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順天堂大学 2025年 数学 第II問解答・解説

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1問題

順天堂大学2025年度第II問

□\square に適する解答をマークせよ。ただし、同じ記号の □\square がある場合は同一の値がはいる。

3次関数 f(x)=ax3+bx2+cx+d (a≠0)f(x)=ax^{3}+bx^{2}+cx+d\ (a\neq0) について、以下の(a)、(b)、(c)それぞれの場合における定数 a,b,c,da,b,c,d の値を求めよ。

(a) 3次関数 f(x)f(x) は以下の条件(i)、(ii)を満たす。

条件(i):y=f(x)y=f(x) のグラフは直線 y=6xy=6x と3個の共有点 (−2,−12)(-2,-12)、(1,6)(1,6)、(4,24)(4,24) を持つ。

条件(ii):f(x)f(x) の x=−2x=-2 における微分係数が −3-3 である。

このとき、条件(i)より f(x)−6x=a(x+ア)(x−イ)(x−ウ)f(x)-6x=a\left(x+\boxed{\text{ア}}\right)\left(x-\boxed{\text{イ}}\right)\left(x-\boxed{\text{ウ}}\right) となる。ただし、イ<ウ\boxed{\text{イ}}<\boxed{\text{ウ}} である。さらに、条件(ii)を考慮して a=エオカ,b=キク,c=ケ,d=コサ\displaystyle a=\frac{\boxed{\text{エオ}}}{\boxed{\text{カ}}},\qquad b=\frac{\boxed{\text{キ}}}{\boxed{\text{ク}}},\qquad c=\boxed{\text{ケ}},\qquad d=\boxed{\text{コサ}} を得る。

(b) 3次関数 f(x)f(x) は以下の条件(i)、(ii)を満たす。

条件(i):y=f(x)y=f(x) のグラフは直線 y=6xy=6x と点 (1,6)(1,6) で接し、かつ共有点 (4,24)(4,24) を持つ。

条件(ii):y=f(x)y=f(x) のグラフは直線 y=6x−12y=6x-12 と接する。

このとき、 a=シ,b=スセソ,c=タチ,d=ツテトa=\boxed{\text{シ}},\qquad b=\boxed{\text{スセソ}},\qquad c=\boxed{\text{タチ}},\qquad d=\boxed{\text{ツテト}} である。

(c) 3次関数 f(x)f(x) は以下の条件(i)、(ii)を満たす。

条件(i):y=f(x)y=f(x) のグラフは直線 y=6xy=6x と点 (1,6)(1,6) で接し、他に共有点はない。

条件(ii):f(x)f(x) は x=−3x=-3 で極値をとる。

このとき、 a=ナニヌ,b=ネノ,c=ハヒフ,d=ヘホ\displaystyle a=\frac{\boxed{\text{ナニ}}}{\boxed{\text{ヌ}}},\qquad b=\frac{\boxed{\text{ネ}}}{\boxed{\text{ノ}}},\qquad c=\frac{\boxed{\text{ハヒ}}}{\boxed{\text{フ}}},\qquad d=\frac{\boxed{\text{ヘ}}}{\boxed{\text{ホ}}} である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

各条件を直線との差の多項式の根または重根として表し、因数分解と微分によって係数を決定した。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (a)ア=2, イ=1, ウ=4,(a,b,c,d)=(−12,32,9,−4);(b)(a,b,c,d)=(3,−18,33,−12);(c)(a,b,c,d)=(−18,38,458,18).\displaystyle \begin{aligned} (a)\quad &\text{ア}=2,\space{}\text{イ}=1,\space{}\text{ウ}=4,\quad (a,b,c,d)=\left(-\frac12,\frac32,9,-4\right);\\ (b)\quad &(a,b,c,d)=(3,-18,33,-12);\\ (c)\quad &(a,b,c,d)=\left(-\frac18,\frac38,\frac{45}{8},\frac18\right). \end{aligned}

