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東京医科大学/2022年度/一般

東京医科大学 2022年 数学 第1問解答・解説

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1問題

東京医科大学2022年度第1問

(1) 座標平面において,楕円 x28+y23=1\displaystyle \frac{x^{2}}{8}+\frac{y^{2}}{3}=1 上の点 P(a,b)P(a,b) における法線の方程式は bx−アイay=ウエab\displaystyle bx-\frac{\boxed{\text{ア}}}{\boxed{\text{イ}}}ay=\frac{\boxed{\text{ウ}}}{\boxed{\text{エ}}}ab である。

(2) 一辺の長さが1の正十二面体 PP について考える。正十二面体 PP の頂点のひとつを OO とし,PP の三つの頂点 A,B,CA,B,C を頂点 OO を端点とする PP の三つの辺が線分 OA,OB,OCOA,OB,OC となるようにとる。さらに,二点 A,BA,B 間の距離を rr とする。このとき,等式 (r−1)2=オ−r(r-1)^{2}=\boxed{\text{オ}}-r が成立する。ベクトル OA→\overrightarrow{OA} と OB→\overrightarrow{OB} の内積はふたつの有理数 a=カキ\displaystyle a=\frac{\boxed{\text{カ}}}{\boxed{\text{キ}}} と b=クケコ\displaystyle b=\frac{\boxed{\text{クケ}}}{\boxed{\text{コ}}} により OA→⋅OB→=a+br\overrightarrow{OA}\cdot\overrightarrow{OB}=a+br と表される。四面体 OABCOABC の体積を VV とすると Vr=サシス\displaystyle \frac{V}{r}=\frac{\boxed{\text{サ}}}{\boxed{\text{シス}}} である。

(3) ∫−π4π4dx9+7tan⁡∣x∣ cos⁡2x=セソ\displaystyle \int_{-\frac{\pi}{4}}^{\frac{\pi}{4}}\frac{dx}{\sqrt{9+7\tan|x|}\,\cos^{2}x} =\frac{\boxed{\text{セ}}}{\boxed{\text{ソ}}} である。

(4) ∫−π4π44+5tan⁡∣x∣1−sin⁡x dx=タチツテ\displaystyle \int_{-\frac{\pi}{4}}^{\frac{\pi}{4}}\frac{\sqrt{4+5\tan|x|}}{1-\sin x}\,dx =\frac{\boxed{\text{タチ}}}{\boxed{\text{ツテ}}} である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) bx−38ay=58ab;\displaystyle \space{}bx-\frac38ay=\frac58ab;\quad (2) r2−r−1=0, OA→⋅OB→=12−12r, V/r=1/12;\displaystyle \space{}r^2-r-1=0,\space{}\overrightarrow{OA}\cdot\overrightarrow{OB}=\frac12-\frac12r,\space{}V/r=1/12;\quad (3) 4/7;\space{}4/7;\quad (4) 76/15.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1)  楕円上の点を媒介変数で P(t)=(22cos⁡t,3sin⁡t)P(t)=(2\sqrt2\cos t,\sqrt3\sin t) と表す。点 P(a,b)P(a,b) に対応する tt をとると、接線の方向ベクトルは P′(t)=(−22sin⁡t,3cos⁡t)P'(t)=(-2\sqrt2\sin t,\sqrt3\cos t) である。また (−8b,3a)=26 P′(t)(-8b,3a)=2\sqrt6\,P'(t) だから、(−8b,3a)(-8b,3a) も接線方向ベクトルである。よって法線方向ベクトルはこれに垂直な (3a,8b)(3a,8b) である。点 (x,y)(x,y) が法線上にある条件は、(x−a,y−b)(x-a,y-b) が (3a,8b)(3a,8b) と平行なこと、すなわち 8b(x−a)−3a(y−b)=08b(x-a)-3a(y-b)=0 である。展開して 8bx−3ay=5ab.8bx-3ay=5ab. したがって空欄は ア=3, イ=8, ウ=5, エ=8\text{ア}=3,\ \text{イ}=8,\ \text{ウ}=5,\ \text{エ}=8。

軸上の場合も同じ式が使える。a=0a=0 なら楕円上なので b=±3≠0b=\pm\sqrt3\ne0。接線方向は水平、法線方向は鉛直で、式は x=0x=0 となる。b=0b=0 なら a=±22≠0a=\pm2\sqrt2\ne0。接線方向は鉛直、法線方向は水平で、式は y=0y=0 となる。a=b=0a=b=0 は楕円上にない。

