t2)dt=23, また t=sinθ と置換すれば ∫03/21−t2dt=21[t1−t2+sin−1t]03/2=83+6π. よって S=63(23−83−6π)=427−3π.
**最終結果:** P=(23,233)、a=93、b=−453、面積 427−3π。
**使用解法:** 陰関数微分で接線傾きを求め、座標表示で交点と積分範囲を定め、対称性と置換積分を用いる。
**issues:** なし。