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名古屋大学/2006年度

名古屋大学 2006年 数学 第2問解答・解説

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1問題

名古屋大学2006年度第2問

s を実数とする。(u_1, v_1) = (s, 1) とし,(u_n, v_n) (n ≧ 2) を次の漸化式で定める。 (u_n, v_n)^T = [[1, -2], [2, -1]] (u_{n-1}, v_{n-1})^T s が実数全体を動くとき,(u_n, v_n) が描く xy 平面上の図形を ℓ_n とする。

(1) 図形 ℓ_n (n ≧ 1) の方程式を求めよ。

(2) ℓ_{2k-1} (k は正の整数) と y 軸との交点を中心とし,ℓ_{2k} に接する円の方程式を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    ℓ2k−1:y=(−3)k−1,ℓ2k:y=2x+3(−3)k−1(k≧1)\ell_{2k-1}:y=(-3)^{k-1},\quad \ell_{2k}:y=2x+3(-3)^{k-1}\quad(k\ge1)
  • (2)
    x2+(y−(−3)k−1)2=45 9k−1\displaystyle x^2+(y-(-3)^{k-1})^2=\frac45\,9^{k-1}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

遷移行列 M=(1−22−1)M=\begin{pmatrix}1&-2\\2&-1\end{pmatrix} を計算すると M2=(−300−3)=−3I.M^2=\begin{pmatrix}-3&0\\0&-3\end{pmatrix}=-3I. 従って (u2k−1,v2k−1)=(−3)k−1(s,1),(u2k,v2k)=(−3)k−1(s−2, 2s−1).(u_{2k-1},v_{2k-1})=(-3)^{k-1}(s,1),\qquad (u_{2k},v_{2k})=(-3)^{k-1}(s-2,\,2s-1). ss は任意の実数である。奇数番目ではx座標が動きyは一定なので ℓ2k−1:y=c\ell_{2k-1}:y=c、偶数番目では y=2x+3cy=2x+3c、ただし c=(−3)k−1c=(-3)^{k-1}。

奇数直線とy軸の交点は中心 C=(0,c)C=(0,c)。偶数直線を 2x−y+3c=02x-y+3c=0 と書くと、Cから直線までの距離は r=∣2(0)−c+3c∣22+(−1)2=2∣c∣5.\displaystyle r=\frac{|2(0)-c+3c|}{\sqrt{2^2+(-1)^2}} =\frac{2|c|}{\sqrt5}. 従って求める円は x2+(y−c)2=r2=4c25=45 9k−1.\displaystyle x^2+(y-c)^2=r^2=\frac{4c^2}{5} =\frac45\,9^{k-1}.

この問題で使う考え方

  • 行列の累乗
  • 偶奇による一般項
  • 媒介変数消去
  • 点と直線の距離

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