関西医科大学 2021 大問Ⅲ — 解答(A)
a1=131,5an+1=10an−an+1an. a1>0 であり、漸化式を an+1=5+an10an と変形すれば、すべての n で an>0 である。
(1) a2,a3,a4
順に漸化式へ代入して a2=5+1/1310/13=335,a3=5+5/3310(5/33)=175,a4=5+5/1710(5/17)=95. いずれも既約分数である。
(2) 一般項
bn=1/an とおく。an>0 なので定義でき、漸化式から bn+1=10an5+an=21bn+101. 定数 1/5 を引くと bn+1−51=21(bn−51). また b1=13 だから bn−51=(13−51)(21)n−1=564(21)n−1. 従って bn=51+27−n,an=1+27−n5=2n−1+645⋅2n−1.
(3) 極限と am=α/2
一般項から α=n→∞liman=n→∞lim2n−1+645⋅2n−1=5. am=α/2=5/2 とすると 2m−1+645⋅2m−1=25すなわち2m−1=64=26. よって α=5,m=7.
(4) 対称な項と平均
m=7 を使い、1≦k<7 に対して一般項を計算すると a7−k=1+2k5,a7+k=1+2−k5=1+2k5⋅2k. 従って am−k+am+k=a7−k+a7+k=5=α. また a7=α/2=5/2。i=1,…,13 の項を (a7−k,a7+k) (k=1,…,6) の6組と中央項 a7 に分けると i=1∑13ai=6α+2α=213α=265. したがって 2m−11i=1∑2m−1ai=131⋅265=25.
使用解法
正項性を確かめて逆数列を導入し、一次漸化式を等比数列に直して一般項を得た。極限と am=α/2 を一般項から求め、指数の対称性で和と平均を計算した。