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順天堂大学/2026年度/一般選抜A方式

順天堂大学 2026年 数学 第II問解答・解説

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1問題

順天堂大学2026年度第II問

の空欄に適する解答をマークせよ。ただし, 同じ記号の空欄がある場合は同一の値がはいる。また, エ〜ケに当てはまるものを選択肢(A)〜(D)から選べ。

(1) 楕円 x2+2y2=4x^{2}+2y^{2}=4 を xx 軸方向に1, yy 軸方向に −2-2 だけ平行移動した楕円の方程式は x2+2y2−アx+イy+ウ=0x^{2}+2y^{2}-\boxed{\text{ア}}x+\boxed{\text{イ}}y+\boxed{\text{ウ}}=0 である。

(2) 座標平面上の点 (x,y)(x,y) を原点中心に θ\theta 回転して得られる点の座標を (X,Y)(X,Y) とする。複素数平面上で点 X+iYX+iY と点 x+iyx+iy を考えると, X+iY=(α+iβ)(x+iy)X+iY=(\alpha+i\beta)(x+iy) となる。ここで, α=エ, β=オ\alpha=\boxed{\text{エ}},\ \beta=\boxed{\text{オ}} である。これより, X=ax+by,Y=cx+dy(1)X=ax+by,\quad Y=cx+dy\tag{1} を得る。ここで, a=カ, b=キ, c=ク, d=ケa=\boxed{\text{カ}},\ b=\boxed{\text{キ}},\ c=\boxed{\text{ク}},\ d=\boxed{\text{ケ}} である。

選択肢: (A) sin⁡θ\sin\theta  (B) −sin⁡θ-\sin\theta  (C) cos⁡θ\cos\theta  (D) −cos⁡θ-\cos\theta。

(3) 曲線 C1:3x2+43xy−y2−(12+43)x+(2−83)y−4+83=0C_{1}:3x^{2}+4\sqrt{3}xy-y^{2}-(12+4\sqrt{3})x+(2-8\sqrt{3})y-4+8\sqrt{3}=0 について考える。曲線 C1C_{1} は原点に関して対称な曲線 C2:3x2+43xy−y2=コサC_{2}:3x^{2}+4\sqrt{3}xy-y^{2}=\boxed{\text{コサ}} を xx 軸方向に シ\boxed{\text{シ}}, yy 軸方向に ス\boxed{\text{ス}} だけ平行移動した曲線である。また, (2)の(1)を用いると, 曲線 C2C_{2} は xx 軸および yy 軸に関して対称な曲線 C3:セx2−ソy2=コサC_{3}:\boxed{\text{セ}}x^{2}-\boxed{\text{ソ}}y^{2}=\boxed{\text{コサ}} を原点の周りに π6\displaystyle \frac{\pi}{6} 回転した曲線であることがわかる。曲線 C3C_{3} は焦点 (±タチ,0)\left(\pm\boxed{\text{タ}}\sqrt{\boxed{\text{チ}}},0\right), 漸近線 y=±ツテトx\displaystyle y=\pm\frac{\sqrt{\boxed{\text{ツテ}}}}{\boxed{\text{ト}}}x を持つ双曲線である。したがって, 曲線 C1,C2C_{1},C_{2} も双曲線であり, C1C_{1} の漸近線はともに点 (ナ,ニ)\left(\boxed{\text{ナ}},\boxed{\text{ニ}}\right) を通り, 傾きがそれぞれ ヌネ±ノハ\boxed{\text{ヌ}}\sqrt{\boxed{\text{ネ}}}\pm\sqrt{\boxed{\text{ノハ}}} で与えられる2直線である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

平行移動では座標を逆に置き換え、二次式は回転座標へ直接代入して標準形に直す。焦点・漸近線は標準形から計算し、直線の傾きも座標変換で求める。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) ア=2, イ=8, ウ=5(2) エ=(C), オ=(A), カ=(C), キ=(B), ク=(A), ケ=(C)(3) コサ=15, シ=2, ス=1, セ=5, ソ=3, タ=2, チ=2, ツテ=15, ト=3, ナ=2, ニ=1, ヌ=2, ネ=3, ノハ=15\begin{gathered} (1)\space{}\text{ア}=2,\space{}\text{イ}=8,\space{}\text{ウ}=5\\ (2)\space{}\text{エ}=(C),\space{}\text{オ}=(A),\space{}\text{カ}=(C),\space{}\text{キ}=(B),\space{}\text{ク}=(A),\space{}\text{ケ}=(C)\\ (3)\space{}\text{コサ}=15,\space{}\text{シ}=2,\space{}\text{ス}=1,\space{}\text{セ}=5,\space{}\text{ソ}=3,\space{}\text{タ}=2,\space{}\text{チ}=2,\space{}\text{ツテ}=15,\space{}\text{ト}=3,\space{}\text{ナ}=2,\space{}\text{ニ}=1,\space{}\text{ヌ}=2,\space{}\text{ネ}=3,\space{}\text{ノハ}=15 \end{gathered}

