問題の確認 原本PDF p. 1とOCRを確認した。問題は A=(11−5−1),E=(1001) について、(1) A2,A4、(2) A3+2A2+4A+8E、(3) E+21A+(21A)2+⋯+(21A)2001 を求めるものである。
(1) A2,A4 行列の積を計算すると A2=(11−5−1)(11−5−1)=(1−51−1−5+5−5+1)=(−400−4)=−4E. したがって A4=(A2)2=(−4E)2=16E=(160016).
(2) A3+2A2+4A+8E A2=−4E より A3=AA2=−4A なので、 A3+2A2+4A+8E=−4A−8E+4A+8E=O=(0000).
(3) 有限和 B=21A とおくと、(1)より B2=41A2=−E,B3=−B,B4=E. 従って4項ごとに B4q+B4q+1+B4q+2+B4q+3=B4q(E+B+B2+B3)=E+B−E−B=O. k=0,…,1999 は500組に分けられ、和は O。残る2項は B2000+B2001=E+B だから、 E+21A+(21A)2+⋯+(21A)2001=k=0∑2001Bk=E+B=E+21A=(1001)+21(11−5−1)=(2321−2521).
単元・方法・テーマ 単元:高校数学「行列」。 方法:行列積の計算、A2=−4E を使った累乗の簡約、B=(1/2)A の4周期を用いた有限和の組分け。 定理・性質:行列積の結合法則・分配法則、単位行列の性質。 テーマ:高次の行列累乗、行列多項式、行列べきの周期性。