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和歌山県立医科大学/2020年度/前期

和歌山県立医科大学 2020年 数学 第3問解答・解説

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1問題

和歌山県立医科大学2020年度第3問

座標平面上に曲線 K:y=x2K:y=x^2 があり,半径1の円 CC が下から KK に接している.KK と CC の接点 PP の座標を (t,t2)(t,t^2) とし,CC の中心の座標を (u,v)(u,v) とする.

(1) PP を通り,かつ PP における KK の接線と直交する直線の方程式を求めよ.

(2) u,vu,v を tt の関数として表せ.

(3) CC が xx 軸に接するときの tt をすべて求めよ.

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

接点での接線方向ベクトルを求め、垂直条件から法線を表す。円の中心を下向き単位法線に沿って接点から距離1だけ移動した点とし、円とx軸の接線条件を中心の高さで場合分けする。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) x+2ty=t+2t3,x+2ty=t+2t^3,\quad (2) u=t+2t4t2+1, v=t2−14t2+1,\displaystyle u=t+\frac{2t}{\sqrt{4t^2+1}},\space{}v=t^2-\frac{1}{\sqrt{4t^2+1}},\quad (3) t=0,t=±7+178.\displaystyle t=0,\quad t=\pm\sqrt{\frac{7+\sqrt{17}}8}.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

曲線 K:y=x2K:y=x^2 の x=tx=t における接線方向ベクトルは、y′=2xy'=2x より (1,2t)(1,2t) である。

(1) 接線方向に垂直な直線は、接線方向ベクトルとの内積が0となるから (x−t)+2t(y−t2)=0,∴x+2ty=t+2t3.(x-t)+2t(y-t^2)=0,\qquad\therefore\quad x+2ty=t+2t^3. これは t=0t=0 の場合も x=0x=0 として正しく成り立つ。

(2) 法線方向のうち KK の下側を向く方向ベクトルは (2t,−1)(2t,-1) であり、その大きさは 4t2+1\sqrt{4t^2+1} である。半径が1なので、円の中心は接点からこの方向へ距離1だけ進んだ点である。したがって (u,v)=(t,t2)+14t2+1(2t,−1),\displaystyle (u,v)=(t,t^2)+\frac{1}{\sqrt{4t^2+1}}(2t,-1), よって u=t+2t4t2+1,v=t2−14t2+1.\displaystyle u=t+\frac{2t}{\sqrt{4t^2+1}},\qquad v=t^2-\frac{1}{\sqrt{4t^2+1}}.

(3) 円が xx 軸に接する条件は、中心と xx 軸との距離が半径1に等しいこと、すなわち ∣v∣=1|v|=1 である。q=t2 (q≧0)q=t^2\ (q\ge0) とおくと v=q−14q+1.\displaystyle v=q-\frac{1}{\sqrt{4q+1}}. まず v=−1v=-1 のとき q+1=14q+1.\displaystyle q+1=\frac{1}{\sqrt{4q+1}}. 左辺は1以上、右辺は1以下であるから、両辺が等しいのは両方1のときに限る。よって q=0q=0、すなわち t=0t=0 である。

次に v=1v=1 のとき q−1=1/4q+1>0q-1=1/\sqrt{4q+1}>0 より q>1q>1 である。両辺が正であることに注意して2乗すると (q−1)2(4q+1)=1すなわちq(4q2−7q+2)=0.(q-1)^2(4q+1)=1\quad\text{すなわち}\quad q(4q^2-7q+2)=0. q>1q>1 なので、二次方程式を解いて得る候補 q=(7±17)/8q=(7\pm\sqrt{17})/8 のうち、1より大きい q=(7+17)/8q=(7+\sqrt{17})/8 だけが適する。この値では (q−1)4q+1=1(q-1)\sqrt{4q+1}=1 であり、元の式も満たす。従って t=±(7+17)/8t=\pm\sqrt{(7+\sqrt{17})/8} である。

以上から、求める値は t=0,t=±7+178.\displaystyle \boxed{t=0,\quad t=\pm\sqrt{\frac{7+\sqrt{17}}8}}.

検算すると、t=0t=0 では (u,v)=(0,−1)(u,v)=(0,-1) となる。また q=(7+17)/8q=(7+\sqrt{17})/8 では (q−1)4q+1=1(q-1)\sqrt{4q+1}=1 より 1/4q+1=q−11/\sqrt{4q+1}=q-1 だから v=1v=1 である。いずれも ∣v∣=1|v|=1 を満たし、円は xx 軸に接する。

この問題で使う考え方

  • 二次方程式とグラフ
  • 円の方程式
  • 座標による距離
  • 直線の方程式
  • 多項式の導関数
  • 接線の方程式

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