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自治医科大学/2015年度/前期

自治医科大学 2015年 数学 第12問解答・解説

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1問題

自治医科大学2015年度第12問

数列 {an}\{a_n\} は,a1=1a_1=1,an+1=13an+4\displaystyle a_{n+1}=\frac{1}{3}a_n+4 を満たしている。Sn=∑k=1nak\displaystyle S_n=\sum\limits _{k=1}^{n}a_k とするとき,lim⁡n→∞Snn\displaystyle \lim\limits _{n\to\infty}\frac{S_n}{n} の値を求めよ。   選択肢:㋐ 00,㋕ 11,㋚ 22,㋟ 33,㋤ 44。   ㋩ 55,㋮ 66,㋳ 77,㋶ 88,㋻ 99。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

漸化式の定数解6からの差を等比数列として一般項を求め、有限等比和を計算する。得られた平均と6との差を 15/(2n) で挟み、極限を決める。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (マ) 6

4解答

解答を見る途中式つきの解答

漸化式の定数項を消すため,bn=an−6b_n=a_n-6 とおく。すると bn+1=an+1−6=13an+4−6=13(an−6)=13bn,b1=−5.\displaystyle b_{n+1}=a_{n+1}-6=\frac{1}{3}a_n+4-6=\frac{1}{3}(a_n-6)=\frac{1}{3}b_n,\qquad b_1=-5. したがって,この関係を繰り返すと bn=−5(13)n−1\displaystyle b_n=-5\left(\frac{1}{3}\right)^{n-1} であり, an=6−53n−1.\displaystyle a_n=6-\frac{5}{3^{n-1}}. よって,有限等比数列の和の公式から Sn=∑k=1n(6−53k−1)=6n−51−(1/3)n1−1/3=6n−152(1−3−n).\displaystyle S_n=\sum\limits _{k=1}^{n}\left(6-\frac{5}{3^{k-1}}\right) =6n-5\frac{1-(1/3)^n}{1-1/3} =6n-\frac{15}{2}(1-3^{-n}). したがって Snn=6−152n(1−3−n).\displaystyle \frac{S_n}{n}=6-\frac{15}{2n}(1-3^{-n}). n≧1n\geq 1 では 0<1−3−n<10<1-3^{-n}<1 だから 0<152n(1−3−n)<152n.\displaystyle 0<\frac{15}{2n}(1-3^{-n})<\frac{15}{2n}. 右端は n→∞n\to\infty で 00 に近づくので,差の項も 00 に近づく。ゆえに lim⁡n→∞Snn=6.\displaystyle \lim\limits _{n\to\infty}\frac{S_n}{n}=6. 選択肢では 66 に対応する記号は マ\text{マ} である。

この問題で使う考え方

  • 漸化式
  • 等比数列の一般項と和
  • 総和記号と数列の和
  • 数列の極限

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