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浜松医科大学/2020年度/前期

浜松医科大学 2020年 数学 第3問解答・解説

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1問題

浜松医科大学2020年度第3問

平面上において、中心が (0,1)(0,1)、半径が1の円が xx 軸上をすべることなく xx 軸の正の方向に向かって回転するとする。最初、円周上の定点 PP は原点 OO の位置にある。その位置から円が角 θ\theta だけ回転したときの点 PP の座標を (x,y)(x,y) とする。以下の問いに答えよ。   (1) そのときの xx 軸と円の接点を AA とするとき、長さ OAOA を求めよ。   (2) x,yx,y を θ\theta で表せ。   (3) θ\theta が0から 2π2\pi まで動くときの点 PP が描く曲線 CC と、直線 y=12\displaystyle y=\frac{1}{2} で囲まれた部分の面積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

(1) すべらずに角 θ\theta だけ回転する半径1の円の中心は θ\theta だけ進む。接点Aは円の中心の真下だから OA=θ.\boxed{OA=\theta}.

(2) 回転後の中心は (θ,1)(\theta,1)。初期の中心からPへのベクトル (0,−1)(0,-1) を時計回りに θ\theta 回すと (−sin⁡θ,−cos⁡θ)(-\sin\theta,-\cos\theta) なので x=θ−sin⁡θ,y=1−cos⁡θ.\boxed{x=\theta-\sin\theta},\qquad \boxed{y=1-\cos\theta}.

(3) y=12\displaystyle y=\frac12 との交点は cos⁡θ=12\displaystyle \cos\theta=\frac12 より θ=π3,5π3\displaystyle \theta=\frac\pi3,\frac{5\pi}{3}。この間は曲線が直線の上にあり、dx/dθ=1−cos⁡θ≧0dx/d\theta=1-\cos\theta\geq0。よって囲まれた部分の面積は S=∫π/35π/3(y−12)dxdθ dθ=∫π/35π/3(12−cos⁡θ)(1−cos⁡θ) dθ=∫π/35π/3(12−32cos⁡θ+cos⁡2θ)dθ=4π3+534.\displaystyle \begin{aligned} S&=\int_{\pi/3}^{5\pi/3}\left(y-\frac12\right)\frac{dx}{d\theta}\,d\theta\\ &=\int_{\pi/3}^{5\pi/3}\left(\frac12-\cos\theta\right)(1-\cos\theta)\,d\theta\\ &=\int_{\pi/3}^{5\pi/3}\left(\frac12-\frac32\cos\theta+\cos^2\theta\right)d\theta\\ &=\frac{4\pi}{3}+\frac{5\sqrt3}{4}. \end{aligned} 従って求める面積は 4π3+534\displaystyle \boxed{\frac{4\pi}{3}+\frac{5\sqrt3}{4}}。

分類・原文状態 単元:数学II「三角関数」、数学III「積分法(媒介変数と面積)」。方法:無滑り条件による中心移動、回転ベクトル、媒介変数面積積分。テーマ:サイクロイドと水平線で囲まれる面積。

この問題で使う考え方

  • 一般角と弧度法
  • 三角関数の相互関係
  • 三角・指数・対数関数等の積分
  • 曲線で囲まれた面積
  • 曲線の媒介変数表示

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