本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

徳島大学/2011年度/前期

徳島大学 2011年 数学 第4問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

徳島大学2011年度第4問

X=14(6225226),Y=(−133−2)\displaystyle X=\frac{1}{4}\begin{pmatrix}\sqrt{6}&2\sqrt{2}\\5\sqrt{2}&2\sqrt{6}\end{pmatrix},\quad Y=\begin{pmatrix}-1&\sqrt{3}\\\sqrt{3}&-2\end{pmatrix} のとき A=XYA=XY とする。行列 An (n=1,2,3,…)A^n\ (n=1,2,3,\ldots) の表す移動によって,点 (−108,3×108)(-10^8,\sqrt{3}\times10^8) が点 PnP_n に移るとする。log⁡102=0.3010\log_{10}2=0.3010 として,次の問いに答えよ。

(1) A=k(cos⁡θ−sin⁡θsin⁡θcos⁡θ)A=k\begin{pmatrix}\cos\theta&-\sin\theta\\\sin\theta&\cos\theta\end{pmatrix} を満たす kk と θ\theta を求めよ。ただし,k>0k>0 とし,θ\theta は 0≦θ<2π0\leq\theta<2\pi とする。

(2) 点 PnP_n が中心 (0,0)(0,0),半径 11 の円の内部にある nn のうちで,最小の nn の値を求めよ。

(3) 不等式 28<x2+y2<215,y>∣x∣2^8<\sqrt{x^2+y^2}<2^{15},\quad y>|x| の表す領域を DD とする。点 PnP_n が DD 内にある nn の値をすべて求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) k
    1/2\sqrt{2}
  • (1) θ
    π/6
  • (2)
    56

3解答

解答を見る途中式つきの解答

X,Yを掛けると A=XY=14(6−226)=12(32−121232).\displaystyle A=XY=\frac14\begin{pmatrix}\sqrt6&-\sqrt2\\ \sqrt2&\sqrt6\end{pmatrix} =\frac1{\sqrt2}\begin{pmatrix}\frac{\sqrt3}{2}&-\frac12\\[2pt]\frac12&\frac{\sqrt3}{2}\end{pmatrix}. したがって k=1/2k=1/\sqrt2、cos⁡θ=3/2, sin⁡θ=1/2\cos\theta=\sqrt3/2,\ \sin\theta=1/2 より θ=π/6\theta=\pi/6。 初期点の原点からの距離は 2×1082\times10^8、偏角は 2π/32\pi/3 であるから ∣Pn∣=2×108 2−n/2,arg⁡Pn≡2π3+nπ6(mod2π).\displaystyle |P_n|=2\times10^8\,2^{-n/2},\qquad \arg P_n\equiv\frac{2\pi}{3}+\frac{n\pi}{6}\pmod{2\pi}. (2) ∣Pn∣<1|P_n|<1 は n>2(8+0.3010)/0.3010≃55.16n>2(8+0.3010)/0.3010\simeq55.16 と同値なので最小値は 5656。 (3) 28<∣Pn∣<2152^8<|P_n|<2^{15} より 8<1+80.3010−n2<15,\displaystyle 8<1+\frac{8}{0.3010}-\frac n2<15, 従って整数 nn は 26≦n≦3926\le n\le39。また y>∣x∣y>|x| は偏角が π/4\pi/4 と 3π/43\pi/4 の間にあることを表す。偏角の式から n≡10,11,0(mod12)n\equiv10,11,0\pmod{12}。この範囲との共通部分は n=34,35,36n=34,35,36。

行列 AA は倍率 12\displaystyle \frac1{\sqrt2} の回転で、回転角は π6\displaystyle \frac{\pi}{6} です。初期点は長さ 2×1082\times10^8、偏角 2π3\displaystyle \frac{2\pi}{3} なので、n回後の長さは 2×108⋅2−n/22\times10^8\cdot2^{-n/2}、偏角は 2π3+nπ6\displaystyle \frac{2\pi}{3}+\frac{n\pi}{6}(2π2\pi を法として)です。(2)では長さが 11 未満となる条件を常用対数で解き、最小の整数を選びます。(3)の長さ条件は 26≦n≦3926\le n\le39 に絞られます。y>∣x∣y>|x| の偏角条件に合う剰余類は n≡10,11,0(mod12)n\equiv10,11,0\pmod{12} であり、該当するnは 34,35,3634,35,36 です。

この問題で使う考え方

  • 行列積
  • 回転と拡大縮小
  • 対数不等式
  • 偏角の周期

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。