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日本大学/2009年度/2月8日

日本大学 2009年 数学 第1問解答・解説

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1問題

日本大学2009年度第1問

以下の設問(1)~(8)については、答えだけを解答欄に書きなさい。

(1) 循環小数 1.23˙8˙1.2\dot{3}\dot{8} を分数で表しなさい。

(2) 2x2−2y2−3xy+5y−22x^{2}-2y^{2}-3xy+5y-2 を因数分解しなさい。

(3) 平面上の点 (2,3)(2,3) と直線 3x−4y=43x-4y=4 との距離を求めなさい。

(4) sin⁡(x+π3)−sin⁡(x−π3)=35\displaystyle \sin\left(x+\frac{\pi}{3}\right)-\sin\left(x-\frac{\pi}{3}\right)=\frac{3}{5} であるとき、cos⁡2x\cos 2x の値を求めなさい。

(5) xx の方程式 33x−32x+1+2=03^{3x}-3^{2x+1}+2=0 の解のうち x=0x=0 以外の解を求めなさい。

(6) 赤玉が6個、白玉が8個入った箱から4個の玉を同時に取り出すとき、白玉が3個以上含まれる確率を求めなさい。

(7) a⃗=(1,−3),  b⃗=(2,4)\vec{a}=(1,-3),\;\vec{b}=(2,4) とする。tt を実数とするとき、∣ta⃗+b⃗∣\left|t\vec{a}+\vec{b}\right| の最小値を求めなさい。

(8) {an}\{a_n\} は初項 a1=3a_1=3 である数列で、初項から第 nn 項までの和 SnS_n が Sn=n3+n2+nS_n=n^3+n^2+n である。一般項 ana_n を求めなさい。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

循環小数の差、式の展開、点と直線の距離、三角関数の加法定理、指数置換、組合せによる確率、成分によるベクトル長、部分和の差を用いて各設問を計算した。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)613495;\displaystyle (1)\quad \frac{613}{495};
    (2)(2x+y−2)(x−2y+1);(2)\quad (2x+y-2)(x-2y+1);
    (3)2;(3)\quad 2;
    (4)−1925;\displaystyle (4)\quad -\frac{19}{25};
    (5)log⁡3(1+3);(5)\quad \log_3(1+\sqrt3);
    (6)58143;\displaystyle (6)\quad \frac{58}{143};
    (7)10;(7)\quad \sqrt{10};
    (8)an=3n2−n+1.(8)\quad a_n=3n^2-n+1.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 循環小数を u=1.238‾=1.2383838…u=1.2\overline{38}=1.2383838\ldots とおくと 1000u=1238.383838…,10u=12.383838….1000u=1238.383838\ldots,\qquad 10u=12.383838\ldots. 差をとって 990u=1226990u=1226 だから、 u=1226990=613495.\displaystyle u=\frac{1226}{990}=\frac{613}{495}.

(2) 項を展開してまとめると (2x+y−2)(x−2y+1)=2x2−2y2−3xy+5y−2(2x+y-2)(x-2y+1)=2x^2-2y^2-3xy+5y-2 である。よって因数分解は (2x+y−2)(x−2y+1)(2x+y-2)(x-2y+1) である。

(3) 点 (x0,y0)(x_0,y_0) と直線 Ax+By+C=0Ax+By+C=0 の距離は ∣Ax0+By0+C∣A2+B2\displaystyle \frac{|Ax_0+By_0+C|}{\sqrt{A^2+B^2}} である。直線を 3x−4y−4=03x-4y-4=0 と書くと ∣3⋅2−4⋅3−4∣32+(−4)2=105=2.\displaystyle \frac{|3\cdot2-4\cdot3-4|}{\sqrt{3^2+(-4)^2}}=\frac{10}{5}=2.

(4) 加法定理から sin⁡(x+π3)−sin⁡(x−π3)=2cos⁡xsin⁡π3=3cos⁡x.\displaystyle \sin\left(x+\frac\pi3\right)-\sin\left(x-\frac\pi3\right)=2\cos x\sin\frac\pi3=\sqrt3\cos x. したがって cos⁡x=353=35\displaystyle \cos x=\frac{3}{5\sqrt3}=\frac{\sqrt3}{5} であり、 cos⁡2x=2cos⁡2x−1=2⋅325−1=−1925.\displaystyle \cos2x=2\cos^2x-1=2\cdot\frac3{25}-1=-\frac{19}{25}.

(5) t=3xt=3^x とおくと t>0t>0 であり、方程式は t3−3t2+2=(t−1)(t2−2t−2)=0t^3-3t^2+2=(t-1)(t^2-2t-2)=0 となる。t=1t=1 は x=0x=0 に対応する。二次式の根は 1±31\pm\sqrt3 だが、t>0t>0 より t=1+3t=1+\sqrt3 のみを採用する。したがって求める解は x=log⁡3(1+3).x=\log_3(1+\sqrt3).

(6) 4個の玉の選び方は 14C4{}_{14}C_4 通りである。白玉が3個以上となるのは、白3個・赤1個または白4個の場合なので 8C36C1+8C414C4=56⋅6+701001=4061001=58143.\displaystyle \frac{{}_8C_3{}_6C_1+{}_8C_4}{{}_{14}C_4} =\frac{56\cdot6+70}{1001}=\frac{406}{1001}=\frac{58}{143}.

(7) ベクトルの成分から ∣ta⃗+b⃗∣2=(t+2)2+(4−3t)2=10t2−20t+20=10((t−1)2+1).|t\vec a+\vec b|^2=(t+2)^2+(4-3t)^2=10t^2-20t+20=10\bigl((t-1)^2+1\bigr). よってこの二乗は t=1t=1 のとき最小値10をとるから、求める最小値は 10\sqrt{10} である。

(8) n≧2n\ge2 では an=Sn−Sn−1=n3+n2+n−((n−1)3+(n−1)2+(n−1))=3n2−n+1.a_n=S_n-S_{n-1}=n^3+n^2+n-\bigl((n-1)^3+(n-1)^2+(n-1)\bigr)=3n^2-n+1. また n=1n=1 でも右辺は3で初項に一致する。したがって一般項は an=3n2−n+1.a_n=3n^2-n+1.

この問題で使う考え方

  • 二進法・位取り記数法
  • 座標による距離
  • 三角関数の加法定理
  • 二倍角の公式
  • 有理数指数と指数法則
  • 対数とその性質
  • 高次方程式
  • 組合せ

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