接点の x 座標を t とする。曲線 y=x3−x の t における接線は y=(3t2−1)(x−t)+t3−t=(3t2−1)x−2t3. これが P(a,b) を通る条件は H(t):=2t3−3at2+(a+b)=0. その3根が α,β,γ である。
(1) H(t)/2=t3−23at2+0t+2a+b に解と係数の関係を用いると α+β+γ=23a,αβ+βγ+γα=0,αβγ=−2a+b.
(2) 重心の x 座標は (α+β+γ)/3=a/2 である。また α3+β3+γ3=(α+β+γ)3−3(α+β+γ)(αβ+βγ+γα)+3αβγ=827a3−23(a+b). 従って 3f(α)+f(β)+f(γ)=3α3+β3+γ3−(α+β+γ)=89a3−a−2b. ゆえに G=(a/2,9a3/8−a−b/2) である。
(3) G の x 座標が正である条件は a>0 である。このとき H′(t)=6t(t−a) より、H は t<0 で増加、0<t<a で減少、t>a で増加する。従って H が相異なる3実根をもつ条件は、極大値 H(0)=a+b が正、極小値 H(a)=a+b−a3 が負となること、すなわち −a<b<a3−a である。さらに G の y 座標が負となる条件は 89a3−a−2b<0であるための必要十分条件はb>49a3−2a. 下限候補 −a と 49a3−2a の差は (49a3−2a)−(−a)=a(49a2−1), なので両者は a=2/3 で入れ替わる。また 49a3−2a<a3−a は 0<a<2/5 と同値である。従って求める領域は {0<a≦32, −a<b<a3−a}または{32<a<52, 49a3−2a<b<a3−a}. 図では、上側境界 b=a3−a と、下側境界 b=−a(0<a≦2/3)、b=49a3−2a(2/3<a<2/5)の間を塗る。境界は不等号が厳しいため含まれない。境界の接続点は (2/3,−2/3)、右端の極限点は (2/5,−2/(55)) である。
% Sketch for the region required in part (3). Coordinates use a simple % picture environment; both boundary arcs are excluded as stated in the proof.