(1) 放物線 C を表す関数を f(x)=x2 とすると f′(x)=2x である。したがって、点 Q(s,s2) における接線は y−s2=2s(x−s),すなわちy=2sx−s2. である。これが P(t,t−1) を通るから t−1=2st−s2,s2−2ts+t−1=0. よって、この二次方程式の2解 s1,s2 について、解と係数の関係から s1+s2=2t,s1s2=t−1. なお、判別式は (−2t)2−4(t−1)=4{(t−21)2+43}>0 であるから、すべての実数 t に対して異なる接点がある。
(2) 直線 Q1Q2 の傾きは s2−s1s22−s12=s1+s2=2t. その切片を b とすると、Q1 を通ることから b=s12−2ts1=−(t−1)=1−t となる。したがって Q1Q2:y=2tx+1−t.
(3) (2)の式を y=1+t(2x−1) と書けば、x=21 のとき y=1 となり、t によらず直線 Q1Q2 は N(21,1) を通る。線分 Q1Q2 の中点の座標は M=(2s1+s2,2s12+s22)=(t,2(s1+s2)2−2s1s2)=(t,2t2−t+1). N=M なら、x座標から t=21 であり、このときy座標も 2⋅41−21+1=1 となる。よって求める値は t=21 である。
(4) 直線 Q1Q2 と放物線 C との差は (2tx+1−t)−x2=−(x−s1)(x−s2)=(x−s1)(s2−x). これは s1≦x≦s2 で0以上である。したがって、d=s2−s1 とおくと S=∫s1s2(x−s1)(s2−x)dx=∫0du(d−u)du=6d3. また d=(s1+s2)2−4s1s2=2t2−t+1, ゆえに S=34(t2−t+1)3/2. ここで t2−t+1=(t−21)2+43 であり、右辺は t=21 のとき最小となる。よって S もこのとき最小で、そのときの P の座標は P(21,21−1)=P(21,−21) (最小値は S=23 である。)