長崎大学/2020年度/前期
長崎大学 2020年 数学 第3問解答・解説
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1問題
以下はそれぞれ個別の問題である。各問いに答えよ。
(1) で定義された関数 がある。 を の式で表し、 の最大値および最小値を求めよ。また、そのときの の値を求めよ。
(2) 不等式 を解け。
(3) 0でなく、かつ1でもない複素数 に対して、複素数平面上に3点 をとる。点 が線分 を の比に分けるとき、 は実数ではないことを示せ。
(4) に対して、 とする。このとき、 および の値を求めよ。また、すべての自然数 に対して、 は4の倍数ではない偶数であることを証明せよ。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2考え方
考え方を見る解き方の方針だけを確かめる
各小問を独立に処理し、三角関数は u=cos x に置換、対数不等式は真数条件を確認して同値変形、複素数の内分条件は複素数表示に代入、数列は漸化式と数学的帰納法で処理した。
3答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
または
はすべての自然数 n について4の倍数ではない偶数。数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
4解答
解答を見る途中式つきの解答
(1) とおくと、 である。倍角・加法定理より とおけば、 である。したがって は および で減少し、 で増加する。端点と極値候補での値は である。よって最大値は で、 より 、最小値は で、 より である(いずれも )。
(2) 定義域は である。また なので、この対数の真数は常に正である。 底2の対数関数は増加関数であるから、もとの不等式は、定義域 のもとで と同値である。整理すると よって解は または である。
(3) より、点 の複素数表示は である。したがって なので両辺に を掛けてよく、整理すると なら 、 なら となり、いずれも条件に反する。よって である。このとき右辺 は負である。 が実数なら左辺は実数の平方として0以上になるため矛盾する。ゆえに は実数ではない。
(4) なので、 はともに方程式 を満たし、 である。したがって であり、すべての について が成り立つ。ここで各 について ( は整数)となることを示す。 では で成立する。( は整数)と仮定すると、 となり、同じ形である。数学的帰納法によりすべての自然数 で は4で割ると2余る。したがって は偶数であり、4の倍数ではない。
この問題で使う考え方
- 二倍角の公式
- 三角関数の加法定理
- 三角関数の相互関係
- 多項式の導関数
- 導関数と増減
- 対数とその性質
- 対数関数のグラフ・増減
- 内分・外分点
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