(2)  正五角形の一辺が 11、対角線が rr である。外接円の半径を ρ\rho とすると、一辺と対角線はそれぞれ中心角 72∘,144∘72^\circ,144^\circ に対する弦なので 1=2ρsin⁡36∘,r=2ρsin⁡72∘=4ρsin⁡36∘cos⁡36∘。1=2\rho\sin36^\circ,\qquad r=2\rho\sin72^\circ=4\rho\sin36^\circ\cos36^\circ。 よって r=2cos⁡36∘r=2\cos36^\circ。c=cos⁡36∘c=\cos36^\circ とおくと、三倍角と二倍角の公式および cos⁡108∘=−cos⁡72∘\cos108^\circ=-\cos72^\circ から 4c3−3c=−(2c2−1),(c+1)(4c2−2c−1)=0。4c^3-3c=-(2c^2-1),\quad (c+1)(4c^2-2c-1)=0。 c>0c>0 だから 4c2−2c−1=04c^2-2c-1=0、従って r2−r−1=0r^2-r-1=0。よって (r−1)2=r2−2r+1=2−r,(r-1)^2=r^2-2r+1=2-r, すなわち オ=2\text{オ}=2。 隣り合う辺 OA,OBOA,OB の端点 A,BA,B は同じ正五角形の対角線の両端なので AB=rAB=r。余弦定理より OA→⋅OB→=∣OA∣2+∣OB∣2−∣AB∣22=1−r22=12−12r。\displaystyle \overrightarrow{OA}\cdot\overrightarrow{OB}=\frac{|OA|^2+|OB|^2-|AB|^2}{2}=1-\frac{r^2}{2}=\frac12-\frac12r。 従って a=1/2,b=−1/2a=1/2,b=-1/2。同様に ABCABC は一辺 rr の正三角形である。OO から平面 ABCABC への垂線の足は、OA=OB=OC=1OA=OB=OC=1 より正三角形の外心であり、その高さは h=1−r2/3h=\sqrt{1-r^2/3}。底面積は 3r2/4\sqrt3r^2/4 だから Vr=3r121−r23。\displaystyle \frac Vr=\frac{\sqrt3r}{12}\sqrt{1-\frac{r^2}{3}}。 r2=r+1r^2=r+1 より r4=(r+1)2=3r+2r^4=(r+1)^2=3r+2 であり、3r2−r4=13r^2-r^4=1。上の正の値は従って 1/121/12。よって カ=1,キ=2,クケ=−1,コ=2,サ=1,シス=12\text{カ}=1,\text{キ}=2,\text{クケ}=-1,\text{コ}=2,\text{サ}=1,\text{シス}=12。

(3)  被積分関数は偶関数なので、u=tan⁡xu=\tan x と置換して ∫−π/4π/4dx9+7tan⁡∣x∣cos⁡2x=2∫0π/4dx9+7tan⁡xcos⁡2x=2∫01du9+7u。\displaystyle \int_{-\pi/4}^{\pi/4}\frac{dx}{\sqrt{9+7\tan|x|}\cos^2x} =2\int_0^{\pi/4}\frac{dx}{\sqrt{9+7\tan x}\cos^2x} =2\int_0^1\frac{du}{\sqrt{9+7u}}。 従って値は 47\displaystyle \frac47。

(4)  正負の範囲を組にすると 11−sin⁡x+11+sin⁡x=2cos⁡2x。\displaystyle \frac{1}{1-\sin x}+\frac{1}{1+\sin x}=\frac{2}{\cos^2x}。 従って u=tan⁡xu=\tan x と置けば ∫−π/4π/44+5tan⁡∣x∣1−sin⁡x dx=2∫0π/44+5tan⁡xcos⁡2x dx=2∫014+5u du=415(27−8)=7615。\displaystyle \int_{-\pi/4}^{\pi/4}\frac{\sqrt{4+5\tan|x|}}{1-\sin x}\,dx =2\int_0^{\pi/4}\frac{\sqrt{4+5\tan x}}{\cos^2x}\,dx =2\int_0^1\sqrt{4+5u}\,du =\frac4{15}(27-8)=\frac{76}{15}。 空欄は セ=4,ソ=7,タチ=76,ツテ=15\text{セ}=4,\text{ソ}=7,\text{タチ}=76,\text{ツテ}=15。

この問題で使う考え方

  • 楕円
  • 曲線の接線
  • 直線の方程式
  • 二倍角の公式
  • 余弦定理
  • ベクトルの内積
  • ベクトルによる図形の考察
  • 空間図形の性質

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