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(a) 条件(i)より、f(x)−6xf(x)-6x は −2,1,4-2,1,4 を根にもつ三次式で、最高次の係数は aa だから f(x)−6x=a(x+2)(x−1)(x−4).f(x)-6x=a(x+2)(x-1)(x-4). したがって ア=2\text{ア}=2、イ=1\text{イ}=1、ウ=4\text{ウ}=4 である。(x+2)(x−1)(x−4)=x3−3x2−6x+8(x+2)(x-1)(x-4)=x^3-3x^2-6x+8 より、条件(ii)は −3=f′(−2)=6+a(3(−2)2−6(−2)−6)=6+18a-3=f'(-2)=6+a(3(-2)^2-6(-2)-6)=6+18a となるので、a=−1/2a=-1/2。展開して f(x)=6x−12(x3−3x2−6x+8)=−12x3+32x2+9x−4.\displaystyle f(x)=6x-\frac12(x^3-3x^2-6x+8) =-\frac12x^3+\frac32x^2+9x-4. よって b=3/2b=3/2、c=9c=9、d=−4d=-4 である。

(b) 点 (1,6)(1,6) で直線 y=6xy=6x と接するので、f(x)−6xf(x)-6x は x=1x=1 を重根にもつ。また (4,24)(4,24) も共有点だから f(x)=6x+a(x−1)2(x−4).f(x)=6x+a(x-1)^2(x-4). 直線 y=6x−12y=6x-12 との接点の xx 座標を rr とすると、 h(x)=f(x)−(6x−12)=a(x−1)2(x−4)+12h(x)=f(x)-(6x-12)=a(x-1)^2(x-4)+12 は x=rx=r を重根にもつ。従って h(r)=h′(r)=0h(r)=h'(r)=0 である。微分すると h′(x)=3a(x−1)(x−3).h'(x)=3a(x-1)(x-3). a≠0a\neq0 より r=1r=1 または r=3r=3 だが、h(1)=12≠0h(1)=12\neq0 なので r=3r=3。h(3)=−4a+12=0h(3)=-4a+12=0 から a=3a=3 を得る。したがって f(x)=6x+3(x3−6x2+9x−4)=3x3−18x2+33x−12.f(x)=6x+3(x^3-6x^2+9x-4)=3x^3-18x^2+33x-12. ゆえに a=3a=3、b=−18b=-18、c=33c=33、d=−12d=-12 である。実際、f(x)−(6x−12)=3x(x−3)2f(x)-(6x-12)=3x(x-3)^2 となり、x=3x=3 で接する。

(c) x=1x=1 で y=6xy=6x と接するため、f(x)−6xf(x)-6x は x=1x=1 を少なくとも二重根にもつ。三次式であり、ほかに共有点がないので、残る根も 11 でなければならない。従って f(x)=6x+a(x−1)3.f(x)=6x+a(x-1)^3. ff が x=−3x=-3 で極値をとる条件は f′(−3)=0f'(-3)=0 である。f′(x)=6+3a(x−1)2f'(x)=6+3a(x-1)^2 より 0=6+48a,a=−18.\displaystyle 0=6+48a,\qquad a=-\frac18. このとき f′(x)=6−38(x−1)2\displaystyle f'(x)=6-\frac38(x-1)^2 は x=−3x=-3 の左側で負、右側で正となるので、実際に極小値をとる。展開して f(x)=6x−18(x3−3x2+3x−1)=−18x3+38x2+458x+18.\displaystyle f(x)=6x-\frac18(x^3-3x^2+3x-1) =-\frac18x^3+\frac38x^2+\frac{45}{8}x+\frac18. よって a=−1/8a=-1/8、b=3/8b=3/8、c=45/8c=45/8、d=1/8d=1/8 である。

この問題で使う考え方

  • 三次の乗法・因数分解公式
  • 剰余・因数定理
  • 微分係数と導関数
  • 多項式の導関数
  • 接線の方程式
  • 極大・極小

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