和歌山県立医科大学/2020年度/前期
和歌山県立医科大学 2020年 数学 第2問解答・解説
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1問題
複素数 についての等式 を考える.
(1) のとき,この等式が成立することを示せ.
(2) この等式をみたす については,,または となることを示せ.
(3) 極形式で と表されているとき,この等式をみたす を求めよ.
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2解答
解答を見る答えはこの解答の中にあります
(1) だから、 である。よって 、 となり、 が成り立つ。 (2) 与えられた等式で であるから、両辺に を掛けられる。すると ここで なら一方の結論が成り立つ。そうでなければ、両辺の絶対値を取り、 から を約して を得る。したがって、いずれの場合も示すべき結論が成り立つ。 (3) とし、 と書く。分母があるので 、また である。(、 は実数)とおく。(2)で得た変形を用いると、求める等式は と同値である。実部と虚部を比較して を得る。 のとき、実部の式は となり、虚部の式は常に成り立つ。 だから、この場合の解は を満たす複素数すべてである。これは (1) からも確かめられる。 のとき、虚部の式から である。これを実部の式に代入して整理すると よって または であり、 より いずれも元の等式を満たす。実際、前者では逆数の和と共役の和がともに であり、後者では両者がともに となる。以上で全解を得た。
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