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岐阜大学/2001年度

岐阜大学 2001年 数学 第4問解答・解説

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1問題

岐阜大学2001年度第4問

以下の問に答えよ。(配点比率20%)

(1) xy平面上の2つの曲線 y = x^3 - x^2 - x + 1 と y = 1 - x^2 のグラフを描き, 連立不等式 {(y - x^3 + x^2 + x - 1)(y - 1 + x^2) ≦ 0, -1 ≦ x ≦ 1} の表す領域を斜線で示せ。

(2) (1)の斜線部の領域をx軸のまわりに1回転して得られる回転体の体積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

曲線の差の符号で上下関係と領域を定め、回転体断面の二乗差をxと−xで対にして積分する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) −1≦x≦0: 1−x2≦y≦x3−x2−x+1;0≦x≦1: x3−x2−x+1≦y≦1−x2.(1)\space{}-1\le x\le0:\space{}1-x^2\le y\le x^3-x^2-x+1;\quad 0\le x\le1:\space{}x^3-x^2-x+1\le y\le1-x^2.
    (2) V=2π3\displaystyle (2)\space{}V=\frac{2\pi}{3}

4解答

解答を見る途中式つきの解答

f(x)=x3−x2−x+1f(x)=x^3-x^2-x+1、g(x)=1−x2g(x)=1-x^2 とおくと f(x)=(1−x)2(1+x),g(x)=(1−x)(1+x),f(x)−g(x)=x3−x.f(x)=(1-x)^2(1+x),\qquad g(x)=(1-x)(1+x),\qquad f(x)-g(x)=x^3-x. 従って両曲線の交点は (−1,0),(0,1),(1,0)(-1,0),(0,1),(1,0) である。−1<x<0-1<x<0 では x3−x>0x^3-x>0 より f(x)>g(x)f(x)>g(x)、0<x<10<x<1 では f(x)<g(x)f(x)<g(x)。また gg は頂点 (0,1)(0,1) の下向き放物線であり、f′(x)=(3x+1)(x−1)f'(x)=(3x+1)(x-1) だから、ff は x=−13\displaystyle x=-\frac13 で極大値 3227\displaystyle \frac{32}{27} をとり、(−1,0)(-1,0) から上昇し、(0,1)(0,1) を通って (1,0)(1,0) まで下降する。与えられた積の不等式は yy が2曲線の間にあることを表す。すなわち −1≦x≦0-1\le x\le0 では下側が gg、上側が ff、0≦x≦10\le x\le1 では下側が ff、上側が gg であり、この部分を斜線で示す。

(2) −1≦x≦1-1\le x\le1 の範囲で f(x),g(x)≧0f(x),g(x)\ge0 である。0≦x≦10\le x\le1 に対して d=x−x3=x(1−x2)≧0d=x-x^3=x(1-x^2)\ge0 とおくと f(x)=g(x)−d,f(−x)=g(x)+d.f(x)=g(x)-d,\qquad f(-x)=g(x)+d. xx と −x-x の位置にある領域の断面を合わせると、回転体の体積は V=π∫01{g(x)2−f(x)2+f(−x)2−g(x)2}dx=π∫01{(g(x)+d)2−(g(x)−d)2}dx=4π∫01x(1−x2)2dx.\displaystyle \begin{aligned} V&=\pi\int_0^1\left\{g(x)^2-f(x)^2+f(-x)^2-g(x)^2\right\}dx\\ &=\pi\int_0^1\left\{(g(x)+d)^2-(g(x)-d)^2\right\}dx\\ &=4\pi\int_0^1x(1-x^2)^2dx. \end{aligned} u=1−x2u=1-x^2 と置くと V=2π∫01u2du=2π3.\displaystyle V=2\pi\int_0^1u^2du=\frac{2\pi}{3}.

この問題で使う考え方

  • 二次関数のグラフと頂点
  • 三次の乗法・因数分解公式
  • 多項式の導関数
  • 導関数と増減
  • 不等式の表す領域
  • 不定積分・定積分の性質
  • 定積分による体積

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