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 移動後の座標を (x,y)(x,y) とすると,移動前の座標は (x−1,y+2)(x-1,y+2) である。したがって,移動後の楕円は (x−1)2+2(y+2)2=4(x-1)^2+2(y+2)^2=4 であり,展開して x2+2y2−2x+8y+5=0x^2+2y^2-2x+8y+5=0 を得る。よって,ア=2=2,イ=8=8,ウ=5=5 である。

(2) 原点中心に反時計回りに角 θ\theta だけ回転する複素数の積は cos⁡θ+isin⁡θ\cos\theta+i\sin\theta だから,α=cos⁡θ\alpha=\cos\theta,β=sin⁡θ\beta=\sin\theta である。また, (cos⁡θ+isin⁡θ)(x+iy)=(xcos⁡θ−ysin⁡θ)+i(xsin⁡θ+ycos⁡θ)(\cos\theta+i\sin\theta)(x+iy)=(x\cos\theta-y\sin\theta)+i(x\sin\theta+y\cos\theta) より,a=cos⁡θa=\cos\theta,b=−sin⁡θb=-\sin\theta,c=sin⁡θc=\sin\theta,d=cos⁡θd=\cos\theta となる。したがって選択肢は,エが (C),オが (A),カが (C),キが (B),クが (A),ケが (C) である。

(3) Q(x,y)=3x2+43xy−y2Q(x,y)=3x^2+4\sqrt{3}xy-y^2 とおく。直接展開すると Q(x−2,y−1)=Q(x,y)−(12+43)x+(2−83)y+11+83Q(x-2,y-1)=Q(x,y)-(12+4\sqrt{3})x+(2-8\sqrt{3})y+11+8\sqrt{3} である。よって,C1C_1 の左辺は Q(x−2,y−1)−15Q(x-2,y-1)-15 となり,C1C_1 は Q=15Q=15 を (2,1)(2,1) だけ平行移動した曲線である。したがって,C2C_2 の右辺はコサ=15=15,移動量はシ=2=2,ス=1=1 である。

C2C_2 の点 (x,y)(x,y) を原点中心に π/6\pi/6 回転する前の点を (u,v)(u,v) とする。(2)より x=32u−12v,y=12u+32v\displaystyle x=\frac{\sqrt{3}}2u-\frac12v,\qquad y=\frac12u+\frac{\sqrt{3}}2v である。これを QQ に代入して整理すると Q(x,y)=5u2−3v2Q(x,y)=5u^2-3v^2 となる。したがって,回転前の曲線は 5u2−3v2=155u^2-3v^2=15,すなわち u23−v25=1\displaystyle \frac{u^2}{3}-\frac{v^2}{5}=1 である。よってセ=5=5,ソ=3=3 である。この双曲線の焦点距離を cc とすると,標準形の関係 c2=3+5=8c^2=3+5=8 より c=22c=2\sqrt{2} だから,タ=2=2,チ=2=2 である。また,漸近線は u2/3−v2/5=0u^2/3-v^2/5=0 より v=±5/3 u=±(15/3)uv=\pm\sqrt{5/3}\,u=\pm(\sqrt{15}/3)u である。したがってツテ=15=15,ト=3=3 となる。

この直線の傾きを m=±15/3m=\pm\sqrt{15}/3 とすると,回転後の傾きは yx=u/2+v3/2u3/2−v/2=1/3+m1−m/3\displaystyle \frac{y}{x}=\frac{u/2+v\sqrt{3}/2}{u\sqrt{3}/2-v/2} =\frac{1/\sqrt{3}+m}{1-m/\sqrt{3}} である。m=15/3m=\sqrt{15}/3 のときこれは 23+152\sqrt{3}+\sqrt{15},m=−15/3m=-\sqrt{15}/3 のときは 23−152\sqrt{3}-\sqrt{15} となる(各分母を有理化すれば確かめられる)。回転で中心は原点のままなので,C2C_2 の漸近線は原点を通り,C1C_1 はこれを (2,1)(2,1) だけ平行移動した曲線である。したがって C1C_1 の漸近線はともに (2,1)(2,1) を通り,傾きは 23±152\sqrt{3}\pm\sqrt{15} である。よってナ=2=2,ニ=1=1,ヌ=2=2,ネ=3=3,ノハ=15=15 である。

この問題で使う考え方

  • 三角関数の加法定理
  • 三角関数の相互関係
  • 複素数平面
  • 楕円
  • 双曲線

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