金沢医科大学 2023年度 数学 Q2
放物線を y=ax2+bx+c(a=0) とおく。点 K(0,1) を通るから c=1 である。
放物線の決定
直線①と放物線の交点の x 座標は ax2+(b−32)x+1=0 の解である。接することはこの二次方程式が重解をもつことと同値なので、判別式が0となり (b−32)2−4a=0. 同様に直線②との交点について (b+34)2−4a=0. 両式の左辺の平方部分を等しくすると (b−32)2=(b+34)2. 差の平方を因数分解すると (−2)(2b+32)=0, したがって b=−31。これを最初の式に代入して 4a=1、ゆえに a=41。よって y=41x2−31x+1.
接点 A,B
①との交点方程式は 41x2−x+1=41(x−2)2=0 なので x=2、y=32⋅2=34。従って A(2,34).
②との交点方程式は 41x2+x+1=41(x+2)2=0 なので x=−2、y=−34(−2)=38。従って B(−2,38). どちらも重解であることから、これらがそれぞれの接点である。
点 K での接線と面積
放物線の導関数は y′=21x−31 であり、x=0 での傾きは −31。点 K(0,1) を通る接線④は y=−31x+1.
④と①の交点では −31x+1=32x より x=1、y=32。従って A′=(1,32)。④と②の交点では −31x+1=−34x より x=−1、y=34。従って B′=(−1,34)。原点を含む三角形の面積は、2点の座標による三角形の面積公式から 211⋅34−(−1)⋅32=1. したがって [△OA′B′]=1.
**最終結果:** 放物線 y=41x2−31x+1、A=(2,34)、B=(−2,38)、接線④ y=−31x+1、三角形の面積 1。
**使用解法:** 接線条件を交点二次方程式の重解・判別式で表し、放物線の導関数と座標による三角形面積公式を用いる。
**issues:** なし。