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自治医科大学/2015年度/前期

自治医科大学 2015年 数学 第23問解答・解説

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1問題

自治医科大学2015年度第23問

3次方程式 x3+bx2+cx+d=0x^3+bx^2+cx+d=0(b,c,db,c,d は実数)は,すべて異なる3つの実数解 α,β,γ\alpha,\beta,\gamma(α<β<γ\alpha<\beta<\gamma)をもつとする。α+β+γ=3\alpha+\beta+\gamma=3,α2+β2+γ2=9\alpha^2+\beta^2+\gamma^2=9,αβγ=k\alpha\beta\gamma=k であるとき,kk のとりうる値の範囲は,−p<k<0-p<k<0(pp は正の実数)となる。pp の値を求めよ。   選択肢:㋐ 00,㋕ 11,㋚ 22,㋟ 33,㋤ 44。   ㋩ 55,㋮ 66,㋳ 77,㋶ 88,㋻ 99。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

解と係数の関係で二次の対称式を求め、根を1だけ平行移動して得る三次関数の増減から、異なる3実根をもつ定数の範囲を調べる。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • p=4p=4\quad (選択肢\quad ナ\quad )

4解答

解答を見る途中式つきの解答

解と係数の関係より, αβ+βγ+γα=(α+β+γ)2−(α2+β2+γ2)2=9−92=0\displaystyle \alpha\beta+\beta\gamma+\gamma\alpha =\frac{(\alpha+\beta+\gamma)^2-(\alpha^2+\beta^2+\gamma^2)}{2} =\frac{9-9}{2}=0 である。したがって,3つの解をもつ方程式は (x−α)(x−β)(x−γ)=x3−3x2−k=0(x-\alpha)(x-\beta)(x-\gamma)=x^3-3x^2-k=0 と書ける。ここで x=y+1x=y+1 とおくと y3−3y−(k+2)=0y^3-3y-(k+2)=0 となる。よって,f(y)=y3−3yf(y)=y^3-3y とおけば,この方程式が異なる3つの実数解をもつ条件は,f(y)=k+2f(y)=k+2 が異なる3つの実数解をもつことである。

f′(y)=3(y2−1)f'(y)=3(y^2-1) より,ff は y<−1y<-1 で増加し,−1<y<1-1<y<1 で減少し,y>1y>1 で増加する。また,f(−1)=2f(-1)=2,f(1)=−2f(1)=-2 である。したがって,水平線 f(y)=cf(y)=c が3つの異なる交点をもつのは −2<c<2-2<c<2 のときに限る。端点では f(y)−2=(y−2)(y+1)2,f(y)+2=(y+2)(y−1)2f(y)-2=(y-2)(y+1)^2,\qquad f(y)+2=(y+2)(y-1)^2 となり,それぞれ重解をもつ。

以上から −2<k+2<2-2<k+2<2 すなわち −4<k<0-4<k<0 である。よって p=4p=4(選択肢ナ)。

この問題で使う考え方

  • 解と係数の関係
  • 高次方程式
  • 多項式の導関数
  • 導関数と増減

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