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徳島大学/2011年度/前期

徳島大学 2011年 数学 第3問解答・解説

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1問題

徳島大学2011年度第3問

a>0a>0 とし,n=1,2,3,…n=1,2,3,\ldots とする。曲線 C1C_1 を y=ax2+n−12\displaystyle y=ax^2+n-\frac{1}{2},曲線 C2C_2 を y=log⁡xy=\log x とする。C1C_1 と C2C_2 が共有点 (p,q)(p,q) をもち,この点で共通の接線をもつとする。このとき,次の問いに答えよ。

(1) aa と (p,q)(p,q) を nn で表せ。

(2) C1, C2, xC_1,\ C_2,\ x 軸および yy 軸で囲まれた部分の面積 SnS_n を nn で表せ。

(3) (2) で求めた SnS_n に対し,lim⁡n→∞Sn+1Sn\displaystyle\lim\limits _{n\to\infty}\frac{S_{n+1}}{S_n} を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    a=1/(2e2n),(p,q)=(en,n)a=1/(2e^{2n}), (p,q)=(e^n,n)
  • (2)
    Sn=(2/3)en−1S_n=(2/3)e^n−1
  • (3)
    e

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 共有点の xx 座標を pp とする。接線の傾きが一致するので 2ap=1p,a=12p2.\displaystyle 2ap=\frac1p,\qquad a=\frac1{2p^2}. 共有点条件 ap2+n−12=log⁡p\displaystyle ap^2+n-\frac12=\log p に代入すると log⁡p=n\log p=n。従って p=en,q=n,a=12e2n.\displaystyle p=e^n,\qquad q=n,\qquad a=\frac1{2e^{2n}}.

(2) C1(x)=ax2+n−12\displaystyle C_1(x)=ax^2+n-\frac12 とおく。n≧1n\ge1 より C1(x)>0C_1(x)>0。0<x≦10<x\le1 では log⁡x≦0\log x\le0 だから下側境界は xx 軸となる。p=en>1p=e^n>1 とし、D(x)=C1(x)−log⁡xD(x)=C_1(x)-\log x(x>0x>0)とおくと、共有接線より D(p)=D′(p)=0D(p)=D'(p)=0、また D′′(x)=2a+1x2>0.\displaystyle D''(x)=2a+\frac1{x^2}>0. よって D′D' は増加し、x<px<p なら D′(x)<D′(p)=0D'(x)<D'(p)=0。従って DD は pp まで減少し、1≦x<p1\le x<p では D(x)>D(p)=0D(x)>D(p)=0。この区間では C1C_1 が上、log⁡x\log x が下の境界である。面積は Sn=∫0p(ax2+n−12)dx−∫1plog⁡x dx.\displaystyle S_n=\int_0^p\left(ax^2+n-\frac12\right)dx-\int_1^p\log x\,dx. a=1/(2p2)a=1/(2p^2)、log⁡p=n\log p=n を使うと ∫0p(ax2+n−12)dx=(n−13)p,∫1plog⁡x dx=np−p+1.\displaystyle \int_0^p\left(ax^2+n-\frac12\right)dx =\left(n-\frac13\right)p,\qquad \int_1^p\log x\,dx=np-p+1. 従って Sn=23p−1=23en−1.\displaystyle \boxed{S_n=\frac23p-1=\frac23e^n-1}.

(3) e−n→0e^{-n}\to0 だから Sn+1Sn=23e−e−n23−e−n⟶e.\displaystyle \frac{S_{n+1}}{S_n} =\frac{\frac23e-e^{-n}}{\frac23-e^{-n}} \longrightarrow \boxed{e}.

この問題で使う考え方

  • 接線の傾き条件
  • 凸性による領域比較
  • 面積積分
  • 指数因子で割る極限

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