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徳島大学/2024年度/前期

徳島大学 2024年 数学 第2問解答・解説

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1問題

徳島大学2024年度第2問

曲線 y=x22−1\displaystyle y=\dfrac{x^{2}}{2}-1 を CC とする。

(1) 曲線 CC 上の点 (t,t22−1)\displaystyle \left(t,\dfrac{t^{2}}{2}-1\right)(t≠0t\neq 0)における法線の方程式を求めよ。

(2) 点 (−1,32)\displaystyle \left(-1,\dfrac{3}{2}\right) を通る曲線 CC の異なる 2 つの法線を求めよ。

(3) (1) で求めた法線のうちで,点 (X,Y)(X,Y)(X≠0X\neq 0)を通るものがちょうど 2 つ存在するための条件を XX と YY の関係式で表せ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

法線の傾きを接線の傾きの負の逆数として導き、点を通る条件をパラメータtの三次方程式に帰着した。ちょうど2本という条件は、重根と単根の因数分解および係数比較で必要十分に判定した。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) x+ty−t32=0 (t≠0).\displaystyle (1)\space{}x+ty-\frac{t^3}{2}=0\space{}(t\ne0).
    (2) x+y−12=0, x−2y+4=0.\displaystyle (2)\space{}x+y-\frac12=0,\space{}x-2y+4=0.
    (3) 27X2=8Y3 (X≠0).(3)\space{}27X^2=8Y^3\space{}(X\ne0).

4解答

解答を見る途中式つきの解答

agraph{(1)} y=x22−1\displaystyle y=\frac{x^2}{2}-1 より、曲線 CC の x=tx=t における接線の傾きは tt である。t≠0t\ne0 だから法線の傾きは −1t\displaystyle -\frac1t であり、法線は y−(t22−1)=−1t(x−t)\displaystyle y-\left(\frac{t^2}{2}-1\right)=-\frac1t(x-t) である。整理して x+ty−t32=0(t≠0)\displaystyle \boxed{x+ty-\frac{t^3}{2}=0}\qquad(t\ne0) を得る。

agraph{(2)} 点 (−1,32)\displaystyle (-1,\frac32) がこの法線上にある条件は −1+32t−12t3=0すなわちt3−3t+2=0すなわち(t−1)2(t+2)=0.\displaystyle -1+\frac32t-\frac12t^3=0 \text{すなわち} t^3-3t+2=0 \text{すなわち} (t-1)^2(t+2)=0. したがってパラメータは t=1,−2t=1,-2 である。これらを(1)に代入すると、異なる2つの法線は x+y−12=0,x−2y+4=0.\displaystyle \boxed{x+y-\frac12=0},\qquad \boxed{x-2y+4=0}.

agraph{(3)} 点 (X,Y)(X,Y) を通る法線のパラメータ tt は X+tY−t32=0,すなわちf(t)=t3−2Yt−2X=0\displaystyle X+tY-\frac{t^3}{2}=0, \quad\text{すなわち}\quad f(t)=t^3-2Yt-2X=0 を満たす。X≠0X\ne0 なので t=0t=0 は根でなく、すべての根は(1)で許されるパラメータである。また、異なる tt は傾き −1/t-1/t の異なる法線に対応する。従って、条件はこの三次方程式がちょうど2つの異なる実根をもつことである。

その2根を rr(重根)と ss(単根)とする。f(t)f(t) の t2t^2 の係数は0なので、解と係数の関係から 2r+s=02r+s=0、すなわち s=−2rs=-2r である。よって f(t)=(t−r)2(t+2r)=t3−3r2t+2r3.f(t)=(t-r)^2(t+2r)=t^3-3r^2t+2r^3. これを t3−2Yt−2Xt^3-2Yt-2X と係数比較すると 2Y=3r2,X=−r3.2Y=3r^2,\qquad X=-r^3. 従って 8Y3=8(32r2)3=27r6=27X2.\displaystyle 8Y^3=8\left(\frac32r^2\right)^3=27r^6=27X^2. よって必要条件は 27X2=8Y327X^2=8Y^3 である。

逆に X≠0X\ne0 かつ 27X2=8Y327X^2=8Y^3 とする。実数 rr を r3=−Xr^3=-X によって定めると r≠0r\ne0 である。また、X2=r6X^2=r^6 より Y3=278r6=(32r2)3,\displaystyle Y^3=\frac{27}{8}r^6=\left(\frac32r^2\right)^3, したがって Y=32r2\displaystyle Y=\frac32r^2 となる。ゆえに f(t)=t3−3r2t+2r3=(t−r)2(t+2r)f(t)=t^3-3r^2t+2r^3=(t-r)^2(t+2r) となり、根は rr と −2r-2r のちょうど2つで、いずれも0ではない。これらは異なる法線を与える。従って求める条件は 27X2=8Y3(X≠0).\boxed{27X^2=8Y^3\quad(X\ne0)}.

この問題で使う考え方

  • 多項式の導関数
  • 接線の方程式
  • 直線の方程式
  • 高次方程式
  • 解と係数の関係
  • 剰余・因数定理

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